残雪期・女峰山(霧降高原-赤薙山-女峰山-黒岩尾根経由-行者堂)【1日2日】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,201m
- 下り
- 1,883m
コースタイム
2日目:05:20唐沢避難小屋-06:45逢拝石-07:27白樺金銅(5分休憩)-08:40行者堂(10分休憩)-09:20二荒山神社
天候 | 1日目:曇り時々小雨 2日目:曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:日光東照宮から日光駅までバス(東武バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
実際に使用した道具: 登り-12本爪アイゼンとストック 下り-12本爪アイゼンとストックとピッケル 持って行ったけど使用しなかった道具: ロープ、ヘルメット、ワカン 登りの道迷いはそれほどありませんが、下りの道迷いは要注意です。 黄色と赤の標識を見落とさずに忠実に下った方が無難です。 霧降高原〜赤薙山: 雪があるところと無いところのミックス。 雪の状態も悪くなく、それほど危険個所も無いのでツボ足で行きました。 赤薙山でアイゼン装着です。 (ここから先、道が痩せている部分があるので、つけておいてよかったです。) 赤薙山〜奥社跡: 木の枝がひっかかったり、踏み抜いた底に木の根があって アイゼンに絡みついたりと、樹林帯らしい大変さがありました。 奥社跡〜女峰山山頂: 踏み抜く頻度が高くなります。 全然大丈夫なところもある状態です。 山頂手前の急な登りの所は、急な斜面に比較的柔らかい雪 がついているので、ちょっと登りにくいですが、ロープがありました。 女峰山山頂〜唐沢避難小屋: 少し南寄りに歩いてしまっていたのですが、岩のガレ場に出たため方向転換。 下りが結構急なのと、雪の下に中くらいの大きさの岩がごろごろしているので、 捻挫等に気をつけながら慎重に進む方が無難です。 ストックでも大丈夫だったかもしれませんが、滑ったらと思い、 ここの区間のみ念のためピッケル使用。 唐沢避難小屋〜逢拝石: 一瞬迷ってしまいました。 南東に下りて東に抜ける際、気づかずに南東を進んでしまいました。 その先には赤いテープがありましたが、これはおそらくバリエーションの人が付けたもの。 Juhaniがすぐに気づいて東に方向転換して難を逃れました。 踏み抜きも多かったため、マップタイム以上に時間がかかってしまいました。 逢拝石〜白樺金銅: アイゼンを外して歩きましたが、ところどころで、アイゼンあった方が良いかなと 思うような所がありましたが、すぐに終わるので結果アイゼンなしで大丈夫でした。 ただ、雪のないところは土が滑りやすいです。 ゲイター必須です。 白樺金銅〜東照宮: 土すべり注意。 |
写真
感想
今週は女峰山です。
東武日光駅からバスで20分かからずに登山口まで行けてしまうので、
実は結構行きやすかったりするのですが、まだ行ったことがありませんでした。
今回のメンバーはJuhaniとで、出来れば女峰山・小真名子山・大真名子・男体山
という縦走にチャレンジしようか、ということで計画を進めてきました。
(まるで自分が計画を進めたかのような言い方をしてしまいましたが、
仕事がバタバタしていたので、Juhaniがリサーチ頑張ってくれました。m(_ _)m)
スタートは霧降高原から。
ちょうど東武日光駅で同じバスに乗ったソロの方もここで降りて、
やはり女峰山を目指すとの事。(一緒だ☆)
始まりはなんと!天空の階段!・・・やめてくれ(笑)
こんな長い階段作るならリフト作ってよ。とか失礼なことを言ってしまいそうになりますが、
実際に歩いてみると、歩幅が変に狭かったり広かったりせずに歩きやすいです。
100段ごとに応援メッセージが入っているのもまた乙です。
(欲を言えばゴールでもっと派手なコメントが欲しかったくらいかな(笑))
赤薙山までの道はなかなか歩きやすく、結構楽しい。
多少の踏み抜きはあっても、それほど深くは入らないし、
尾根上を歩いている感じが味わえます。
ただ赤薙山から先が結構長い道のりです。
そして踏み抜く回数が増えていきます。
一度は木の根にひっかかり抜け出せず、
また次は踏み抜いた足が底で動かなくなってしまい掘るはめに(^_^;)
何か私って鈍いんだなぁ。
他に来ていたグループを含めても私が一番最後なので、
これでも一番楽な方なんでしょうけどねぇ。
そして3時間も経過してないのに、早速余裕無し状態(・・;)
でも山って不思議な事に、もうこの道嫌!って思い始めた頃、
全く違った風景が現れる気がします。(今回特に。)
もうこの雪辛い・・・と思うと、雪がなくて岩がごろごろした所に出たり、
ずっと平らで眠くなりそうな道かも、と思うと片側が結構急斜面の
細い道がでてきたり。そういうのを繰り返して、いつのまにか山頂!
