大清水から尾瀬沼と燧ヶ岳
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 10:02
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 1,674m
- 下り
- 1,668m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:57
天候 | 晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・尾瀬沼周辺の木道は場所により早朝霜が降りていた。大変滑り易い。 ・小淵沢田代から大清水までは誰も見掛けず。登山道から林道に下りる時は問題ないが、林道から登山道に入る時は分かり難いと思う。 |
写真
感想
大清水駐車場には4時ちょうどに到着。アスファルト駐車場はまだ空きが十分だった。外気温は0度、路面凍結が心配な季節になってきた。支度の後4:21に行動開始。真っ暗なのでヘッドライトを点けて歩く。寒いのでペースを上げて歩き体を温める。歩き出しは手の先が冷たかった。先行者のヘッドライトが時折見える。一ノ瀬休憩所を超えたところで着ていたウィンドブレーカーを脱いでザックにしまい、熊鈴をザックに付ける。気温が低かったのでこの先凍結があったら嫌だったが、林道から登山道に入っても凍結は特になかった。良かった。凍っていると暗い時間帯は見えづらいし、木道はスケートリンク状態になってとにかく危険。でも乾燥路なら全く問題ない。三平峠の途中で夜が明けライトをザックにしまう。峠を通過し下りになると樹間から尾瀬沼と燧ヶ岳が見えるようになってきた。燧ヶ岳は日の出の時間帯で赤く染まって見えた。6:05尾瀬沼のほとりに出る。反時計回りに歩くと尾瀬沼がよく見えるところがあるのは分かっていたが、方向が違うので時計回りに沼尻を目指す。この方向に歩くと樹木に邪魔されて湖面も燧ヶ岳も見えないが、先が長いので仕方ない。それでも沼沿いの紅葉はあちこちできれいだったし、時折樹木が切れて燧ヶ岳が見えるところもあった。6:50に沼尻の休憩所に到着。以前来た時はなかった建物ができていた。途中霜が降りた木道があって慎重に進んだ。休憩所にて今日初の大休止。ここまで約2.5時間飲まず食わずだったので、座って休みつつしっかりと補給する。
休憩後に行動再開。ナデッ窪経由で燧ヶ岳を目指す。ナデッ窪は何度か歩いたことがあるがいずれも下りだった。登りで利用するのは初めて。下りで歩いた際楽じゃないな、と思っていたが、登りでもそれは同じだった。岩がゴロゴロしていたり傾斜がきつかったり。等高線を突っ切るように設けられた登山道なので、簡単に行き来させてくれないのは致し方ない。滑ったり転倒したりしないよう注意しながら進む。8:25に長英新道との分岐に至る。長いナデッ窪の終わり。約1.5時間かけて進んできた。この先も更に標高を上げつつ2つのピークを目指す。既に下りてくるハイカーとすれ違いながら進む。ナデッ窪にいた時はほぼ樹林帯で展望はなかったが、ここにきて尾瀬沼や尾瀬ヶ原が見えるようになってきた。8:39双耳峰の1つである俎グラに到着。既に登山者たくさん。写真を撮るのもひと苦労だった。風なく天気良し。薄着でいても寒さは感じなかった。ここに来るのは4月にスキーで来て以来だ。隣の柴安グラにも行くのであまりのんびりせずに行動再開。一旦下ってから登り返す。下りの途中で先日の雪が登山道上にも残っていたが滑り止めは不要だったし、周囲で使っている人も誰もいなかった。8:58柴安グラに到着。ここも人は多いが、俎グラと異なり広いので休憩に適したところはあった。尾瀬ヶ原がよく見えるところに座って休む。沼尻で休憩してから約2時間補給しなかった。水分と栄養を十分取る。相変わらず天気は良く風もない。展望は抜群。尾瀬ヶ原やその向こうに至仏山、武尊山などがよく見えた。尾瀬ヶ原に下って行くとより充実しそうだが、クルマの回収が大変なので元来た道を戻るしかない。十分に休んだ後行動再開。
