滝山から釈迦岳
- GPS
- 05:40
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:39
天候 | 天気は素晴らしかったです!鈴鹿のほうまでよく見えました(^^)。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは特に危険はありませんでしたが、駅で駅員さんにクマが出ているという情報をいただいたため、想定外に心が疲れました(^^;)。 |
その他周辺情報 | 近江舞子はセブンイレブンが近くにありますが、自販機しかありません。 |
写真
感想
北小松駅ゴールで歩いたことはありましたが、こちらからスタートするのは初めてです。楽しみです。トイレを済ませて駅を出ようとすると、駅員さんに「山に行かれますよね?」と尋ねられました。まあこんな格好ですし(^^;)。何かと尋ねると、最近クマが目撃されているので注意くださいとのことで、A4の紙を見せられました。注意といっても熊鈴ぐらいしかないですけど。。。ビビりながらのスタートになりました。
まずはすぐの高架を越えて山に向かわず、見えているお寺方向へ。そのまま突っ切るとまた道路に合流し、道路沿いに上がっていきます。地図で見ていた通り、道路から右へ折れて登山道へ入りました。ドットの数からそれなりに踏まれていると思っていましたが、その通り凹部になったしっかり踏まれたルートが続いておりました。
それなりに倒木などはありますが、ここも明らかに良く踏まれたルートになっております。しかし、ルートに沿ってずっと掘り返したような跡があって、動物の気配を感じます。この掘り返し方は猪だろうとは思うのですが、熊情報が頭にあるだけに必要以上にビビっております(^^;)。鉢合わせなんてしないように、時々止まって鈴を振り鳴らし、気配がないことを確認しつつゆっくり登りました。
ここも時折背後の景色を楽しめるルートになっていました。道は相変わらず明瞭で、テープも時折見かけます。順調に高度を上げていくと、看板がある分岐に差し掛かりました。看板とはいってもかまぼこ板のような小さいものですが、牛の可愛い絵と「牛山→」とありました。今日のような日は人工物がありがたく感じます。
あのピークは牛山っていうのか。右に折れてしばらく進むと、またも分岐が現れました。これ、どっちも行けそうなんやけどな。より深く刻まれていた左を目指しました。倒木を越え登っていきますが、突然踏み跡が薄くなりました。おかしいと思って地図を見ると、コースアウト判明(^^;)。尾根に向けて直登しておりました。でも途中まで確かに踏み跡があったのにな。まあもうすぐ尾根芯なのでこのまま行っちゃうことにします。
尾根芯には明瞭な踏み跡がありました。テープもいっぱい。とりあえず牛山は行っておくことにします。牛山の標識はちょっと野登山を思い出すようなシンプルなものでしたが、あるだけありがたいものです。この先もうちょっと行ったところに眺望ポイントがあるようなドットの付き方でしたが、もうここまで来た以上いいかと思って滝山方面へ進むことにしました。
この尾根芯、ぼやっとしているので何度か外してしまいましたが、けっこう多数のテープというかリボンというかが設置されていて、落ち着けばすぐに復帰できます。なかなか気持ちの良い稜線歩きです。木々の隙間からリトル比良が見えたりで、静かな一人歩きが楽しめました。
突然池が現れました。紅葉とその反射と、青空が相まってとてもきれいです。でもまだ出だしなので休憩せずに進むことに。どうやらこのあたり、いくつかルートがあるのか、支尾根に乗っかりそうになったり意外と迷子になりがちかもしれません。リボンはしっかりあります。
その先で、本日初めて人とすれ違いました。二人組だったので話し声が聞こえたのでこちらからは人と認識できましたが、向こうはびっくりしたかも(^^;)。まあ鈴を鳴らしているので大丈夫だったとは思いますが、ついでにちょっとだけ情報交換を。なんか、ヤマップではルート表示されているらしく、私がスルーした岩を目指して歩いていたとのこと。そんな有名なんか、逃した獲物は。なんか悔しいぞ(^^;)。
この先もリボンを頼りに進みます。意外と長い稜線歩きを楽しみつつ緩やかなアップダウンの先に、滝山が出てきました。この先は一般道ですね。おそらく熊のリスクは下がったかと少しホッとします。地図によると、今日歩いた稜線から寒風峠までの扇形の地形が、なにやらオトワ池から蓬莱山までの地形をほうふつとさせるので、機会があれば自由に歩いてみたいものです。
寒風峠までは高度を下げていきます。そこからは登り返し。今日は登ったり下ったりです。まあこの先は登りですね。逆から来たことしかなかったので、こっち側もやっておきましょう。激登りになること、覚悟してますとも(^^;)。
まずはヤケ山へ。ここでお二人が休憩されていました。挨拶して会話をすると、今朝同じ電車で来て北小松駅で下車された方でした。「クマ、ビビりますよね〜」なんて話をしてルート情報交換。私はもうちょっと先まで行って休憩させてもらいます。
この先は記憶通りの激登り。稜線は風も強いかと思っていましたが、さほどでもなく素晴らしい登山日和です。ススキの中を抜け、登り続けます。大きな岩のところで小休止し、少し補給。さて、ヤケオ山まで行ってしまいましょう!
補給が遅かったのか、ちょっとバテ気味にヤケオ山に到着。ここまで来ればもう釈迦岳の高度とさほど変わりません。この先は天空の稜線。後日、逃した場所の名前がトビ岩だったとわかったのですが、逃したトビ岩のかわりにこの先で眺望を楽しませていただきましょう!そのとき、標識の奥に通行止めの古い看板が見えました。ここに直登するルートもあるんか?まじで?ふむふむ、また調べることが増えますねぇ。
琵琶湖の眺望を楽しみつつ、崩落地の近くでは緊張しつつ(西側にルートが振られているので安全です)、稜線を抜けていきます。最後の登りの途中で、雪の名残を発見。ホワイトシーズンも近い。そして釈迦岳に到着。今日は武奈ヶ岳やら堂満やらに回る体力も時間も残ってません(^^;)。当初はワンゲル道から近江舞子へ降りていこうと思っていましたが、クマが怖いので人が多そうな通常ルートで下山します。
これはこれでいいですね。しばらくぶりに歩くルートはもはや忘れていて普通に面白い。途中でかつての登行リフトの乗り換え場所に到着。なんかノスタルジー。よくこんなところに作ったもんだ。下からここまで来て、ここから北比良峠方面へ乗り換えて行ったわけか。人間ってすげぇ。しばし古に心を飛ばしたあと、下山を再開します。
やがて下のリフト乗り場に到着。下山です。とはいえ、ここから比良駅までがまあまああるんですよね。もちろん今日も歩いて行きますとも(^^;)。一昨年、子猫を見送った場所で手を合わせてから足早に進みます。
駅への最後の銀杏並木からの景色も素晴らしい。雲一つない青空とその下の琵琶湖。まっすぐ伸びる湖西線をサンダーバードが通過していきます。全然退屈しなかったな。角にある商店が閉まっていたので、今日は初めて駅前の一休でビールをいただき、ちょっと早めに駅のホームへ。ほっこりと登ってきた山を眺めるひと時を楽しんでいると、ほどなく湖西線が入線。今日もありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する