残雪の寒河江葉山


- GPS
- 06:34
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 919m
- 下り
- 908m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:29
天候 | 晴れ/高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■到着時には1台のみ。その後2台やってきて、下山時には7〜8台駐まってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■朝の早い時間は雪面が凍っているので急な斜面ではスリップに注意。 ■小僧森の登りは右(東側)は雪庇が張り出し、尾根上は雪面にクラックが走り、左(西側)に巻くと傾斜がきついトラバースとなり、通過に注意が必要。 ■大僧森〜大ツボ石の稜線は右(東側)に雪庇あり、クラックが走っているので、所々で出ている夏道を通過。 |
その他周辺情報 | 今回は温泉に寄らず直帰 |
写真
感想
前から気になっていた寒河江葉山です。
昨年夏に一度山ノ内口から登ろうとしたことがあったのですが、登山口に着く前に道を間違えたり、スズメバチにロックオンされたり(^^;で断念。それっきりになってました。(その日は結局山形神室に登りました。)
さて先週登った月山山頂からは葉山が"ど〜ん"と・・・それを見ていたら気持ちはスッカリ「そうだ!葉山に行こう♪」となって、下山後はせっせと情報収集。あとは天気次第かな・・と思っていたら、週末は快晴の予報。
・・・で、行ってきました、村山葉山。。。
なんでも東北各地にある葉山の中で、一番標高が高いのがこの葉山らしい。まぁ高いといっても1,462mですけどね。
でもそんな標高の割にかなりアルペン的な景色を満喫した山行でした。
今回は姫はお休み。かわりに前回も同行したMr.T氏と一緒です。
葉山キャンプ場から夏道は谷地形を詰めていくのですが、今回二人はいったんP1021の尾根に乗りピークからコルに下りて葉山の稜線を目指しました。コルの辺りで登ってくるスキーヤー二人組(出発する前に駐車場でお会いしたお二人)を確認。
コルからは樹林の急登。まだ気温が上がらず雪面が固く、十分に蹴り込めず途中でピッケル片手に上りました。
この急登を過ぎると傾斜が緩み、尾根地形を登ります。尾根が広がり緩やかに登りつめるとP1243ですが、ここはそれと認識せずに通過。
現れた急斜面を一登りすると視界が広がり左手には月山。その右手に小僧森の尖塔がクッキリと見えてきます。小僧森はこのルートの核心部。右手は雪庇。尾根上にはクラックが走り、左は急な斜面で厭らしい。
基部でアイゼンを付けピッケル片手に小僧森に取り掛かります。アイゼンを付けている間にスキーヤー二人が板を外してツボ足で先行していきました。
彼等はクラックも何のその、クラックを横断するが如く直登して通過。
自分達もとりあえずクラック地帯まで登ってみると、それを回避するには中央のブッシュ帯のさらに左側までトラバースしないと無理。右は雪庇なので当然不可。
雪面は柔らかく十分蹴り込めるのでトラバースできないことはないけど、
左に行けば行くほど傾斜が急になってるんですよね。
そこでスキーヤー達同様クラック帯をソーッと刺激しないように通過。
クラックが走っている所を通過するのは実に厭な感じですが、
下りにまたここを通過しなくちゃいけないんですよね。(^^;
小僧森に無事に登って次は大増森。一旦下って上り返しです。
先行するスキーヤー達が大増森の急斜面に取り付いているのが見えました。二人も後を追う様に先へ進みます。大増森もそこそこ急でしたが小僧森よりかなり楽。
広い大増森のピークでスキーヤ達をパスして、ここからは先陣を切ります。
左手には先週登った月山が真っ白い姿を見せていました。
葉山に向かう稜線は融雪がすすみ踏み抜きが発生。安全な場所を探して所々夏道を辿りヤブを掻き分けながら進みました。今年は雪が少ないんでしょうか・・・もう少し早い時期の方が雪が多くて締まっていて歩き易いのかも。
大ツボ石を通過してなだらかに稜線を行くと葉山山頂に到着。予定ではここまでのつもりでしたが、まだ時間も早いし眺望が乏しくなんか寂しい山頂ですし、もう一つ先のピークの奥ノ院まで行ってみることに。
山頂を下り広い雪原を横断して登り返すと一登りで赤い鳥居をくぐって奥ノ院に着きました。この日はだんだん雲が増えて遠景はあまり利かなかったですが、晴れていれば素晴らしい眺望が得られるんでしょう。せっかく葉山まで来たら奥ノ院まで来た方がイイですね。
奥ノ院でお昼休憩して往路を下山。
帰りはP1,021のコルから谷を辿って葉山キャンプ場へと戻りました。
下から見るだけでは葉山の稜線がこんな形になっているとは思いもしなかったですが、その稜線の一端に立つと爆裂火口を回るように稜線が馬蹄形に連なり、いくつかのピークが存在していることがよく分かりました。結構アップダウンがあって大変そうですが、いつかこの稜線を一周してみたいものです。
帰ってから地形図を眺めていて思ったのですが、P1021から北側に下りて大僧森の尾根に直接取り付けるかも・・・チャンスがあれば試してみようかな。また来シーズン以降ですけどね。
(TONO)
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