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Yamareco

記録ID: 616392
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

残雪の寒河江葉山

2015年04月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
TONO その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:34
距離
11.4km
登り
919m
下り
908m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:36
休憩
0:53
合計
6:29
距離 11.4km 登り 919m 下り 920m
7:43
21
葉山市民荘前駐車場
8:04
8:07
16
葉山キャンプ場
8:23
16
P1021南尾根
8:39
8:43
59
P1021
9:42
22
尊仏平(P1243)
10:04
27
小僧森の稜線
10:31
13
10:44
10:46
24
11:10
11:20
11
11:31
11:49
16
12:05
12:06
28
12:34
9
12:43
12:58
60
13:58
14
葉山キャンプ場
14:12
葉山市民荘前駐車場
天候 晴れ/高曇り
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■葉山市民荘前の林間駐車場を利用。
■到着時には1台のみ。その後2台やってきて、下山時には7〜8台駐まってました。
コース状況/
危険箇所等
■朝の早い時間は雪面が凍っているので急な斜面ではスリップに注意。
■小僧森の登りは右(東側)は雪庇が張り出し、尾根上は雪面にクラックが走り、左(西側)に巻くと傾斜がきついトラバースとなり、通過に注意が必要。
■大僧森〜大ツボ石の稜線は右(東側)に雪庇あり、クラックが走っているので、所々で出ている夏道を通過。
その他周辺情報 今回は温泉に寄らず直帰
朝の駐車場。まだ空いてます。
2015年04月19日 07:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
4/19 7:34
朝の駐車場。まだ空いてます。
簡単な登山の案内図。
2015年04月19日 07:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 7:43
簡単な登山の案内図。
ここから歩き始め。
2015年04月19日 07:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 7:43
ここから歩き始め。
キャンプ場へ続く道はまだ雪で覆われています。途中ショートカットしながらキャンプ場を目指します。
2015年04月19日 07:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 7:50
キャンプ場へ続く道はまだ雪で覆われています。途中ショートカットしながらキャンプ場を目指します。
15分ほどでキャンプ場。まだこの頃は空が青いです。
2015年04月19日 08:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:04
15分ほどでキャンプ場。まだこの頃は空が青いです。
夏道は谷地形を詰めていきますが、尾根に向かい足跡がありました。それに引きずられた訳でもないのですが、尾根に乗って進むことに。
2015年04月19日 08:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:13
夏道は谷地形を詰めていきますが、尾根に向かい足跡がありました。それに引きずられた訳でもないのですが、尾根に乗って進むことに。
尾根へは距離は短いものの急登。
2015年04月19日 08:19撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 8:19
尾根へは距離は短いものの急登。
P1021の尾根に乗りました。
2015年04月19日 08:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:23
P1021の尾根に乗りました。
大きく口を開けたクラック。
2015年04月19日 08:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
4/19 8:25
大きく口を開けたクラック。
緩やかに尾根を辿ります。
2015年04月19日 08:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:34
緩やかに尾根を辿ります。
P1021から小僧森、大僧森。
2015年04月19日 08:40撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:40
P1021から小僧森、大僧森。
P1021からコルへ下降。
2015年04月19日 08:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:45
P1021からコルへ下降。
コルから急斜面を登ります。雪面がやや硬くアイゼンを着ければ良かったか・・・とちょっと後悔。
2015年04月19日 08:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 8:48
コルから急斜面を登ります。雪面がやや硬くアイゼンを着ければ良かったか・・・とちょっと後悔。
途中でピッケルを出しました。
2015年04月19日 08:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 8:53
途中でピッケルを出しました。
急登が終わり緩やかに尾根を辿ります。
2015年04月19日 09:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 9:11
急登が終わり緩やかに尾根を辿ります。
ブナの林を行きます。良い雰囲気です。
2015年04月19日 09:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 9:29
ブナの林を行きます。良い雰囲気です。
右手が切れた尾根を行きます。
2015年04月19日 09:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 9:47
右手が切れた尾根を行きます。
尊仏平を過ぎると左に月山。そして小僧森が見えてきました。
2015年04月19日 09:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
4/19 9:54
尊仏平を過ぎると左に月山。そして小僧森が見えてきました。
稜線に出る手前のなだらかで広々した疎林帯。
2015年04月19日 10:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 10:01
稜線に出る手前のなだらかで広々した疎林帯。
小僧森の全貌が見えてきた。基部に向かうスキーヤを確認できます。
2015年04月19日 10:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
