大倉尾根から丹沢山ピストン 強風と雨の丹沢


- GPS
- 07:30
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,608m
- 下り
- 1,688m
コースタイム
天候 | 曇り→霧→雨+強風=嵐?→強風→曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 大倉尾根…(行き)前日の雨の湿り気が残っていたが、ドロドロというほどでない。 いつものように非常によく手入れが行き届いている。 危険箇所無し。 (帰り)雨が降ってみごとにドロドロ。靴がくっつくような感じ。 塔の岳~丹沢山…一部木道の崩壊あり。慎重に通過したい。 他は危険箇所なし。 【登山ポスト】大倉にあり 【日帰り温泉】鶴巻温泉弘法の里湯 2時間1000円 |
写真
たまらずに尊仏山荘にかくまってもらいました。
暖かなコーヒーがありがたいです。
手持ちのパンもかじります。
外は嵐。でも中は天国。
みんなで寄り添っている感じです。
あ、左に写っているのは無線機ですね。
この後、11時から外で「ヤマレコ ローカル各局」で呼びかけてみました。
感想
ゴールデンウィークの初日、前日の大雨をもたらした低気圧は通過したものの、その後をついてくる強風域が関東を覆う日です。
でも、これがピークでその後は落ち着いて安定するはず。
そんなこともあり、結局は計画を絞り込まないまま、山に決めてもらうことにしてとりあえず出発。
夜明け後の大倉に到着。空気は暖か。先日の雪の後とは一段春めいています。
風はありますが、なんとか行かれそうです。
第3案だった、宮が瀬方面への転進は選択から消去して大倉尾根に向かうことにします。
24時間営業の駐車場には車はまだポツポツ。
すでに出発した方もいるようです。
大倉で登山届けを入れて出発進行。
売店のベンチで前泊している方がまだいました。まだ行かないんでしょうか…。
大倉尾根は先日と同様、静かでした。結局、行きの大倉尾根でお会いしたのは、男性単独2人、女性単独1人でした。
今日は大倉山の家を経由します。
水は多めに。全体で3Lです。
山がこれを使うことを許してくれることを祈りながら、新たに水筒に750ml詰めました。
黙々と登ります。木々は柔らかい緑に包まれています。
これで日が出れば、もっと栄えるのだろうと思いが湧きますが、この湿り気のある空気も山には宝物なのでしょう。
登山道も半乾き。昨日の大雨で心配しましたが、尾根道からは水が退いてきています。
次々と現れる山小屋。いずれも風情があります。
登山道の階段に飽きてきたときに休憩ポイントを示してくれています。
でも、今日は先を急ぎます。
山のご機嫌は少し悪いようです。
大倉尾根は下部は森の中なのでほとんど風を感じることなく登ることができますが、時々コルを通り抜ける時に感じる力は強めです。
ただ、登りで暑いのでちょうどいい感じです。
日差しが無いので日焼けの心配はいらなさそうです。
少し立ち止まるだけで、一気に塔の岳に登り上がっていきました。
花立山荘上で風が強くなり雨具の上をウィンドブレーカーがわりに羽織りました。
塔の岳の山頂は人はまばら。
そのまますぐ下山する人、丹沢山方面に進む人。
私は山に伺いをたてます。
風は事前予想よりは強くありません。雲の動きは速いですが、まだ雨には時間がありそうです。
丹沢山までは行かれそうと判断したあとは、速やかに進みます。
大倉尾根とはさすがに整備状態が違います。
それでも木の階段が作られています。すこし歩きにくいですが…。
一部で木道が崩落しています…。
あらかじめ知っていたので、びっくりはしませんが、歩くのに緊張します。
数回のアップダウンをこなし、比較的緩やかな登りで静かな丹沢山の山頂へ。
誰もいない山頂は久しぶりです。
みやま山荘も心なしか寂しげに見えるのは天気のせいでしょう…。
行動食代わりにパンを1個ほおばります。
その間に一人の男性が到着。
さて、どうするか…。
第一希望は主脈縦走ですが、行く手は雲の中。展望は得られそうにありません。
天候は…丹沢山の手前から一段暗くなってきています。まるで夕方のようです。
