歩荷トレ 三頭山ヌカザス尾根
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- GPS
- 05:12
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 690m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:09
天候 | 11時まで 晴(雲量7〜8) 13時まで 雲 それ以降 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
↓(JR青梅線) 奥多摩駅 ↓(西東京バス) 小河内神社 【復路】 都民の森 ↓(西東京バス) 武蔵五日市駅 ↓(JR五日市線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪なし 凍結なし 泥濘なし 急なだけ |
その他周辺情報 | 都民の森のとちの実食堂のメニューは美味しい。 |
写真
装備
個人装備 |
テント2張
ロープ3本
ガスカートリッジ4本
ガスヘッド1
水12リットル
行動食
その他日帰り登山用小物
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感想
奥多摩・三頭山のヌカザス尾根へ歩荷トレーニングをしに行きました。
ちょっとバタバタしていたので、2か月半ぶりのお山でした。
「ヌカザス」は、地図ではほぼカタカナで表記されていますが、
漢字で「糠指」と書きます。
その名の由来はよく分かっていませんが、
そのあまりの急坂を形容して、糠に脚を指すようである、
などという俗説もあります。
この尾根は、奥多摩湖の南岸から北に伸びる、標高差約1000mの尾根で、
始終樹林に覆われ、三頭山までの道中、眺望がほとんどない静かな場所です。
鷹ノ巣山の稲村岩尾根などと並び、
奥多摩三大急登の一つとも言われています(諸説あり)。
年中お山に行けるわけではないし、
いろいろな事情で今回のようにお山から遠ざかる時期もあるので、
いざお山に行きたいとき、歩きたい場所を歩きたいように歩けるように、
日常でいろいろな工夫をしながらお山向けのトレーニングをして、
基礎体力や筋力を維持、増強しているわけですが、
「お山に登る身体」は最終的にはお山で作るもの、という考えがありまして、
節目節目では昔からこの歩荷トレーニングを愛好(?)しています。
肉体的な負荷もさることながら、それを投げ出さずに最後まで登りきる、
という精神的な作用にもたらす効果が大きいもので、これを続けていると、
普段の山行時に気持ちの余裕が持てるし、
非常時でも冷静な判断力を維持できる要素にもなります。
昨年12月以来の歩荷トレでしたが、その時はわずか2時間半のトレで、
今回のような本格的なものは昨年4月下旬の腰の骨折以来初めてで、
その点が不安だったこともあって、トレ直前まで気力は捗々しくなく、
登り始めてしばらくの間は雑念ばかりでしたが、
1時間ほどでそれも晴れ、登ることに集中できました。
気づけば、エアリアのコースタイムよりも僅かに早い時間で登り切り、
自分でも上々の結果であったと思います。
1年前のような歩荷力は、ぼくにはもう戻らないかもしれません。
実際に、昨年1月の歩荷トレで揚げた重量など、
今のぼくには恐ろしくてとてもやろうとは思えません。
腰の骨折により、骨格の構造そのものが変わった(医師、整体師談)のだから、
それはそれで当たり前のことなのでしょう。
それでも、今回の歩荷トレをやり抜いたことで、
まだまだ1日(8時間)歩き通す歩荷力が戻っていないこと、
しかしながら、自分の年齢に近い重量を揚げ抜いたことは、
今後の新たな可能性を見出す、意義あるトレとなりました。
まずは、再び歩荷エイジシュートを果たし、
1日8時間のトレを行う、という目標に向かうことにします。
降水確率0%という天気予報はものの見事に外れ、
途中から雷雨に襲われてしまいましたが、
最後まで荷を下ろすことなく歩き切ることができました。
こうした結果がまた、次へのお山への、日々への原動力になっています。
さて、GWはどこのお山に行こうかな。
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