奥越・越前大野駅から飯降山(おたけさん)往復


- GPS
- 04:29
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 714m
- 下り
- 709m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:30
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉638━727金沢754━831小松834(サンダーバード12)903福井908━1004越前大野 <かえり> 越前大野1508━1603福井1615━1736金沢1739━1827小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北陸の山らしく、コース全体、落ち葉などが湿ってて滑り易いけど、登山口から戌山城址との分岐(2合目)までは粘土質で特に滑り易い。 標高差70 mごとに合目標識があり、励みになる。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
シェラフ
携帯トイレ
折り畳み傘
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感想
JR西日本が提供するアプリ『tabiwa』の企画チケット『北陸おでかけtabiwaパス』(以下、『tabiwaパス』)を使って、越美北線(九頭竜線)の沿線の、越前大野のシンボルの「おたけさん」こと飯降山に行ってきた。
飯降山には以前から登りに行きたい!…と思ってた。ただし、『青春18きっぷ』使っての条件付きで(苦笑)。春の『18きっぷ』シーズンだと残雪があり、夏の『18きっぷ』シーズンだと暑過ぎ、冬の『18きっぷ』シーズンの雪が降る前を狙って行くしかないけど、もともと冬の北陸は天気が悪い日が多く、挑戦の機会もないまま北陸新幹線の金沢開業を迎えてしまった…、長野─金沢間の3セク化により『18きっぷ』のメリットが少なくなったため、飯降山に向かうプランは長らく棚上げになってたけど、北陸新幹線の敦賀開業を翌春に控え、『tabiwaパス』がどうにかなってしまう前に飯降山に登ることにした。ホントは別の山に向かうつもりだったけど、『てんきとくらす』では北陸周辺の山はどこも強風を理由に「C」にされてたので、比較的風の影響が少ないと思われる、標高の低い飯降山に変更。
JR西日本屈指の赤字路線の越美北線(九頭竜線)の福井発下り一番列車は、なんと、9:08発! 急いで出発する理由が無いので、福井に9時頃に到着するようにゆっくりと『キャラメルハウス』(自宅)を出発。九頭竜線の車両は単行かと思ってたら、2両編成。赤字ローカル線にしては珍しい…と思ってたら、座れないひとが出るくらい多くの乗客が乗ってる…。どうやら、九頭竜紅葉祭りと、そばまつりinみやまが重なってこの状態らしい。途中、美山駅で多くの客が下りたうえ、壱万円札しか持ってないか、ICOCAなどのICカードで乗車した客が居たらしく、ワンマン列車の運転士がその処理に時間を取られた結果、列車は遅延して越前大野駅に到着。登山口最寄りのショッピングセンター・ヴィオまで、駅前からまちなか循環バスに乗るつもりだったけど、列車の遅延待ちなどせずに定刻通り出発してった…(泣)。ということで、越前大野駅からヴィオまで30分ほどの、当初の予定にない歩きが発生。10:08に越前大野駅を出発し、10:42にヴィオの裏側あたりにある登山口に到着。途中、大野高校の前を通過。男子学生の威勢のよい声と鳴り物の音が響いてるので、体育大会でもやってんのかと思ったら、野球部の練習らしい。九頭竜線の列車で移動中の車窓から陽射しが強くて、また、列車にたくさんの乗客が居たせいか暑かったので、長袖シャツを脱いで、久しぶりに半袖での山歩き。登山口でジョギングシューズから登山靴に履き替え、スパッツを装着。列車のなかでこれらを済ますつもりだったけど、あの満員状態では履き替えは憚られた(苦笑)。登山口には簡易トイレがあるけど…使えなかった…(汗)。
登山口から石段を上ると「飯降白山大権現」の石碑の横に、電気柵がある。感電しないように、慎重に通過。ひと登りで御堂に出る。御堂の裏までは車道が通じてるので一旦車道歩きになるもすぐに右手に登山道が分かれてく。飯降山のシンボルのおむすびマークが付いてるので、分かりやすい(苦笑)。登山道に入り直してからすぐに「1合目」の標識が現れる。「9合目」まで欠けることなく設置されてるので、目安として大いに役立った。戌山城址との分岐が「2合目」。登山口からずっと粘土質の地面剥き出しの滑りやすい道が続き、帰りの苦労が思いやられたけど、2合目からは地質が変わったのか、そこまで酷い道では無くなった。それでも濡れ落ち葉でスリップしやすい状態は頂上まで延々と続き、全く気が抜けなかった。
飯降山の合目表示は標高差70 mごとに機械的に設置してるようで、「5合目」も特に特徴的な何かがあるわけでもない坂の途中。ここで、休憩するひとはどれくらい居るんだろう?(苦笑) 大野市のシンボルとされる山のため、全く誰にも会わないとは最初から思っていなかったけど、6合目の手前で若い男性2人組とすれ違う。この日初めてみた登山者の姿(苦笑)。大野の市街地のすぐ脇に聳え立つため、登っても登ってもクルマの行き交う音が聞こえる。大野高校の野球部の声も(苦笑)。「7合目」(670 m)で11:49になり、登山口から1時間近く歩いてるので、ここで休憩。羊羹喰って、コーラ飲んだ。
登山道が急に雑草に覆われるようになると、案の定、林道がすぐ横をかすめてる(苦笑)。作業小屋とアンテナを見送ると、すぐに「8合目」。「9合目」付近で男女2人組ハイカーとすれ違い、なおも頂上を目指して登ると、御嶽神社と石仏の前にボッと出た。ここからは傾斜がほぼ無い道を往く。三角点は展望の無い草叢のなかで、「あっちへ→」と先を促す標識もあるので、先に進む。一旦緩く下って緩く上り返した先に石仏が鎮座される祠と、頂上の標識とおむすびと目玉焼きが描かれた石(苦笑)があった。12:27に頂上着。頂上にはソロの男性が居て、写真撮影中。
頂上は東側が切り開かれてて、大野の市街地と、荒島岳方面がみえた。部子山方面は雑草が煩く、よくはみえない。肝心の荒島岳も頂上に着いた頃には雲がかかってたけど、おむすびセットを喰ってるうちに雲がとれて頂上部がみえるようになってきた。心配された強風も無く、半袖Tシャツでも寒さは感じない。ソロの男性は私よりも先に頂上を出発し、頂上は私ひとりになった。その私も20分休憩しただけで下山開始し、途中、上りの登山者には逢わなかったから、この日の飯降山の登山者は私を含め、6人ということになるかな。
下りは早く、13:51に登山口に戻ってた。登りの時に危惧したとおり、2合目から先の粘土質の道はスリップしそうで、転ばずに歩くのに苦労した。登山口でスパッツ外して、靴の履き替えを行ったけど、その気になれば、ヴィオ14:03発のまちなか循環バスで越前大野駅に戻ることも可能だった。しかし、ここまで来れば越前大野15:08発の列車に間に合うだろうから、帰りも駅まで歩いたけど…途中、雨粒がポツポツきたな…。越前大野駅に14:38に到着。九頭竜紅葉祭りの客でほぼ満席の列車で福井に出た。
北陸の山らしくコース全般で滑り易いものの、余計なアップダウンもほぼ無く、サクッと登ってサッサと下りてきたいひとにオススメ。荒島岳や大野盆地の展望もいい。
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