風は…動きを制止させられる程ではありません。歩こうと思えば行かれそうな感じもします。しかし、予報と高層天気図から考えればこの程度で済むはずはない…。
先は主脈縦走での難所となる鎖場です。
いい気はしません。
パンを食べ終わるまでに心は決まっていました。
無理に行っても、いいことはなさそうです。
できればいい天気の時に楽しみたい縦走路です。楽しみは後に取っておいて、今日は満足できそうなので引き返すことにします。
快調に来た道を戻ります。
龍ヶ馬場を過ぎてしばらくしたところでポツポツと上着を叩く雨音。
ポツポツからバシバシという音に変わるのに時間はほとんどありませんでした。
慌てて雨具の下とザックカバーを取り出します。
コルを挟んだ稜線向こうの男性も慌てて雨具を着ています。
彼も引き返していきます。
私も塔の岳に急ぎます。
雨脚は強く、横殴り。風で体はあおられる程ではありませんが、雨が顔に突き刺さる感覚です。
山頂に戻ると、あわてて尊仏山荘へ避難です。
中にはたくさんの先客がいました。
私も暖かなコーヒーをいただきます。
山小屋のありがたさがしみじみと感じられます。
みんなで椅子にすわって食堂ばりに昼食を思い思いに取っています。
わたしもソーセージのフランスパンをいただきます。
窓の外は嵐の様相。雨がたたきつけ、横に筋を咲かせています。
ストーブにも火が入っており、ほんのりと暖気を感じます。
そろそろ11時。外に出ます。
風は一段弱くなり、雨も弱くあるかどうか。
お昼の間にピークは越えてくれたのでしょう。
日の出山荘の脇で風をよけさせてもらいながら、無線機で呼び出しです。
keisukeさんとつながりました。
山頂のためか、双方1W出力、ホイップアンテナでクリアーに聞こえます。
ありがとうございました。おもしろかったです。
雨も上がり、そこまで寒くはありません。
丹沢山からの戻りですれ違ったトレランの人もきっと大丈夫でしょう…。
相変わらず展望はなく、三の塔尾根に回ってもあまり良さそうではないのでこのまま大倉尾根に向かいました。
道は行きと違って水田と泥沼となっていました。
これでも谷道よりははるかによいのでしょう。
泥だらけになりながら、木道に少し滑りながら道を下ります。
下山は楽なので、ここで清掃下山にします。
でも、ゴミは上部ではほとんど無し。
落ちていてもほとんどがお菓子の袋。
行動食で食べて落としてしまったのでしょうね。お互い様です。
びっくりは、靴の底。落として行かれた方、大変だったでしょう…。
下りで尊仏山荘の常連になっている方にいろいろと話を伺えました。
ぜひ、縦走をがんばりたいと心を固めることができた下山となりました。
雨
丹沢山
竜が馬場の景色は僕も好きですが今日はさっぱりですね。
天気のいい日にリベンジして下さい。
でも、帰宅すぐのヤマレコ早いですね。
雨具、すごく久しぶりに雨具として使いました
竜が馬場、絶景のはずが…
どこ??
という感じでした。
のどには優しい山行でしたが、やはり絶景は見てみたいですね。
すぐ書かないと忘れてしまいそうなので、まだ目が冴えているうちに…と。
少々、荒れ気味
画像見ると視界悪そう
でもでも、雨模様の山行もそれはそれで、良い思い出になりますよ
次回、リベンジ!そして縦走
でも大倉尾根いいな~
強風を安全圏で体感する、という目的もあったので、結構満足です。
いやあ、ちょっと暑いですが、快適なものです。
じつは、雨具、3回くらいしか雨で着てないんですよね。
それもパラパラていどの雨。
後で裾を掃除するのが結構手間がかかるのを初めて知りました…。
縦走、下山の時に一緒になった方がかなりの回数経験があり、いろいろと伺えました。
たぶん、ちゃんとタイムリミットに間に合うように歩けるような気がしました。
でも、そろそろヒルが…。
丹沢お疲れ様です。
朝方は自宅からも丹沢山塊は見えず、やはり天気が良くなかったのですね。
でも下山時には快晴だったのではないでしょうか。
天候は午後から一気に回復しましたね。
ところで、大倉山の家の水場が有料だったとは知りませんでした。
以前ここで給水しましたが、お金を払いませんでした。
今度行ったときに支払いをしなければ..
