浅草岳
- GPS
- 05:49
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
天候 | 快晴、ほぼ無風 照り返し強く暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は浅草岳山頂付近を除いて登山口付近からつながっているが、稜線などは所々雪割れが発生している。藪も出てきていて快適な登下降ができる期間は短いかもしれない。雪質は朝のうちは硬くてほぼ氷。シールの効きは当然良くないが、アイゼン等使わなくても何とかなるレベル。何度かツルツル滑ったが、結局アイゼンに履き替えなかったし、スキーアイゼンも使用せず。早坂尾根を滑る場合、尾根から下る場所に要注意。ところにより藪が濃くてスキーが全く使えない。今日の時点では雪は十分繋がっていたので外して歩くところはなかった。 |
写真
感想
2回目の挑戦となった浅草岳のスキー。初回よりも時間がかかり、雪質は良くなく、雪も少なく、天気以外はあまり良いところのない山行だったかもしれない。
埼玉の自宅を2:30に出発。関越道を飛ばすが途中濃い霧で50km規制が。確かにひどい霧で視界は極めて悪い。関越トンネルをくぐるまでは良い天気だったのだが、新潟側にきて様相が変わってしまった。天気予報が外れたか?とも思ったが、小出まではかなり遠いので今シーズンこれが最初で最後だろうと思い先に進む。ICで降りて徐々に標高が上がっていくとどうやらガスの上にでたようで快晴の空を拝むことができた。帰らなくてよかった。2回目なので駐車スペース等も特に迷うことなく見つけられ、どうやら自分が今日の一番乗りであることに気付く。日の出は過ぎたものの、6時前から到着して準備している人は極少ないようだ。クルマを停めて外に出るといきなり凍結していて滑りそうになる。慎重に準備をし雪壁を登ってスキーを履き行動開始。
最初は針葉樹林帯を登って行くが、ここは花粉症持ちにとっては見たくもないエリアだった。幸いに早朝で飛んでいる花粉もないためくしゃみに見舞われることはなかったが、残雪の残る山中でも確実に季節が進んでいることを実感。しかし雪が花粉で黄色く染まっているのは本当に見たくない。雪は最初からとにかく硬くて難儀するが、早朝なので致し方ないと観念する。順調に標高を上げるが以前に来たときと大きく異なるのは藪が濃いこと。季節が前回より2週間遅いとは言え、今年の雪解けは早い気がする。藪に時折邪魔されながらの登高となった。尾根に上がれば藪もなくなるだろうと思ったが、今度は盛大に雪割れが発生していて、カチカチの雪なので歩いていて割れることはないとは思うものの、あまり気分のいいものではなかった。稜線に上がると樹木もまばらになり直射日光が当たるようにある。風は朝からそよとも吹かず、照り返しもあって大変暑く感じるように。8時を過ぎるころからはようやく雪面も緩みだしてトラバースの時なども緊張することがなくなった。6時出発と早かったためか、後発の姿はほとんど見えずここまで貸し切りである。右手に大きく口を開けた沢の源頭部を見送ってポコを巻くとようやく目指す浅草岳の山頂が見えた。が、しかし、山頂付近には全く雪がなかった。だいぶ下から夏道が露出している。やはり雪解けが早いのではないか? 仕方ないので頂上直下でスキーを外し、最後の登りは片手にスキーを持ってのしんどい登りとなった。新調し軽くなったとは言え4.5kgくらいあるので楽ではない。おまけに足下も泥だったり凍結していたりと良くない。雪ももちろんあるが踏み抜き注意である。硬い雪、雪割れ、藪、消雪とおよそ山スキーの条件としては良くない条件をひととおり経験してようやく山頂に到着。ここからの眺めだけは抜群である。飯豊や尾瀬方面、もちろんお隣の守門岳も全部見えた。散々だったけど来て良かった。山頂はそよ風ひとつ吹いていない、しかも貸し切り。
山頂には雪が全くなかったので少し下ったところでシールを剥いで早坂尾根を滑る準備。山頂に登る際に泥道を上ったせいでブーツも泥だらけになってしまった。雪の上で少しきれいにした後板を履いて滑走開始。やはり藪が多くて時折大きくコースを変える必要があったが、それでも緩んできた雪のお陰でそこそこ快適に滑ることができる。早坂尾根は傾斜が緩いので自分のようなヘッポコスキーヤーにはちょうどいい斜面。だが、快適斜面が終わると今度は傾斜が全然なくなってクロカンのように漕がなくてはならない。ディアミールのビンディングであればウォークモードと滑走モードの切り替えが容易だったが、テックビンディングは一度板を外さなくてはならないため、面倒なのでそのままで切り替える。軽量化の代償として甘受するしかない。左手側のほうに徐々に降り台地状の尾根から降りるところを探す。適当な斜面を見つけて降りるが大失敗。藪が濃くて全くターンできない。仕方なく斜滑降で高度を下げてターンの可能な斜面を探す。台地から降りるところが激藪だった以外は、意外と快適に標高を落とすことができた。あとは標高を下げすぎずに林道に至り、右手側でごうごうと音のする沢を見ながらの歩き。ここも斜度は極めて緩いのでストックで漕がないと先に進まない。雪が繋がっていてスキーを外す必要がないのがせめてもの救い。緩い林道を下って除雪最終点に到着。アスファルト道路を少し歩いてクルマに到着、行動終了。朝は数台のクルマしか見掛けなかったが、帰りは20台くらい見られたし、守門黒姫方面にも同程度のクルマが停まっていた。通常4月上旬であればこの山域は比較的快適な山スキーが楽しめると思うのだが、今年はどうも様相が違うと思わざるを得ない。来週以降の選択に悩むところである。
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