4/19 10:04
小僧森の全貌が見えてきた。基部に向かうスキーヤを確認できます。
稜線に出ると正面には葉山の馬蹄形の稜線。
2015年04月19日 10:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
4/19 10:11
稜線に出ると正面には葉山の馬蹄形の稜線。
ここが小僧森。右は雪庇、中央にはクラック。クラックはブッシュの左側まで達しています。クラックを避けるには基部から左手にトラバースする必要があるけど傾斜が増すし・・・
2015年04月19日 10:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
4/19 10:12
ここが小僧森。右は雪庇、中央にはクラック。クラックはブッシュの左側まで達しています。クラックを避けるには基部から左手にトラバースする必要があるけど傾斜が増すし・・・
雪は柔らかそうでしたがここでアイゼンを着けます。
2015年04月19日 10:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
4/19 10:16
雪は柔らかそうでしたがここでアイゼンを着けます。
二人がアイゼンを着けている間に、スキーヤー達はクラック帯をものともせず通過して行きました。
2015年04月19日 10:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:23
二人がアイゼンを着けている間に、スキーヤー達はクラック帯をものともせず通過して行きました。
小僧森を登るT氏。
2015年04月19日 10:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
4/19 10:25
小僧森を登るT氏。
この時間になり霞がかかった感じで遠望は利きません。
2015年04月19日 10:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:26
この時間になり霞がかかった感じで遠望は利きません。
スキーヤー達は右手を通過したようですが、左のブッシュから巻きました。
2015年04月19日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:28
スキーヤー達は右手を通過したようですが、左のブッシュから巻きました。
小僧森と青空。。。
2015年04月19日 10:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 10:29
小僧森と青空。。。
小僧森に着きました。
2015年04月19日 10:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:32
小僧森に着きました。
次は大僧森。急斜面を下っての上り返しです。
2015年04月19日 10:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:35
次は大僧森。急斜面を下っての上り返しです。
小僧森を下った基部。T氏が壊れたようです(笑)
2015年04月19日 10:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:36
小僧森を下った基部。T氏が壊れたようです(笑)
大僧森から続く尾根には雪庇が発達しています。
2015年04月19日 10:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:37
大僧森から続く尾根には雪庇が発達しています。
大僧森と青空。右にクラック。
2015年04月19日 10:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:39
大僧森と青空。右にクラック。
写真で見るより急です。
2015年04月19日 10:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:42
写真で見るより急です。
大僧森のピークでスキーヤーに追いつきました。
2015年04月19日 10:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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大僧森のピークでスキーヤーに追いつきました。
ここからは先陣を切っていきます。左手に大きく月山。
2015年04月19日 10:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:45
ここからは先陣を切っていきます。左手に大きく月山。
先週登った月山。今日も賑わっているかな。
2015年04月19日 10:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:46
先週登った月山。今日も賑わっているかな。
左に葉山とその右後方に奥ノ院の社殿を確認できます。
2015年04月19日 10:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:46
左に葉山とその右後方に奥ノ院の社殿を確認できます。
葉山の馬蹄形の稜線1。
2015年04月19日 10:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:47
葉山の馬蹄形の稜線1。
葉山の馬蹄形の稜線2。
2015年04月19日 10:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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葉山の馬蹄形の稜線2。
葉山に向かう稜線上は融雪がすすんでいて、踏み抜き注意。
2015年04月19日 10:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 10:49
葉山に向かう稜線上は融雪がすすんでいて、踏み抜き注意。
所々で夏道のヤブをかき分けて進みます。
2015年04月19日 10:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:52
所々で夏道のヤブをかき分けて進みます。
どこからが雪庇なんでしょ・・・十分にマージンを取って進みます。
2015年04月19日 10:56撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:56
どこからが雪庇なんでしょ・・・十分にマージンを取って進みます。
振り返って大僧森、小僧森、P1358
2015年04月19日 10:56撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 10:56
振り返って大僧森、小僧森、P1358
大ツボ石付近を行く。葉山山頂はもうそこです。
2015年04月19日 11:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
4/19 11:01
大ツボ石付近を行く。葉山山頂はもうそこです。
標識は不明瞭で判読不能。
2015年04月19日 11:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 11:04
