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Yamareco

記録ID: 606472
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ハイキング
東海

葦毛湿原 花咲く春の湖西連峰へ

2015年03月28日(土) [日帰り]
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bool その他2人
GPS
--:--
距離
4.5km
登り
322m
下り
310m

コースタイム

日帰り
山行
2:05
休憩
1:10
合計
3:15
10:45
5
スタート地点
10:50
11:05
20
11:25
11:30
25
一息峠
11:55
12:00
10
12:10
12:45
5
12:50
25
13:15
13:20
10
キスミレのコル
13:30
20
一息峠
13:50
13:55
5
葦毛湿原
14:00
ゴール地点
自宅のある浜松市から程近いので、朝も遅めの出発でした。

コースはあちこちに分岐がありますが、行先表示の案内板は必ずしもすべての分岐点にあるわけではないので、道迷いに注意が必要です。
事前にコースを確認しておくのはもちろんのこと、最新の地形図とコンパスは持参推奨です。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR豊橋駅より豊鉄バスに乗り「岩崎・葦毛湿原」バス停下車。
バス停からは案内板の指示に従って湿原入口まで徒歩約15分。

自家用車の場合は湿原入口の無料第1・第2駐車場を利用。
(行楽シーズンや休日は混雑しますので、早めの到着をおすすめします)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありません。ガレ場や鎖場もありません。

地理的にクマの危険は低そうですが、低湿地を通過しますので虫やヘビには気を付けておきましょう。

道はしっかりと踏み固められていますが、分岐が多い割に案内板が乏しいので、
登山地図とコンパスは持参しておくことを推奨します。
その他周辺情報 市街地からそれほど離れていないため、
食料品や飲み物は湿原入口までの道中のコンビニ等で調達可能です。

周辺に日帰り温泉施設はありません。
葦毛湿原(いもうしつげん)の駐車場近くのトイレ。
手前が女性用で、奥が男性用です。
(振り向いて撮影しているので、駐車場は写真奥側です)

市街地に近い自然公園ということもあってか、トイレは比較的清潔で、しかも無料で使用できます。
ここから先の登山道にはトイレがありませんのでご注意。
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葦毛湿原(いもうしつげん)の駐車場近くのトイレ。
手前が女性用で、奥が男性用です。
(振り向いて撮影しているので、駐車場は写真奥側です)

市街地に近い自然公園ということもあってか、トイレは比較的清潔で、しかも無料で使用できます。
ここから先の登山道にはトイレがありませんのでご注意。
駐車場のトイレから歩くこと約5分で、湿原入口に到着。

葦毛湿原は標高が約70mと低く住宅地に近いものの、貴重な湿生植物が数多く生育する自然の宝庫です。
木道も整備されていて、「東海のミニ尾瀬」とも呼ばれています。
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駐車場のトイレから歩くこと約5分で、湿原入口に到着。

葦毛湿原は標高が約70mと低く住宅地に近いものの、貴重な湿生植物が数多く生育する自然の宝庫です。
木道も整備されていて、「東海のミニ尾瀬」とも呼ばれています。
湿原を周回する木道を歩きます。

今回は湿原を横切った先の登山口から、湖西連峰(こさいれんぽう)ハイキングコースに入り、神石山(かみいしやま)方面へ登っていきます。
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湿原を周回する木道を歩きます。

今回は湿原を横切った先の登山口から、湖西連峰(こさいれんぽう)ハイキングコースに入り、神石山(かみいしやま)方面へ登っていきます。
春の湿原散策、ということで花を期待していたのですが、冬の寒さが長引いたせいか、まだ花盛りには早かったようです。

辛うじて咲いていたこれは……ショウジョウバカマでしょうか?
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春の湿原散策、ということで花を期待していたのですが、冬の寒さが長引いたせいか、まだ花盛りには早かったようです。

辛うじて咲いていたこれは……ショウジョウバカマでしょうか?
湿原を抜けると山道に入ります。
樹林帯の中を登り、徐々に高度を稼いでいきます。

急登ではないのですが、あまり見通しが利かない単調な道が続くので、気分的にしんどいです。
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湿原を抜けると山道に入ります。
樹林帯の中を登り、徐々に高度を稼いでいきます。