大倉山の家、水場の水質調査に使っているそうですね。
山ではあまり使わないはずの10円玉、ちょうどあったので重量を軽くして登りました
下山して、空をみて、???
でした。
さすが、山天気でした。
今日、山の上に泊まっている方は、明日がすばらしそうですね。
うらやましいです。
Twitterにも書きましたが、昨日の夜の予報より低気圧がずいぶん南寄りの進路を通ってしまいました。風力も40ノットという結果になって、惑わしい情報申し訳ありませんでした。
最近、自分の山行時に高層天気図と登山天気の風速予想(数値計算結果)のどちらの風力予報が当たるかを気にしていたのですが、今回のように登山天気の方がヒット率が高いように思います。高層天気図で概況を把握し、登山天気で風速を予想したほうが良いかもしれないと感じました。
天気はいまいちでしたが、楽しまれた?ようで良かったです。山行中の無線も楽しそうですね。
いやぁ、楽しかったですよ~。
準備万端で行くと、こうも快適なんですね。
安全圏で楽しむと、荒れた天気もおもしろいです。
風速予測、なかなか難しいですね。
少しの違いでかなり変わってしまいますね。
「登山天気」ちょこちょこ眺めてはいるのですが、どの程度当たっているのか分からなかったので、いままでは「眺める」だけでした。
結構いい予測になってくれるのですね。
もうすこしまじめに見ようと思います。
無線は、また予告してやってみたいと思います。
持ってても、普段少しはやっていないとなかなか緊急時にコールするのはハードルがあがってしまいますから…。
明日はお天気良さそう
丹沢方面は強風&雨降だったんですね
お疲れさまでした
次回はリベンジ縦走、あのながぁ~い奴が出る前に
山の天気は分からない!
でも、そこも魅力で、もしかして雲の上に出られるかもなんて期待したり
ながーい奴、そろそろでしょうかね。
拍手機能のチェックしてみました
いやマジで、下界?でも強風が吹いていたので、ヤバイかもって安易に行ける!と煽ったことを後悔いたしました
風は予測通りというか、期待以上というか、でした。
たまにはこういうことを安全な状態で体験しないとね
なーんて、ただ行きたかっただけかもしれません
ちゃんと難しいところは行かずにおわってます。
所詮、気は小さいのです…。
komadoriさん
雨の中の山行き。
大変でした。
自宅付近も、午前中、時折、窓に雨をたたきつけていました。
その後は、富士山も見え、良い天気に。
道路もあっという間に乾いていました。
でも雨の中の山行きも快適だったようで、、なにより。
尊仏山荘、私もその昔、
冬は避難がてら、コーヒー飲んでいたことを思い出しました。
Y-chan
これだけの風雨の中、歩いてみるのは実は初めてでした。
いつも雨降りそうならやめていたので。
でも、あらかじめ予想して準備しているとかなり快適なものですね。気分にもゆっくり考える余裕がありました。
山道具ってすばらしい!
と感動してしまいました
難点は、カメラが防水でなかったこと…。
短時間で水たまり撮影がせいぜいでした。
もっと風雨が強い感じを出したかったんですが、残念です。
山頂コーヒーは、展望なくてもおいしいですね。
またお邪魔したいと思いました。
この日朝は天気良かったのですが、昼前に寒冷前線通過しましたね。洗濯物と布団干して図書館に行って山の本見ていたら雨が、、、
でも午後晴れて再度干して乾きました。(^^
ふもとでも降っていたのですね。
横浜では、
「きつねの嫁入り」で、2回も洗濯物を出し入れしたと家人が言っておりました。
布団はちゃんと乾いたんですね、だめならシュラフ登場!
の場面だったかも…
それはチョッと。^^;
そうそう、あの日は風も強くて、二回も「布団が吹っ飛んだ!」
おやじです。
「おやじ」、いいではないですか~。
ツボにはまりましたよ!!
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