大杉谷から大台ヶ原山
- GPS
- 10:56
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,826m
- 下り
- 1,526m
コースタイム
- 山行
- 2:41
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:53
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:59
天候 | 1日目:雨時々曇り 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:奈良交通バス「大台ヶ原」から「近鉄大和八木」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されていて問題箇所はなし 雨のため滑りやすい箇所あり |
写真
感想
前回、大台ヶ原に行ったときに
次回はぜひにと思い実現した
大杉谷からの大台ヶ原。
バスの予約日が空いていたのが
今年度最後だったので駆け込みで実現した。
初日は雨。行きの電車で三重県に入り
雨が止んで晴れ間が見えたりしていたので
期待した。
バス待ちの時間帯も雨が止んでいたので、
これは雨に当たらずに行けるとか思ったが
残念ながら、一瞬晴れ間も出たが、基本は雨。
ただ風がほとんどなかったので、
ずぶ濡れになるといった感じではなかった点はよかった。
吊橋が多いが、雨で濡れると滑る。
吊橋の途中で写真を撮ったりしたが、
滑ったら、隙間から下まで落ちると考えるとより慎重になった。
途中の千尋滝やシシ淵、ニコニコ滝はなかなかの絶景。
特にシシ淵は秘境感があって、岩と岩の間から
奥に滝がある構図は最高にいい。
雨が降っていたので長居はできなかったが、
光が差し込むと、手前の淵がいい感じに彩られるとは想像できた。
道中は岩をくり抜いたかのような細い登山路に鎖があって
真横は急峻な谷となかなかスリルがある。
最初にガイドからの説明があったように、トレッキングポールは
邪魔になるので、初日は完全に封印した(要所に鎖があって
ポールは邪魔になるだけでなく、逆に危険と感じた)。
雨も楽しみながら、あっという間に桃の木小屋に到着。
晴れていたら、道中で休憩ができるのでもう少し時間がかかったと思われる。
山小屋では、時間がたっぷりあるので、ゆったりと休憩。
宿泊客も少な目のようで、両隣は使用せず、ちょっとしたプライベート
空間が確保された。これはよかった。
お風呂は暑めで、浴槽は深く、冷えた体が一気に温まった。
浴槽は3人が入れる大きさ。温もるだけなので、回転は早い。
食事はエビフライに豚カツとボリュームあるメニュー。
ご飯も美味しく、満足感が高かった。
ただ、消灯の連絡なく午後8時に真っ暗になったのは驚いた。
寝る場所は少し寒く、有料の毛布などを借りている人もいた。
寝ている時から、空を見ていると星が綺麗に見えたので、
晴れてきていることを実感。2日目の天気は期待ができた。
2日目は予想通り晴れ。少し早めに朝食を済ませて、
早速、大台ヶ原を目指す。
途中の七ツ釜滝はなかなかの迫力。滝は晴れた中の方がいい。
その後の崩落地もなかなかの見応えがあった。
この崩落しているガレ内にルートがあるのも面白かった。
光滝、堂倉滝と続き、滝散策はここまで。
谷筋はアップダウンも激しく、谷に迫って作られた道が
細く、傾斜も厳しい部分もあったが、基本、危ない箇所には
鎖が用意してあるので、安心できるものだった。
確かによそ見をしない、走ったりしない限りは大丈夫なのだろう。
ここから先は尾根を目指してひたすら上り。
途中、雪が積もっていて、変化がある景色に楽しめた。
まさか、もう雪と会えるとは思っていなかったので、
ちょっと感動した。
ペースを守って、一歩ずつ着実に歩を進めることで、
なんとか日出ヶ岳(大台ヶ原山)の到着。
前回は、バスで大台ヶ原まで来たので、
下から登ってここに到達したと達成感があった。
ここからは、ぼちぼち、大台ヶ原を周回。
正木峠、正木ヶ原から、大蛇堯▲轡カラ谷と絶景を撮影しながら、
散策。
特に大蛇瑤任蓮∈燭里△訃貊蠅泙嚢圓辰董怖いながらも
写真を撮って、迫力と絶景を体感できた。
一周まわっても、まだまだバスまでの時間があったので、
苔道、さらに、中道を通って再度、正木峠、正木ヶ原を満喫。
ここで遅めの昼食を景色を見ながら堪能した。
駐車場に戻ったが、まだ時間がある。
しばらくは待たないと諦めていたが、
本日はツアーがあって客が多く、臨時便が用意されているとのことで、
午後4時発のところ、臨時便は午後3時半過ぎに出発することになり、
早めに帰宅することができた。
2日間、雨も晴れも体験でき、
山小屋でも携帯の繋がらない落ち着いた時間を過ごし、
秘境を感じさせる谷筋、見事な景観を生み出している滝を
満喫できた。
また、雪の大台ヶ原の姿や熊野灘なども
見ることができて大満足の旅となった。
いいねした人