桜満開 三つ峠さくら公園から
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- GPS
- 05:22
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,341m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:22
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路) カチカチ山ロープウエイ 富士急行線 「河口湖駅」から ホリデー快速「富士山2号」 河口湖16:00 → 新宿18:04 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三つ峠グリーンセンターから上にある三つ峠さくら公園は高低差があるため、 下のほうは散り始めなのに、上部ではまだつぼみの場所も。 ソメイヨシノをはじめコヒガンザクラ・淡墨桜・三春滝桜・寒桜・ヤマザクラなど1000本もあるそうです。 |
その他周辺情報 | 季節のせいか、好天のせいか、ホリデー快速「富士山2号」は富士山駅でほぼ満席。途中から乗る人はなかなか座れない状況でした。大月と八王子で下車する人はそこそこいましたが、ほかの駅では降りる人があまりいませんので、お年寄りをお連れの方は指定券を購入された方が無難だと思います。 |
写真
感想
「日曜は山に行かないの?」
日曜だけは天気がよさそうという前日、かみさんから訊かれました。
「じゃ、一緒に行く?」
「うん」
ということで、大きな富士山を見せてあげようということで三つ峠行きを前日に決定。山頂近くの四季楽園でランチをして、かちかち山ロープウエイで下山し、ホリデー快速富士山2号で帰京を計画。
この正月明けに、雨女山ガール1号とその友人を率いて、雪上ハイキングを敢行した、同じルートです。このときはアイゼン装着でしたが、奇跡的にも晴天に恵まれ雄大な富士山を拝んだ景色のよいコースです。
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前回と同じく、新宿からあずさ1号で大月まで行き、そこから各駅停車で三つ峠へ向かう予定でした。6時30分ごろ「休日お出かけパス」を購入して、日暮里駅に着くと山手線と京浜東北線が止まっている様子。しばらく待っていましたが「架線が倒れたため、復旧の見込みなし」とのアナウンス。
即座に計画中止して、帰路に着こうと考えたのですが、かみさんが
「せっかく来たから上野公園まで歩こうよ。」
休日お出かけパスを払い戻してもらい、日暮里駅を出て千駄木方面へ。
「ここを右に曲がって、西日暮里まで行けるけど。」
とかみさん。
そうだ、西日暮里から新御茶ノ水に出て中央線に乗れば新宿に行ける。
西日暮里までは10分くらいで、千代田線に乗る前に休日お出かけパスを再度購入。普通に乗ると、西日暮里→新御茶ノ水は有料ですが、JR線の切符か定期券を持っていれば振り替え輸送でこの区間が無料になるとのこと。
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時間的には30分近くロスしていたため、予定より1本後のあずさ3号でとホームに並んでいました。出発時刻の6:30まであと5分というのに、ホームに電車が入線してきません。なんと、入線してきたのは直前でしかも新宿始発ではなく千葉発。自由席は8割以上埋まっており、ホームの長い行列の中ほどにいた我々はとても座るどころではなさそうでした。
そこで再び計画変更。特別快速で高尾まで行き、そこから大月まで普通列車で行くことに。8:14発のホリデー快速富士山1号で新宿駅でさらに30分以上時間をつぶす必要があり、三つ峠駅10:04分着では帰りの富士山2号が難しそうだからです。
幸いなことに、高尾駅や大月駅での乗り継ぎはよく、9:40には三つ峠駅をスタートできました。
心地よい春の陽を浴びながら、桜やこぶし、菜の花などが、ところどころに咲いている市街地を抜けていきます。1月よりもクルマどおりが多いのには閉口しました。20分ほどでクリーンセンターならぬ、「グリーンセンター」へ到着。前回はここでアイゼン装着でした。
道路が右に曲がり川を渡ると、たくさんの桜がお出迎え。はじめは満開を過ぎ散り始めとなったソメイヨシノ。その桜吹雪の中を登って行きました。だんだんと標高があがり、ソメイヨシノは満開となり、コヒガンサクラもちょうど満開を迎えていました。予期せぬお花見登山となり、かみさんも喜んでいました。
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達磨岩でようやく舗装路ともお別れ。達磨石のそばには10数台はクルマを停めることができそうでした。前回もどれが達磨石かわからなかったのですが、今回も先を急いでいたこともあり不明のままとなりました。
ここで1回目の休憩。駅から約1時間です。ここにも小屋があり、トイレがありそうでした。
達磨石からは本格的な登山道ですが、とくに馬返しからは急坂です。その前から、かみさんが少し遅れ気味でしたが、ここからは脚力が要求され、かなり速度が鈍ってきました。急坂をこなすなか、愛染明王碑、八十八大師と連続して短い休憩を取りました。
八十八大師からはしばらく傾斜も緩み、屏風岩を仰ぎ見ながらトラバース。いよいよ山頂が大きくなります。四季楽園手前の急坂をこなし、ばてばてのかみさんにはザックを四季楽園のテーブルにデポさせて、山頂へ。
山頂手前の急坂はかみさんは空荷なので、すぐ後ろに付いてくるかと思いましたが、どうも体調が思わしくなく、ここでも遅れ気味。後で聞くと、頭が痛かったそうな。ハイペースが厳しかったかも。
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山頂からは6合目あたりから冠雪した富士山がどーんと見えました。富士山は山頂30%くらい白いのが僕は一番好きなので、一番よいときに来たと思いました。前日まで雨模様ということで、やや霞がかかっていましたが、丹沢・箱根・南アルプス・八ヶ岳まで見ることができました。ただ山頂はそんなに広くないので、四季楽園でランチとなりました。
例のカモシカさんは、山頂下のがけでお昼寝中のようでした。
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1月のときは13:00過ぎに下山をはじめ、15:30にかちかち山ロープウエイ山頂駅に到着。今回は、積雪もないため、13:30に出れば富士山号に間に合うという目論見で、ランチをとり、コーヒーを飲んでから13:20下山開始。
下山開始後もなんとなく具合が悪そうなかみさんでしたが、しばらくすると体調が戻り、下りは一度も休憩を取ることもなくかちかち山こと天上山に2時間弱で到着。比較的傾斜もゆるく、またごろごろとした岩が少ないクッションの利いた下りでした。前回は、積雪があったため、やはりひざに優しい下山でしたが、あらためてこのコースは距離の割には楽だと感じました。
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かちかち山ロープウエイは、この日も多くの外国人観光客でにぎわっていました。前回は中国・韓国系の人がほとんどでしたが、今回はタイの人が目立ちました。おかげで、下りのロープウエイは2便待ち。3便目に乗れましたが、時間のないときは登山路を下った方が早いかも?
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1月に登ったコースと全く同じコースでしたが、季節の違いで思わぬ発見が多い旅でした。前回は、アイゼン装着の雪上ハイキングでしたが、今回は思いがけぬ桜を愛でる山旅となりました。かみさんにはハイペースを強いてしまい申し訳なく思っていますが、今後脚力をつけてもらい、たくさんの山に一緒に登りたいと思います。
夏の北アルプスもいいですよ!
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