大杉谷から大台ヶ原山へ
- GPS
- 12:11
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,773m
- 下り
- 1,513m
コースタイム
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:42
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:19
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 桃の木小屋 宿泊 1泊2食 お弁当付き 12000円 お風呂あり、トイレ水洗 お布団だけでは寒い場合は200円追加で毛布を貸してもらえます |
写真
感想
土曜日日曜日は、日本山岳会 岐阜支部の百名山企画で大台ケ原へ。大台ケ原は山頂周辺まで車で上ることができる。しかし正当なルートは、大杉谷を経て大台ケ原山頂へと上り詰めるルートであろう。
このルートの場合、入山口と下山口(山頂)が異なるため、移動の采配が難しくなかなか実現ができなかった。今回は、マイクロバスをチャーターし、ドロップとピックアップをお願いする贅沢山行として企画した。
1日目は大杉谷を桃の木山の家まで。年間降水量が極めて多いとされる大杉谷は、浸食されて深い谷が続く道だ。日本有数の渓谷美と言われるのも頷ける。青く深い淵ながらも、川底まで見通すことのできる美しい水の流れを眺めながら、川岸の壁をへつって進む。いたるところに雄大な名瀑があり、飽きることがない。ゆっくりとしたペースで談笑しながら進んでいくと桃の木山の家に到着する。
桃の木山の家は、渓谷に現れた桃源郷のようだ。小屋のデザインも落ち着いて素晴らしく、夜に窓からあふれるオレンジの光も心を癒やす。山小屋なのにお風呂もあり、ここまでの汗が流せるのは最高だ。風呂のあとのビールが美味いこと。
翌日は暗いうちに出発。朝の渓谷美もまた素晴らしい。中電のダムで河原の旅はおしまいとなり、急登の尾根に連なる。そのまた詰めあげると背の低い笹に覆われた丘陵につながり、いきなり開けた山頂、日出ヶ岳に到着する。
山頂からは熊野の海がみえる。山深い印象しかなかったので、嬉しい驚きだ。展望台からは大峯・台高・熊野の山々が一望できる。食事をとり、大蛇グラへ向かった。大蛇グラは谷底から一つ飛び出たヘビの頭のようであり、周りは崖ですっぱりと切れ落ちている。ハイキング気分でこれだけの高度感のある景色に巡り会えるのは、さすが天下の景勝地。スリルを感じながらも全員が絶景を楽しむことができ、今回の山行の締めくくりとしてふさわしかった。
全行程、飽きることのない充実した山行だった。移動や小屋など、我々の山岳会としては贅沢な山行となったが、これもたまには良いだろう。今年の思い出に残る山行の一つとなった。
日本山岳会 岐阜支部の山行で大杉谷から大台ヶ原に行ってきた。
バスを降りて登山道に入るとすぐに太い鎖がついている岩をくりぬいたような道になる。登山道を通して太い鎖が本当にたくさんついていた。下の廊下ほどではないにしても、確かに落ちたら大変だと思われるようなところがずっと続く。いくつもの揺れる吊り橋を渡る。登山道と言っていいのかわからない比較的平たんな道ではあるが、若干の紅葉と沢の水の青さ、流れる滝の雄大さと飽きることのない景色が続く。
小さなアップダウン以外はずっと平坦な道を歩いているが標高差が550m位となったところで桃の木小屋に到着。
テレビで見た通りの吊り橋を渡った先にある山小屋で、思ったより大きい。
中は広く、私たちは12名の個室。暖房はないため若干寒さを感じるがお風呂があり、女性は3名くらいでいっぱいになるくらいの大きさで、到着してお風呂に行くと10名程ならんでいたが7時までなので、並んで入る。石鹸等は使用できなかったが、暖かいお湯につかるだけで生きかえる。
夕食のカレーwithとんかつは本当においしかった。布団は薄かったので200円を追加して毛布をもらい暖かさを買った。
翌朝は登り一辺倒となるが、変化の富んだコースで飽きることがない。沢沿いから尾根道に入るとナツツバキ他の樹木や苔を見ながら古道の雰囲気のある道を登っていく。が、小屋の手前でいきなり道路に出たときには現代に引き戻されたような気になった。粟谷小屋でトイレを借りて、再び登山道へ。そこから大台ヶ原までの道はよく整備された道だった。大台ヶ原山頂に到着すると海が見えたのは驚きだった。いままでうっそうとした沢と山の中を歩いていたのに、こんなに海に近いなんて・・・
山頂から大蛇嵓へ。今までとは比べ物にならない非常に整備されつくした道を進んでいく。あと少しで大蛇嵓というところで、日帰りコースできていた会の仲間たちと合流できた。久しぶりに会ったわけではなくても、こんなところで会えると嬉しさ倍増。大蛇嵓からの景観はその場に立たないとわからない圧巻さだった。大台ヶ原の魅力はここが一番といってもいいのかもしれない。
何年か前に大台ヶ原には行ったが大蛇嵓を通り越してしまった。大杉谷は桃ノ木小屋までは行ったがその先は未知の世界。つまり、どちらも中途半端に終わっていた。
今回はその2つともいけるのでとても楽しみにしてました♪
大杉谷は予想していたほどのスリルは感じなかったけれど滝と吊り橋の連続で景色を堪能させて頂いた。マイナスイオンいっぱいだったね。
実は2日目の朝から左足がいきなり攣ってとても心配した。何とかマッサージしながら登ってたらその後は攣ることもなく歩けて一安心。
大蛇嵓はやはり圧巻的な迫力!天気が良くて良かったなあ。
途中で何百羽の鳥が渡って行くのを見て益々冬の訪れを感じました。何という鳥だったのか興味が尽きない。
楽しい2日間を計画して頂いたメンバーに感謝。
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