焼岳_新中の湯ルートから地熱を感じる北峰へ
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- GPS
- 05:02
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 807m
- 下り
- 841m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・前泊:ともしび駐車場(沢渡)※1000円 ※700円×2=1400円のところ、遅い時間だったのでおまけして頂きました。 ・当日:新中の湯温泉登山口前駐車場 ※無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・前半の樹林帯:緩急があるコースで特に難しいところはありません。 ところどころコース上に泥濘の場所があったので足元にご注意を。 ・「広場」以降の後半:山頂まで岩々した急登が続きますが、難しく感じる場所は無かったです。落石には念のためご注意を。 |
その他周辺情報 | ■「ともしび」さわんど温泉:さわんど第2駐車場前 300円/一人 ※外湯×1、シャンプー、リンス、ボディソープ、タオル有り ■グレンパークさわんど:登山口から11km 牛スジカレー:850円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
計画書
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
備考 | ■持って行いくと良い物 このコースは山中に補給ポイントがありません。 飲み水と食料の携行は必須です。 ・持参した食料:ポカリ500ml、水:1.5ℓ、おにぎり×2、パン×1 非常用:カロリーメイト×1、饅頭×1、カルパス×1、飴×10 ■反省点 1か月半ぶりの登山ということもあり、忘れ物を幾つかしてしまいました。 ・ヘッドライト、OD缶、バーナー 日帰りでも万一を想定して携行しているものなので反省。 ※忘備として記載 |
感想
雪が降る前に北アルプス唯一の活火山「焼岳」に登ってきました。
当日の感想とコースの様子をご紹介します。
焼岳への登頂ルートは幾つかありますが主には三つ。
・岐阜県側の古道からアプローチする「中尾温泉ルート」
・上高地から山頂を目指す、人気の高い「上高地ルート」
・標高差が最も少ない「新中の湯ルート」
今回は「新中の湯」登山口からのピストンとなります。
このルートについては登山口までのアクセスが課題です。
バスの場合は最寄りのバス停が「中の湯」となりますが、バス停からは標高差が300mほどある坂道を1時間ほどかけて登山口を目指すことになります。
タクシーの場合、「さわんど駐車場」から30分程度で行けるそうですが早朝料金で5000~6000円の乗車料かかります。4人程度で乗れば一人当たりの負担は下がりますが、ソロの場合はなかなかお財布に厳しい金額感になります。
そしてクルマの場合はアクセス自体は簡単ですが、登山口前は駐車スペースが少ないのが課題です。およそ10数台分しかありません。
この道はR158号の旧道ですが、日中は有料の安房トンネルを避けたいドライバーや峠越えを楽しむライダーでそれなりの交通量があるので無理な駐車は事故の原因にもなりかねなません。満車の場合は引き返して別の手段でアプローチせざるを得ないリスクがあります。
私が訪れた日は5時半の到着でしたが、およそ3台分程度のスペースしか残っていませんでした。ここは是非ご注意下さい。
■6時35分「行動開始」
新中の湯登山口から入山。
前半は緩急のある樹林帯をひたすら進んでいきます。
歩きやすいコースで特に難しいところはありませんでした。
途中、泥濘のある個所もありますので足元にご注意を。
■7時53分「広場」到着
このコースは「広場」までは休憩スポット的な場所はありません。
ただところどころで広めの場所があるので小休憩をとることはできますが落ち着いて休憩を取りたい場合はここがお勧めです。
■9時20分「北峰山頂」標高2444M
焼岳山頂はいわゆる溶岩ドームで北峰山頂は比較的広く気候さえ良ければのんびりできます。また焼岳の魅力の一つは眺望という評判通り素晴らしい景色が楽しめました。
■10時15分「下山開始」
山頂から少し下った北側斜面で持参した食事を摂ったあと下山を開始。
「広場」までは乗鞍岳と下方の紅葉を見ながらの下山できました。
■12時10分「下山完了」
トラブルもなく新中の湯登山口へ無事下山完了。
★★登ってみた感想
遠くからでも噴煙が見える火山活動。
大正池を生み出した噴火の歴史。
その地熱から供給される温泉。
北アルプスの山々で「焼岳」という存在は私にとっては畏怖の念を感じる特別な山のひとつです。
今回登ってみて、改めてこの山にある自然の息吹を感じました。
山頂付近は手で触れると暖かい岩肌があちこちにあり、マグマが地下にあることを実感しました。冷静に考えると少し怖いぐらいです。
それでいて山頂からの眺望がすばらしく、槍、穂高連峰、笠ヶ岳、野口五郎岳、乗鞍岳などの名峰が良く見えるなかでの昼食は格別でした。
また今回登った新中の湯ルートは前半こそ樹林帯が続きますが、「広場」以降は森林限界を迎えるので、南峰・北峰の雄姿が眼前に広がります。それを見ながら高度を上げていく直登は登りごたえもあってテンションがあがるコースです。
「新中の湯」ルートは登山口までの交通手段に課題がありますが、日帰りで比較的簡単に登ることができるので日が短くなってくる季節には特にお勧めのコースです。
以上、北アルプス唯一の活火山「焼岳」の感想でした。
登山をされる場合は十分な下調べと十二分の装備、そして必ず登山届を提出して山登りをお楽しみください。
もしこんな情報でも参考になるなと思ってくれた心優しい方は評価やコメントを頂けると嬉しいです。
ありがとうございました。
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