金華湯敗退
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- GPS
- 02:36
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 194m
- 下り
- 183m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:36
撤退開始 13:44
河鹿トンネル14:43
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に藪濃いめ崩落気味。がれや流水で滑りやすい箇所多数。 |
その他周辺情報 | 宮内温泉はポンプ故障のため臨時休業中。 |
写真
予想外のあまりの荒廃ぶりに戸惑ったが、途中の湿地帯にあるクマのものとも異なる細長い足跡など、人間が入っている痕跡を頑張って見出そうとしていた。
来る途中で見かけた細長い足跡はクマのものではあり得ないので、人が入っているのだろうと思っていたのが覆され、背筋が冷たくなった。
調べるところによると、昭和期に島牧村が温泉開発の調査でボーリング調査したのが始まりだとか。昔はこの立派な噴泉塔を形成するぐらいの湯量があったようだが、1993年の北海道南西沖地震(奥尻地震)以来湯量が減ってしまったらしい。
感想
この手のタフな野湯を目指す場合、地図上の大まかな場所さえ分かれば、あとはあまり下調べをしないようにしている。その方が現地で探して見つけたときの感動が大きいからだ。
今回も同様にしてGoogleMAPに場所が載っているの見たあとは調べずに向かったが、結果的に無様に敗退することになった。北海道No1の秘湯とはよく言ったものだ。反省。
もう一方のルートは知らないが、こちらは完全に荒廃した廃道になっており、
もう道ではなく道の痕跡といった感じで通行には要注意。廃道として行き着くとこまでいっている。基本的に刈払いなどの人が入ったような痕跡は見当たらない。たまに薄っすらと踏み跡が見えたが多分獣道。
藪をかき分けたり、浮石のガレ場を歩いたり、崩落地を上り下りしたり、苔の生えた水際の石を飛んで歩く必要がある。登山で言えばちょっとしたバリエーションルートぐらいの難易度はあると思う。
ここで日没を迎えた場合は、ルーファイが非常に困難になるので、余裕を持った行動時間と装備の確保が必要。今回の自分も準備不足の状態で金華湯に固執しなくてよかった。
調べた限りでは、廃道になってからの宮内温泉コースを通ったという記録はほとんどなく、2007年にTV番組の企画でジャガー横田が通ったというものと下記のブログの方だけだ。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~inchiki/koganenoyu.htm
その頃は金華湯まで6時間前後かかっていたようである。
ただし、この頃は藪が濃くても路盤は残っている様子ではあるので、この16年で随分と荒れてしまったものだと感慨深い。
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