八丁山〜清八山〜大沢山〜大洞山〜京戸山〜ナットウ箱山〜達沢山


- GPS
- 05:23
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,812m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:21
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:立沢バス停 〜 バス 石和温泉駅入口 (¥630)〜 徒歩 石和温泉駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険と思われる個所 ※八丁山〜清八山ルートから女坂峠への分岐からは、京戸山までいわゆる破線ルートになります。急坂ややせた尾根がところどころ散在しました。 そのなかでも私には一番手ごわかったのは、女坂峠の手前のザレ気味の下りでした(山と高原の地図に「危」マークのあるところ)。ホールドするものも限られ、特に木については強度も不安なものにも頼らざるを得ず、5分位かけて慎重に下りました。他方今回私は登りになりましたが、女坂峠越えてすぐの急登も反対方向からのルートの場合、下りになるわけですが、ここも十分注意が必要でしょう。 本日のルートの中で山と高原の地図上でもう一つの「危」マークのあるカヤノキビラノ頭のすぐ先の個所「崩壊地あり」ですが、ここの辺りも確かにとても細いヤセタ尾根の連続でした。しかし傾斜がきつい道はなかったように思いますので、私にとっての難易度はさほどではありませんでした。 またやせた尾根には、何か所か、木の根の上に枯葉が堆積してあたかも道のように見えますが、実は木の根の下は空洞となっていたところもありました。ここに足を乗せると踏み抜くことも考えられるので注意が必要だと感じました。 最後の京戸山〜達沢山も実線ではありますが、ナットウ箱山周辺を除き、やせた尾根でした。 私は少し古い2010年版の山と高原の地図:大菩薩嶺を使用しています。そこには、今回のルートで2か所「ヤブが繁茂している」の記載があります。今回そこを通過して確かにヤブらしい痕跡があったものの、あきらかに刈り取られたであろう感じがありましたので、整備されているのだと思います。カヤノキビラノ頭の真新しい看板に「森のほっとスポット整備事業」と刻まれていたので、その一環なのと思いました。 今回もguchi999さんの過去レコ(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-447773.html)を参考にさせていただきました。毎度ありがとうございます。 |
写真
感想
今日のルートを決めるにあたり、出発まで二つのわだかまりがありました。一つは今日のスタートです。最後まで藤の木から御坂峠を経るか、ショートカットして天下茶屋からとするかでした。以前の自分であれば、何の迷いもなく藤の木からのルートを選択していたものと思います。しかし今や体力温存してショートカットを候補に上げざるを得ないことに自分で自分に納得できない状況でした。他方冷静に考えれば冬場に登山数の減少ならびに累積標高差の少ない山行を重ねていたので、確実に脚力は落ちており、冷静な判断であったとも考えられます。結果、今回は他にも理由を付けて天下茶屋までバスでゆくことに決めました。
もう一つのわだかまりは、女坂峠から清八山への往復でした。これは、単純に過去の足跡の赤線を繋ぐためのものです。それだけのためにここを往復することにわだかまりを感じておりました。別にルート設定に「美学」を追及しているわけではないと思っておりますが、何か自分で自分を許せない感がありました。
一つ目のわだかまりに関しては、今朝のバスは始発の河口湖駅で何故か天下茶屋行きのはずが手前の三ッ峠登山口止まりとアナウンスされ、「ほらみろ、だから藤の木から登れば良かったのだ」と自分に言われているようでした。運転手さんに理由を聞きましたが、いいあぐねていたので追及はしませんでした。今日は天気も良く、ほぼ満員の車内の乗客は、私以外誰もその上の天下茶屋方面に行かなかったので、影響は最小限だったようです。換言すると私以外にはダメージ無かったということになります。私も別に三ッ峠登山口から天下茶屋までさほどの距離ではないので、距離的なダメージはありませんでしたが、出鼻から今日のルートを否定されたようで、ショックはありました。
しかし今日のルートを歩き終えて考えれば、今の私の体力では今日の選択はとても正しかったと言わざるを得ません。藤の木から臨んでいれば、登りが500m以上追加されたことになります。今日のルートは小刻みなアップダウンが多く最後は自分の体力におつりもない状況でした。これから徐々に体力増強に向けてアップして行く必要性を感じました。
今日のルートは、ほぼ1年前にguchi999さんのレコを拝見して以来、いつか挑みたいと思っていたのですが、今日歩いてみて、とても満喫できたのでまずは上々でした。すでに何回も書いている通り、ルートはやせた尾根が主体でしたが、私にはある意味それもスリリングであり、尾根が広くなれば、それはそれは気持ち良い尾根でした。また立派な木々や林相も見れて、何より天気にも恵まれ、今日も静かで楽しい山歩きが出来ました。今日のルートを歩いたことで、未踏である笹子雁ヶ腹摺山から笹子峠を経てカヤノキビラノ頭までを「つなぐ」ことにも欲が出てきました。次は、その未踏区間と蜂城山などを組み合わせたルートを考えて挑んでみようかなと帰りの電車で考えておりました。
最後に今まで石和温泉は、何回か訪れるのを躊躇したのですが、今回多くの旅館、宿泊施設が日帰り温泉客も受け入れることを知り、さらに訪ねてみて利用価値は高いものと認識したことも大きな収穫でした。
本日の温泉:かんぽの宿石和 (入浴料15時以降\520)
本日出合った人
※天下茶屋〜清八山
追い抜いた人:4人
清八山頂:1人
※清八山〜女坂峠分岐
すれ違った人:2人
※女坂峠分岐〜立沢バス停:ゼロ
GPS記録から
※時刻 経過時間 5:23:09 / 移動時間 4:38:49 / 停止時間 0:44:20
※スピード 平均 3.35km/h / 移動平均 3.9km/h
※標高 上り 1437m / 下り 1961m
コメント
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poohtaさん、こんばんは
この御坂山脈と笹子峠をつなぐ稜線は静かな山歩きが出来るので、私の好きな場所の一つです。特に大洞山あたりは落ち葉の季節から新緑の頃までの林の雰囲気が気に入っています。
前から気になっているカヤノキビラノ頭 から達沢山へも、poohtaさんの記録を参考にさせていただいて行って見ようと思っているのですが、他にも気になっているところが沢山あるのでなかなか足を運べません、5月に行けたら良いのですが・・・
イワカガミは、まだ少し早かったようですね。去年は5月の中ごろでしたが、今年は少し早くてゴールデンウィーク明けくらいかと思っています。
赤線つなぎのための女坂峠から清八山への往復に少しわだかまりがあるとの事ですが、私も時々おなじような事を考えます。
赤線をつなぐためだけに、さして興味を惹かれない所を歩いていると、何でこんな事をやっているのかと自問することも度々です。
でも、帰ってきて繋がった赤線を眺めて自己満足に浸っているのも事実で、わだかまるのも楽しみのうちかも知れませんね。
guchi999さん
毎度あたたかなコメントありがとうございます。
赤線については、おっしゃる通りです。そもそも赤線を意識していることで自分を束縛していることにもなっているのだと思いますが、他方、つながる・つなげることを心から楽しんでいる自分がいるのも間違いのないところなので上手に付き合って行きたいと思います。
また、今回清八山は赤線つなぎのために追加された形になったものの、訪れて良かったのは、その後に臨む女坂峠から先のルートを俯瞰・観察できたことで、やる気や意気込みにもつながりました。結果オーライといった感じでした。
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