命を賭した妙義山 鷹返し半端ねえぇ〜(>_<)
- GPS
- 09:51
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,933m
- 下り
- 1,933m
コースタイム
天候 | くもり〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所多数あり。 特に岩場以外のザレ場や落ち葉は滑りやすいので気を抜けません。 また、快晴続きでも日陰や巻き道では凍結部や濡場があるので注意が必要です。 鎖場は鎖を絶対に離さない筋力、体力と高度感に負けない精神力があれば必ず乗り越えられます。 ただし、少しでも不安を感じたらすぐにエスケープしなければ、ガチで命を落とします・・・(+_+)たぶん・・・ |
その他周辺情報 | もみじの湯がいいですね!安くてサウナもあり、露天もありサイコー(^_-)-☆ なにより、命がけの山行後の安息感が何よりもかえがたい幸せですwww |
写真
感想
あこがれ続けた妙義山・・・。
しばらく古賀志山で修業し、覚悟して臨みました!(2〜3回ですが・・・)
諸先輩方のレコにて「大の字までで不安を感じたら引き戻しなさい!!」の助言を胸に刻み、自分の約半年の登山歴の到達点を確認すべく数々のエスケープルートを地図に記し、登山届を提出し(人生初・・・)、登頂開始!!
感想・・・・
結論としては、相馬岳までは平常心で行けたが、鷹返し〜ルンゼ25mは別格すぎ!!ということです。
鷹返しハシゴ手前の鎖にて。鷹返しに怯み引き返してきた登山者から情報が・・・。「ここまでとは全く違う。ほぼ垂直で、しかもホールドがほとんどなく鎖に頼らなければならない。しかも鎖の先が見えずどこまで続いているか分からない・・・。腕力に自信がなければ絶対無理だ・・・」。そんな話しないでください・・・。ビビります。
ハシゴを登り、いざ鷹返し!!
このために用意していたセルフビレイ(簡易)装着後、「何かあったら鎖さえ絶対に離さなければなんとかなるだろう」と思い、覚悟を決めて登り始めました。
一歩踏み出すとさっきまでの甘い考えが吹っ飛びました・・・
,海海泙任和がかりがつま先だけでもあったが、ここは滑ってしまう・・・、△海海泙任郎燭亙篏で、ホールドをしっかりできたが、ホールドが浅い・・・、2燭茲蠅盂囘戮これまでと違う・・・。垂直?落ちる!!!、ぢ元を確認しようと下を見ると崖下しか見えず、高度感半端なし(>_<)。落ちたら絶対死ぬ・・・(;_;) など、さまざまな感情が一瞬のうちにあふれ出し、心臓バクバク。脂汗全開(>_<)。
今思い返すと、得体の知れぬ恐怖感に負けてしまったためまともな自己保持ができず、鎖にしがみつき「死にたくない」の一心でのぼっていたと思われます・・・・。実際、最初の鎖から先はどのようにして登ったのかぼんやりとしか覚えてません。「落ちたら死ぬ」「落ちたら死ぬ」という恐怖から足の震えが止まらなかったのと、ひじやひざを岩に押し付けてなるべく接地摩擦を増やさなければ(今考えるとどうかと思いますが・・・とっさに考え、体が反応してしまいました)ということしか覚えていません。登り終え、最後のトラバースを越えたあと、絶叫し座り込みました・・・。これほどの死の危険、死への実感を痛感させられたのは初めてでした・・・。
しばらく、歩きますが足の震えと心臓のバクバクが止まりません。安全な場所で再び座り込み水分補給としばしの休息。「この先はこれまでの鎖程度しかないだろう」と信じて気持を落ち着かせるのもつかの間、トラロープ横がなにもない絶壁で、トラロープ先の絶壁に鎖が・・・・。まさかこの絶壁以外に道がないのか?! スマホで検索するとここがいわゆる「ルンゼ25m2段」ということだと認識。さっきの鷹返しにて心が折れてしまっているのにこの仕打ちは・・・(>_<) と思いつつ、しばらく頭を真っ白にして休んだあと、トライ開始!!
