八ヶ岳 中山尾根
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- GPS
- 12:35
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,144m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今年計画していた中山尾根
もっと暖かい時期を考えていたのだが なかなかタイミングが合わず やっと来れた
下山が遅くなるのを避ける為 出発を早めて4:30出発
この日は天気が良くなるためか寒かった
中山乗越から一般登山道を外れ取付へと向かう
最初は緩やかで踏み後もしっかりしてて登りやすかったが しばらく進むと急登になり踏み後も分かりにくくなる
それでも尾根沿いに歩いて行けば迷うことなく取付に出る
下部岩壁
1ピッチ目
当初から直上ルートを考えていたので取付に立ち ルート確認してみると 何故かペツルが2ヶ所外されていてボルトだけが残っている状態
それでもハーケンが1個確認出来たのと問題無く登攀出来そうだったので登攀開始
ペツルが外されて無いのでランナウト気味だが 外された2個目を過ぎ 軽く乗越す先に目が行き 岩壁を見て驚く
大きく崩れてボロボロな状態
かなり酷く 少しも触れたくないのでそこから右に移動し凹角に入る
凹角は決して難しくは無いのだが 岩がかなり脆く 動くのが多い為 かなり慎重な登攀が必要
途中カムが残置されていて そこにアルヌンを掛けたのだが その残置カムをセカンドのマッキーに伝えるのを忘れてしまい マッキーが登攀時に僕がセットしたカムだと思い 外すことが出来ず かなり焦り 半ベソ状態
セカンドビレイしている所からは その状況が見えない為 把握するのに時間が掛かる
本当申し訳ないことをしてしまった
(マッキーはこのカムを外そうと苦労したのが この日の核心だと言っていた)
2ピッチ目
直上の凹角を登攀
ホールドになる岩の窪みに霙なのか積もったのがアイスになって残っていて指先が冷たい
終了点は立木で構築
3ピッチ目
200m程の草付きをコンテで登攀
ここが僕にとっての核心でした
この草付きに霜が降りている為 クライミングシューズだとかなり滑る
その斜面をロープ2本首に掛けているので上を見上げることが出来ず 両手も動かしずらい状態で登るのは辛く 距離もそこそこあるので とにかく厳しかったです
上部岩壁
4ピッチ目
ここも直上を選び途中から凹角に入る
被りを抜け這松滞に入ったところでピッチを切る
5ピッチ目
60mロープを使っているので這松滞から岩場を繋ぎ 最終ピッチにしようと登攀開始したがロープがかなり重くなり そのまま最後のハングした岩を越えると更に屈曲してしまうからどうしようかと思っていたら ハング下に丁度ペツルが近い位置で2個あったのでそこを終了点にする
6ピッチ目
ハングした岩を越えたところでピッチを切り中山尾根トップアウト
トサカは登らず
7ピッチ目
折角なので日ノ岳も直上ルートを選び登攀することに
出だしの張出した岩の下を数歩トラバースするところだけが慎重になるだけで 後はルンゼを登攀 今のマッキーだったら全然トップで行けたので行かせて上げたかったが 初めてのところで先が分からなかったので我慢してもらいました
無雪期だからか全体的にクライミンググレードは低く感じた
岩登攀より歩きがメインな感じ
とにかく岩が脆い 浮石 動く岩が多くビレイヤーが真下なので落石させない様に神経を使う
冬期登攀が良いのだろうけど 寒がりコンビには この寒さが限界
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