標識は不明瞭で判読不能。
葉山山頂(P1462)に到着。この山頂一帯には雪が全くありません。笹が邪魔で眺望は今一つ、地味な感じの山頂です。
2015年04月19日 11:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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葉山山頂(P1462)に到着。この山頂一帯には雪が全くありません。笹が邪魔で眺望は今一つ、地味な感じの山頂です。
一休みして奥ノ院を目指します。再び一旦下っての上り返しです。
2015年04月19日 11:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 11:25
一休みして奥ノ院を目指します。再び一旦下っての上り返しです。
奥ノ院の鳥居。
2015年04月19日 11:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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奥ノ院の鳥居。
奥ノ院社殿。ここは寒河江市らしい。
2015年04月19日 11:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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奥ノ院社殿。ここは寒河江市らしい。
奥ノ院で休憩して戻ります。スキーヤーの他に二人やってくるのが見えました。
2015年04月19日 11:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 11:52
奥ノ院で休憩して戻ります。スキーヤーの他に二人やってくるのが見えました。
今にも落っこちそうな雪庇。ここは大ツボ石の辺り。
2015年04月19日 12:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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今にも落っこちそうな雪庇。ここは大ツボ石の辺り。
落っこちそうな雪庇を上から。
2015年04月19日 12:08撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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落っこちそうな雪庇を上から。
対側には烏帽子岩。上を行くのか巻くのか・・・どうやって通過するんでしょ?
2015年04月19日 12:19撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 12:19
対側には烏帽子岩。上を行くのか巻くのか・・・どうやって通過するんでしょ?
大僧森を行くT氏。現在麓では桜が満開。残雪期の春山ですな。。。
2015年04月19日 12:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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4/19 12:31
大僧森を行くT氏。現在麓では桜が満開。残雪期の春山ですな。。。
大僧森の標識を発見。
2015年04月19日 12:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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大僧森の標識を発見。
所々でポッカリ穴をあけてます。深さは1〜2mくらい。
2015年04月19日 12:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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所々でポッカリ穴をあけてます。深さは1〜2mくらい。
朝日連峰は霞んでかすかに。
2015年04月19日 12:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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朝日連峰は霞んでかすかに。
小僧森で一休み。
2015年04月19日 12:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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小僧森で一休み。
小僧森の下り。
2015年04月19日 13:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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小僧森の下り。
小僧森の尾根にも大きな雪庇。その背後に月山。
2015年04月19日 13:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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小僧森の尾根にも大きな雪庇。その背後に月山。
尊仏平の手前でアイゼンは用済み。足が軽〜い。
2015年04月19日 13:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 13:13
尊仏平の手前でアイゼンは用済み。足が軽〜い。
尾根が広がり進路を検討中。
2015年04月19日 13:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 13:31
尾根が広がり進路を検討中。
P1021に続くコルまで下りてきました。帰りはここから左手の谷に入ります。クラックを避けて手前から下りました。
2015年04月19日 13:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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P1021に続くコルまで下りてきました。帰りはここから左手の谷に入ります。クラックを避けて手前から下りました。
谷に導かれて下りて行きます。
2015年04月19日 13:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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谷に導かれて下りて行きます。
葉山キャンプ場を通過。
2015年04月19日 13:58撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4/19 13:58
葉山キャンプ場を通過。
無事に下山しました。葉山の湧き水で喉を潤して帰りました。
2015年04月19日 14:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
4/19 14:12
無事に下山しました。葉山の湧き水で喉を潤して帰りました。
撮影機器:

感想

前から気になっていた寒河江葉山です。
昨年夏に一度山ノ内口から登ろうとしたことがあったのですが、登山口に着く前に道を間違えたり、スズメバチにロックオンされたり(^^;で断念。それっきりになってました。(その日は結局山形神室に登りました。)
さて先週登った月山山頂からは葉山が"ど〜ん"と・・・それを見ていたら気持ちはスッカリ「そうだ!葉山に行こう♪」となって、下山後はせっせと情報収集。あとは天気次第かな・・と思っていたら、週末は快晴の予報。
・・・で、行ってきました、村山葉山。。。
なんでも東北各地にある葉山の中で、一番標高が高いのがこの葉山らしい。まぁ高いといっても1,462mですけどね。
でもそんな標高の割にかなりアルペン的な景色を満喫した山行でした。
今回は姫はお休み。かわりに前回も同行したMr.T氏と一緒です。

葉山キャンプ場から夏道は谷地形を詰めていくのですが、今回二人はいったんP1021の尾根に乗りピークからコルに下りて葉山の稜線を目指しました。コルの辺りで登ってくるスキーヤー二人組(出発する前に駐車場でお会いしたお二人)を確認。
コルからは樹林の急登。まだ気温が上がらず雪面が固く、十分に蹴り込めず途中でピッケル片手に上りました。
この急登を過ぎると傾斜が緩み、尾根地形を登ります。尾根が広がり緩やかに登りつめるとP1243ですが、ここはそれと認識せずに通過。
現れた急斜面を一登りすると視界が広がり左手には月山。その右手に小僧森の尖塔がクッキリと見えてきます。小僧森はこのルートの核心部。右手は雪庇。尾根上にはクラックが走り、左は急な斜面で厭らしい。
基部でアイゼンを付けピッケル片手に小僧森に取り掛かります。アイゼンを付けている間にスキーヤー二人が板を外してツボ足で先行していきました。
彼等はクラックも何のその、クラックを横断するが如く直登して通過。
自分達もとりあえずクラック地帯まで登ってみると、それを回避するには中央のブッシュ帯のさらに左側までトラバースしないと無理。右は雪庇なので当然不可。
雪面は柔らかく十分蹴り込めるのでトラバースできないことはないけど、
左に行けば行くほど傾斜が急になってるんですよね。
そこでスキーヤー達同様クラック帯をソーッと刺激しないように通過。
クラックが走っている所を通過するのは実に厭な感じですが、
下りにまたここを通過しなくちゃいけないんですよね。(^^;

小僧森に無事に登って次は大増森。一旦下って上り返しです。
先行するスキーヤー達が大増森の急斜面に取り付いているのが見えました。二人も後を追う様に先へ進みます。大増森もそこそこ急でしたが小僧森よりかなり楽。
広い大増森のピークでスキーヤ達をパスして、ここからは先陣を切ります。
左手には先週登った月山が真っ白い姿を見せていました。

葉山に向かう稜線は融雪がすすみ踏み抜きが発生。安全な場所を探して所々夏道を辿りヤブを掻き分けながら進みました。今年は雪が少ないんでしょうか・・・もう少し早い時期の方が雪が多くて締まっていて歩き易いのかも。
大ツボ石を通過してなだらかに稜線を行くと葉山山頂に到着。予定ではここまでのつもりでしたが、まだ時間も早いし眺望が乏しくなんか寂しい山頂ですし、もう一つ先のピークの奥ノ院まで行ってみることに。
山頂を下り広い雪原を横断して登り返すと一登りで赤い鳥居をくぐって奥ノ院に着きました。この日はだんだん雲が増えて遠景はあまり利かなかったですが、晴れていれば素晴らしい眺望が得られるんでしょう。せっかく葉山まで来たら奥ノ院まで来た方がイイですね。
奥ノ院でお昼休憩して往路を下山。
帰りはP1,021のコルから谷を辿って葉山キャンプ場へと戻りました。

下から見るだけでは葉山の稜線がこんな形になっているとは思いもしなかったですが、その稜線の一端に立つと爆裂火口を回るように稜線が馬蹄形に連なり、いくつかのピークが存在していることがよく分かりました。結構アップダウンがあって大変そうですが、いつかこの稜線を一周してみたいものです。

帰ってから地形図を眺めていて思ったのですが、P1021から北側に下りて大僧森の尾根に直接取り付けるかも・・・チャンスがあれば試してみようかな。また来シーズン以降ですけどね。

(TONO)

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