急登ではないのですが、あまり見通しが利かない単調な道が続くので、気分的にしんどいです。
湿原から20分ほどで一息峠に到着。
ベンチのある小さな広場で、この先のテレビ中継局までの中間休憩ポイントです。
水分と糖分を補給して、尾根を目指します。
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湿原から20分ほどで一息峠に到着。
ベンチのある小さな広場で、この先のテレビ中継局までの中間休憩ポイントです。
水分と糖分を補給して、尾根を目指します。
日当たりの良い場所に、ミヤマツツジが咲いていました。
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日当たりの良い場所に、ミヤマツツジが咲いていました。
尾根まで一気に高度を稼ぐ階段。
一段の段差が結構あるので、思いのほか足腰に負担が来ます。
また雨上がりは滑りやすいので注意が必要です。
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尾根まで一気に高度を稼ぐ階段。
一段の段差が結構あるので、思いのほか足腰に負担が来ます。
また雨上がりは滑りやすいので注意が必要です。
尾根道に出ました。
ここから北上して、神石山(325m)を目指します。
一気に視界が開けるので、何とも爽快な気分になります。
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尾根道に出ました。
ここから北上して、神石山(325m)を目指します。
一気に視界が開けるので、何とも爽快な気分になります。
尾根からは眼下に広がる二川(ふたがわ)の町並みや、遠く遠州灘までも見渡すこともできます。
霞が無ければ、海に浮かぶ船も見えると思います。
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尾根からは眼下に広がる二川(ふたがわ)の町並みや、遠く遠州灘までも見渡すこともできます。
霞が無ければ、海に浮かぶ船も見えると思います。
二川のテレビ中継局に到着。標高306m。
ちょうどお昼時だったため、ここでランチ道具を広げている人が多かったです。
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二川のテレビ中継局に到着。標高306m。
ちょうどお昼時だったため、ここでランチ道具を広げている人が多かったです。
中継局の周辺はカタクリの群生地になっています。
人が立ち入らないようにロープが張られていますので、侵入しないようにしましょう。
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中継局の周辺はカタクリの群生地になっています。
人が立ち入らないようにロープが張られていますので、侵入しないようにしましょう。
中継局からコルを越えて、もう一つ北にあるピークが座談山(ざだんやま)です。標高309m。
案内板などではこの地点を「雨応山」とも書かれていますが、同じ山です。
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中継局からコルを越えて、もう一つ北にあるピークが座談山(ざだんやま)です。標高309m。
案内板などではこの地点を「雨応山」とも書かれていますが、同じ山です。
当初の目的地、神石山まではここからコースタイム約1時間の道のりです。
出発も遅かったので、今回はここで昼食を摂り、葦毛湿原に折り返すことにしました。
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当初の目的地、神石山まではここからコースタイム約1時間の道のりです。
出発も遅かったので、今回はここで昼食を摂り、葦毛湿原に折り返すことにしました。
座談山はTV中継局よりも山頂は狭いですが、その分、眺望は抜群!
浜名湖を一望することができます。

同じく座談山でランチを摂っていた隣のグループさんからの情報で、往路で登ってきた階段から南へと稜線を下ったところには「キスミレ」が咲いているとのこと。
ということで、帰路にはそのキスミレを見に行くことに。
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座談山はTV中継局よりも山頂は狭いですが、その分、眺望は抜群!
浜名湖を一望することができます。

同じく座談山でランチを摂っていた隣のグループさんからの情報で、往路で登ってきた階段から南へと稜線を下ったところには「キスミレ」が咲いているとのこと。
ということで、帰路にはそのキスミレを見に行くことに。
稜線を南へと戻ります。
キスミレは、どうやらあの鉄塔の向こうのコルに咲いているらしいです。
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稜線を南へと戻ります。
キスミレは、どうやらあの鉄塔の向こうのコルに咲いているらしいです。
これがそのキスミレです。
「黄色いスミレ」と聞いていたので、想像はできましたが、実物は初めて見ました。

スミレといえば紫の、いわゆるスミレ色という固定観念があったので、何だか不思議な気分です。
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これがそのキスミレです。
「黄色いスミレ」と聞いていたので、想像はできましたが、実物は初めて見ました。

スミレといえば紫の、いわゆるスミレ色という固定観念があったので、何だか不思議な気分です。
近くにはアマナの花も咲いていました。
これも初めて見る花です。
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近くにはアマナの花も咲いていました。
これも初めて見る花です。
キスミレのコル(と、勝手に名付けてみる)は、写真奥から手前へと続く稜線歩きの歩道と、写真左奥へと続くトラバースルートの分岐点になっています。

このトラバースは一息峠への最短ルートでもありますが、それぞれのルートを示す標識などは全く無いのでご注意。
2015年03月28日 13:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/28 13:14
キスミレのコル(と、勝手に名付けてみる)は、写真奥から手前へと続く稜線歩きの歩道と、写真左奥へと続くトラバースルートの分岐点になっています。

このトラバースは一息峠への最短ルートでもありますが、それぞれのルートを示す標識などは全く無いのでご注意。
湿原へと戻ってきました。

写真の地点付近はミカワバイケイソウの群生地ですが、花の時期にはまだまだ早いようでした。
2015年03月28日 13:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/28 13:50
湿原へと戻ってきました。

写真の地点付近はミカワバイケイソウの群生地ですが、花の時期にはまだまだ早いようでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 ストック カメラ
備考 湿原内の散策のみであれば木道が整備されていますので、
歩きやすい服装であれば問題ありません。

湿原から先、湖西連峰のハイキングコースは岩場やアップダウンの連続で、
しっかりとした登山用の装備が必要です。
神石山周辺までのピストンなら運動靴でも危険はありませんが、
できれば登山靴を用意しておきましょう。

また岩場は、登りよりも下りの時のほうが転倒などのリスクが大きいです。
トレッキングポール(ストック)を持参しておくと何かと便利です。

湖西連峰は低山ですが、道が入り組んでいて迷いやすいです。
道慣れない人ほど、登山ルートの下調べが大切です。
もちろん、下調べした資料や地図を持参することも忘れずに!
(……というのが、地図を忘れた人間からのアドバイスです)

感想

1月以来、久しぶりの山行でした。

葦毛湿原は初めて訪れました。
前々から花の時期に行ってみたいとは思っていましたが、1ヶ月ばかり早かったようです。
その分、湖西連峰ハイキングコースに入ってから、ツツジやカタクリなどの花を目にすることができたので、「春の花を見に行く」という当初目的は達成できました。

幸運だったのは、座談山で座談中に知り合った別グループの一行より、キスミレの群生の場所を教えていただけたことでしょうか。
実は「キスミレのコル」から一息峠まで抜けるトラバースルートの存在も、同じグループさんに教えてもらった情報です。
別の登山者さんと情報交換しておくと、何かと便利なんだなぁ、と実感した山行でした。

湖西連峰は短時間で手軽に登れる低山ということもあり、静岡県西部や愛知県のハイカーには馴染みの深い山です。

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ハイキング 東海 [日帰り]
葦毛湿原から神石山
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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