【日本三百名山】米山 ~水野林道登山口からピストン~
- GPS
- 02:27
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 474m
- 下り
- 474m
コースタイム
- 山行
- 1:58
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 2:26
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆水野林道登山口駐車場 無料 ・10台くらい停められます。 ・トイレはありません。 ・携帯(au)は2~3本立ちました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。 ・距離は短いですが、山頂までかなりの急登が続きます。 ・痩せ尾根が1箇所あります。凍結する時期は気を遣いそうです。 |
その他周辺情報 | <日帰り温泉> ◆七福の湯 上越店 700円(平日料金) ・天然温泉ではないですが、広くて快適な温泉施設です。 ・様々な効用の炭酸風呂が気持ち良いです。 ※予定していた「長峰温泉 ゆっくりの郷」が月曜定休だったので、上越市まで足を伸ばしました。 |
写真
感想
柏崎市の市街にほど近い米山(993m)。
独立峰に近い整った山容を持ち、平野部からも海路からもよく目立つので、古くから目印とされた山だそうです。
米山の登山道は四方から伸びているので、どのルートを選択するか迷いましたが、初めて登る山なので、一番メジャーっぽい水野林道口からアクセスしました。このルートは「距離が短い代わりに急登が続く」とは聞いていましたが、予想以上の急坂でした。この日は気温が高いこともあり、結構良い汗をかきました。
山頂は360度展望で、日本海や越後山脈がよく見えます。この日は曇りだったので、遠くの山なみが霞んでいましたが、天気の良い日には素晴らしい景色が見れそうな雰囲気を感じました。山頂には立派な避難小屋があるので、日本海に沈む夕日を眺めたり、積雪期に登るのも面白そうです。
なお、米どころ(新潟)のシンボル的な山だから「米山」なのかと思っていましたが、山名の由来に関しては下記のような逸話があります。
この山は元々は「五輪山」と呼ばれていたそうですが、白山の開山者である泰澄大師(たいちょうだいし)が訪れた際に、「この山は薬師如来の浄土である」として、山に籠って修行を重ねたそうです。
同行していた弟子の沙弥(しゃみ)は、麓の村で托鉢を行い、米や塩などの生活物資を分けて貰っていたそうですが、海上を往く船に対しては、鉄鉢を飛ばす「飛鉢」という法術(配達ドローンのようなもの)を用いて寄贈を受けていました。
ある日、上部清定(かんべきよさだ)という船主が献上米を積んで京の都に向けて航行していたところ、沙弥から米を分けてくれるよう頼まれました。
清定は「米は献上品なので一粒も渡せない」と拒否したところ、船に積んであった米俵が次々と五輪山の山頂に向かって飛んでいき、船には一粒の米もなくなってしまいました。
地元の人々はそれを見て、「五輪山が米の山になった」ということで、以後「米山」と呼ばれるようになったとのことです。
その後、清定は「米を献上できなければ死罪になる」ことから、慌てて沙弥に謝罪して懇願し、米を返して貰ったそうです。
今の感覚からすると、清定は寄付を拒否したら身ぐるみ剥がされたことになるので、気の毒に思えますが、そうした理不尽さや不条理なところも含めて、昔話の面白さなのかもしれません。
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