柴安グラから俎グラを目指すと多くのハイカーが登ってきた。すれ違い待ちで何度も待つ。まだ9時過ぎだが既に大入りの状態だった。明日が雨予報なので今日出掛ける人が多いのだろう。俎グラ到着後定時連絡を入れたら下山開始。下り始めてもやはり人は多かった。分岐を過ぎミノブチ岳も過ぎると人は減ってきた。ようやく自分のペースで歩けるようになる。樹林帯に入り展望はなくなる。標高が下がるとドロドロで歩きにくい区間が続く。ここも過去何度か歩いたがいずれも登りだった。下の方はアップダウンが少なくて歩き易く感じた。11:05に分岐到着。2時間近くかけて下ってきた。ここからしばらくは楽できる。尾瀬沼の東岸沿いに歩く。人がグッと増えるが、軽装の観光客も見られた。景色の良いところで写真を撮りつつ進み、11:25に長蔵小屋に到着。大休止。柴安グラで補給してから2時間以上何も口にしていなかった。喉は渇いたしお腹も空いていた。ここで給水もできたが、あまり暑い日ではなかったし、手持ちの水分で乗り切れそうだったのでそのままで進む。この先朝来た道を歩いてももちろん帰れたが、小淵沢田代を目指す。尾瀬沼からは登りになる。尾瀬沼キャンプ場を横目に見つつ進む。このキャンプ場はそのうち利用してみたい。既に7時間ほど歩いた後なので登りは楽ではない。一箇所プチ渡渉があって、その際右足が滑って沢にドボン。防水素材のシューズではあったが呆気なく浸水した。我ながらちょっとあり得ない凡ミスだった。しっかり濡れたがゴールまでまだ距離も時間もあるので乾くだろう。登りが終わり下りにかかると小淵沢田代は近い。尾瀬沼を出てから全然ひとけがなくなったので、ザックに付けた熊鈴を意識的に鳴らしながら進む。12:17頃小淵沢田代到着。無人、貸し切り。好天の尾瀬でも、中心部から少し離れると無人の場所があるのは有り難い。ベンチがなかったので特に座って休むことはしなかったが、あちこち写真を撮りながら進んだ。
田代が終わると再び樹林帯歩き。下山まで事故なく歩き切るのみだ。小淵沢田代から鬼怒沼方面は一度歩いたことがあったが、途中分岐して大清水まで歩いたことはない。分岐を見逃さないようにしなければと思ったが、登山道はよく整備されていて見逃しようはなかった。南に曲がって先に進む。更にひとけはなくなる。手入れは良くされていたのでルートは分かり易い。と思ったが、途中怪しいところもあった。マーキングがほとんどないので、踏み跡が頼り。途中一箇所渡渉もあった。登山道が急激に下り始めると林道が近くなる。13:18林道に至るが、林道に出ても看板も何もなかった。林道に出る際は特に困ることはないが、反対の時ここから登山道に入るのは難しいと感じた。地図をよく見ないと通り過ぎてしまいそう。スマホなどでGPSを見ながらなら問題ないだろう。林道に出れば安全圏と言いたいところだがこの先まだ長い。ただ下り基調なので既に20km以上歩いた後でも体力的には楽だ。それに林道の周囲はあちこち紅葉がきれいだった。山中は紅葉を見ている余裕もなかったが、林道ならそれもある。ところどこ立ち止まって眺めたり写真を撮ったりしながら歩く。林道は長くてなかなかゴールに着かない。紅葉はきれいだが林道は長い。出発から10時間近く経過したのでそろそろあちこち痛くもなってきた。最後は軽くジョギングも交えつつ14:20に駐車場に到着。ほぼ10時間ぴったりの行動時間だった。この時間砂利の駐車場までクルマが入っていたが、アスファルト駐車場には空きが十分あった。後片付けして駐車場料金を支払ってから出発する。帰りの道路はあちこち渋滞がひどく、クルマの運転にかなり疲労してようやく帰宅できた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する