っていうパターン。
この日女峰山まで行ったのは私達を含め他2組の合計3組だと思われます。
(他のルートからの踏み跡もないし、これ以上遅い時間に
登ってくる人もいないと思われるので。)
そして3組がほぼ同時に到着!
大勢が登ってくる山だとあまりこういう気分って味わえませんが、
そもそもの数が少ないと、何だか連帯感みたいなものが生まれる気がします。
そしてここで改めてお礼をしなくてはっ。
最初に出発した1組目の人達は私達より1時間も早く出発しています。
一番最初の先行者はトレースが無い中を進んだので、
相当大変だったのでしょうね。パンツが膝上まで濡れていました。
本当にお疲れ様です。ありがとうございました。<(_ _)>
そして他の2組は日帰りとの事、これから下山のようです。
私達は避難小屋に向かいます。
この避難小屋までの道、結構急です。
しかも全然トレースが無いので、雪が深く、歩くたびに埋まります。
下りなのでそこまで辛くは無いですが、思うように進まない・・・
やっと到着した時にはマップタイムの2倍近くかかっていました。(・・;)
そして15時。避難小屋到着です。今夜のお宿は完全貸切。
そもそもこの時期に女峰山に登る人って、
日帰りで行けちゃう人が多いのかもしれませんね。
他には誰もいないので、荷物も出しっぱなしでOK、
翌朝はバタバタ音を立てて準備をしてもOK。
という事で、ほぼ日の出と共に出発できました(#^.^#)
(雪がこれ以上柔らかくなる前に歩きたかったので良かったです)
唐沢避難小屋から逢拝石までの道、
アップダウンがそれほどないので、前日時点では
あまり時間はかからないかと思いましたが、予想以上の時間を費やします。
とは言っても歩いてる間は全然気づきませんでしたが。。
逢拝石まで着いた時に、マップタイム以上だと聞いて驚いたくらい。
思い返してみれば、確かに納得。
雪の斜面で木の周りに大きな空洞がそこらじゅうにあり、
そのたびに自然と慎重になっていました。
逢拝石から先、草原のようなところが広がれば後は踏み抜きの心配は
ほぼなくなります。代わりに土の下に笹があったり、縦根があるような
土のエリアに入ったりすると、つるっと滑りそうになります。
転ぶと泥だらけになりそうなので真剣(^_^;)
でもちゃんとお楽しみもありました。
朝霧の立ち込めた樹林帯は最高に気持ちいいし、
鹿さんたちのハート型の白いお尻でピョコピョコ跳ねている姿も見れました。
下山すれば二荒山神社を通れて、いつもとはちょっと違った感じになります。
結果、天気はイマイチだったけど、ここ女峰山に来る事が出来て
本当に良かったです。
おしまい
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
バスでご一緒していたソロの者です。途中トレースをお借りしましてありがとうございました。お二人とも小屋泊装備で良いペースで登られていて感心しました。
2日目は下山されましたか。あの雪の状態では仕方がないですよね。私も踏み抜きの所為で猛烈に筋肉痛です。
小屋から黒岩までの下りの道は踏み跡やペンキマークが隠れているので、無雪期に歩いたことがないとルートが少し分かりづらかったかもしれません。最初は下りというよりトラバースみたいな感じですから。
女峰山は天気が良い時は山頂からの眺めが最高なので、初夏の頃にでもまた登ってみてください。
hirope さん、コメントありがとうございます!
やはり猛烈な筋肉痛ですか。
1泊2日にしても結構大変でしたが、そこを日帰りって、しかもトレースのないところをソロで行くとは、さすがですね!大変お疲れ様です(#^.^#)
それと、女峰山は夏にもう一度登ってみたいと思います!
やっぱり大真名子、小真名子も行ってみたいので〜。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する