鷹返しでの反省から「鎖に頼りすぎずなるべく岩壁を保持しよう」と心掛けながら降りはじめるも、オーバーハングとほぼ垂直が連続し理性崩壊・・・。鎖にしがみつきながらなんとかクリアできました・・・・。その後しばらく放心状態。
大自然に対する自分の無力さを痛感し、「早く帰りたい」と思いながら少し進むと第4石門へのエスケープルートが!!!
時間も時間だったのでエスケープルートへGO!! 「これでやっと一般道へ戻れる」と思ったのも束の間。妙義は甘くありませんでした。急坂+落ち葉or砂で滑りまくり(>_<) ちょっとした鎖場のほうがましなくらいでした・・・。
何度も足を滑らせ、体勢を崩しながらやっと中間道へ辿りつきました。
しかし途中の階段で気を抜きすぎて足をくじいてしまいました・・・(>_<) 下手したら捻挫で歩行不能・・・・。最後まで気を抜けません。中間道もアップダウンが続き侮れませんでした。
総括
今回の山行で、”登山とは我が命を賭すに十分すぎるものである”と、わが身を持って痛感いたしました。そして、登山とは”大自然の中における自分の現在地を認識するすべ”の一つ。今後さらに「最難関」といわれる箇所に挑み続けていく所存です。果てしなき遠きを見据えつつ、足元を一歩一歩確実に・・・。
脱メタボが目的で去年の9月から登山を始めた若輩者です。登山を始めて半年たった今では目的が変わってしまいましたwww。”自分の限界を見据えたい!!”。正直、こんなにはまるとは思いませんでした、登山。
体重は85kgまで減りました(半年前92kg)。
あと、これで両毛三山制覇しました!!
当面の目標は、日本最高峰 富士山登頂です!!!
あ〜
上ったんですね〜
ご無事で何よりでした。
でも、嘘じゃなかったでしょ?
あのときは、助言ありがとうございます!
頑張って登りました。
あのときの助言が無ければ、今頃どうなってるかと思うと、感謝しきれません。
ビビリではなく、浮き足立った自分を律してくれたととらえてます。
山でのちょっとした情報が誰かの命を救えることを実感しました。
山に立ち向かうのに、人間一人だけでは遅かれ早かれ命を落としてしまうことを教えてもらったととらえてます。
これからも同じ志しを持つ者同士、よろしくおねがいします!
tirolwanwanさん こんばんは〜 先ほどは手前のレコにご訪問有難う御座いました
相馬岳より先、茨尾根をホッキリを通り越し、その先の鷹返し迄行かれたとは
いやはや凄いです
私は相馬岳で大満足で、タルワキ沢のコルから中間道に下りちゃいました(^^ゞ
もっとトレーニングしてから鷹返しも歩いてみたいと思いました
お互い無事で何よりでした! どこかでお会いしたらその時はよろしくです
12tarobatsさん。ありがとうございます(*゚▽゚*)
本当に無事で何よりですね!!
またお会いできますように!
こんばんわ、ozesaiと申します。
だいぶ緊張されたようですが、大過なく何よりでした。
「最後まで気を抜けません...」おっしゃる通りですね。私ももうすぐ下山という所で転倒の経験があり、いつも気をつけるように心がけています。
第四石門へのエスケープコースは、以前分岐の所に鎖が無くロープだけでした。ここはこの時期の落ち葉も厄介ですね。それに長いロープも劣化しています。
妙義は鎖・岩場の危険はもとよりですが、尾根縦走コースでは木の枝や根っこを掴まないと動けない箇所も多いものと思います。安易に掴むと枯れていてボキッ、怖いですね。特に谷側だったら命取りになります。掴む前に必ず確認するようにしています。
私も妙義大好き人間です。お会いできる機会があるかも知れませんね。
また妙義を楽しみに来てください。
ozesaiさん。
ありがとうございます(*´ω`*)
おっしゃる通り、何気ないところに意外と危険がひそんでいるものですよね。わたしも仕事柄、危険予知は少しは身についているかと思います。
妙義山は季節により、色んな表情を表すようなので、これからも通いたいと思っております。
お会いできれば、色々教えてください!
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