ノタノ坂を越え、茨川から藤原岳
- GPS
- 07:51
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
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感想
今日は冬型が緩むと思われ、爆風もない穏やかな山日和と意気込んで、でかけました。ノタノ坂を越え藤原岳に登ります。
少しづつ紅葉も進んでいると思っていましたが、カエデ類はまだでした。それでも早く色づく種類の木々がアクセントとなり、山が華やかな感じになり始めています。
ノタノ坂を越え茨川に降り立つと、ひんやりしたキリッとした感じの空気に包まれました。先行する人もいないようで、気ままに渡渉を繰り返しながら、蛇谷の出合い、西尾根末端部に到着しました。
はじめは急登でエライコッチャと思いながら這い上がりましたが、植林が左から這い上がってくると、境目が歩きやすく導いてくれます。その植林が二次林に変わると、居心地のよい緩やかな尾根になりました。P893の北側のゆったりとした場所はヤブもなく気分の良い場所です。獣も多くやってくるようでヌタ場もありました。そんな気持ちの良い尾根をブラブラと登っていると、急に木が途切れ藤原岳がよく見える所に出ます。ちょうどお腹が空いてきましたので、山頂を見上げながらお昼にしました。でも、この場所は山頂から丸見えなんですね。よく考えたら当たり前で、よく見えるということはよく見られるということです。なんだか恥ずかしい。。。
お腹も膨れましたので、山頂アタックです(おおげさな)。石灰岩の岩ゴロが出てくると少し左へ巻いていき、頂上北側の道に合流して、すぐに山頂に着きました。流石に人が多く、すぐに移動します。少し南の開けた場所で御池岳東のボタンブチ、竜、静、銚子の塊、長々と下っていく孫太尾根、緩やかに広がる大地とぐるりと景色を堪能しました。
さて、南下する縦走路をたどり、迷い尾根を下ります。随分昔に伊勢谷から治田峠を経由して、県境稜線を藤原岳まで歩きましたが、その時は膝から腰くらいの笹が生い茂り、多志田山のトラバースの踏み跡が怪しくなって、無理やり尾根まで這い上がり突破したことが記憶として残っています。そんな笹も全くなくなっていて、記憶と重ならず、なんだか別の山に来たみたいです。歩きやすくてこのほうが快適ですね。
迷い尾根は緩やかな尾根で疲れた足には優しい下りが続きます。木々越しに藤原岳の南西面が見えます。いつしか御池岳は藤原岳西尾根や土倉岳の尾根に隠れてしまいました。奥深い山だなあと改めて思いました。時々古い木の階段が設置されている所が出てきて、茨川が近いことを知らせてくれます。やがてまもなく井戸の跡が見えたと思ったら迷い尾根の看板の所に降り立ちました。
ノタノ坂への道にあるお地蔵さんに今日のお礼をして、ノタノ坂へ一気に登ります。尾根に乗りやがてトラバースになり、落ち葉に埋もれた道を歩いていると小鳥の群れが一斉に頭の上を飛びました。一羽の猛禽(多分ハヤブサと思う)が狩りをしていました。お互い必死です。突然、必死で生きているか?と問われた気がしました。華やかな季節の次にやってくる冬に気がついた時、いつまでも同じようにぼんやりとはしていられないような気がして、足早に駐車地まで戻ってきました。
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