不完全燃焼だった王岳と河口湖周辺のとんでもない混雑
- GPS
- 04:00
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 842m
- 下り
- 834m
コースタイム
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:25
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:06(JR中央本線) 大月07:42/07:54(富士急行線) 河口湖08:52 河口湖駅🚌09:10(富士急バス西湖周遊バスGreenLine) 根場民宿🚌09:50 復路: 西湖いやしの里根場🚌15:10(富士急バス西湖周遊バス) 河口湖駅🚌16:10※25分遅れ(外国人観光客で大混雑のため) 河口湖17:03(富士急行線) 大月18:02/18:35(JR中央本線) 高尾19:10 |
写真
感想
冬場になると富士山が良く見える山に登りたくなる。
久しぶりに予定があった友人たち4人と御坂山地の王岳に登りに行く。
富士山が良く見える御坂山地の主要な山の中で登り残しているのはこの王岳と、あとは蛾ヶ岳くらいで、王岳の方が公共交通でのアクセスがしやすい。
河口湖駅から富士急バスの「西湖周遊バスGreenLine」に乗ると登山口の西湖いやしの里根場(ねんば)に行くことができる。
この週末は強い寒気が南下し一気に真冬の寒さになるとの予報。
ということは冬型になり太平洋側は天気がいいと思っていたのに、朝起きるとなぜか曇天。
そして、それは結局河口湖駅に着いても、西湖畔に着いても変わらなかった。
紅葉の最盛期は過ぎたのに河口湖駅のバスターミナルが大混雑しているのは登山客だけではなく、外国人観光客も多いからのようだ。
乗り込んだ「西湖周遊バス」も登山客は「毛無山登山口」で降りる人が多く、後は西湖いやしの里目的の外国人観光客ばかりだった。
8年前に毛無山〜十二ヶ岳〜鬼ヶ岳を縦走し、この根場に下りてきたとき↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-772002.html
は寂れて誰もいなかった西湖いやしの里根場が、外国人溢れる観光地になっていたのには驚いた。
確かに外国人にとっては白川郷と大差のない茅葺屋根と富士山がセットになっているので宣伝の仕方によってはこんなにも外国人を集められるのだ。
王岳への登りは最初はほぼ林道歩きだった。
周囲の広葉樹は葉を落としていたが、ヤマモミジだけが紅葉が残っていた。
冬枯れの寂しい景色だが、今日は人数が多いので賑やかに登っていく。
林道部分は緩やかなのだが、登山道になると途端に急傾斜になり一気に暑くなる。
最後の急登を一気に稜線まで上がるとすぐに山頂。
寒々しい山頂に、それでもけっこうな人数がいた。
目の前にあるはずの富士山は雲隠れしているが、すぐ下には西湖、そして向こうに駿河湾が輝いているのが見えた。
ここで昼食にすることにしたが、あまりにも寒く座る気にもならない。
山専ボトルに熱湯を入れ、カップラーメンを持ってきてよかったと思う。
座る気にもならないので立ったままカップラーメンを食べる。
友人たちは座って食べていたので、やはり自分が特別に寒いのが嫌いなようだ。
陽射しがあればましだったのだろうが、これからの季節はもう少し標高を下げようと思った。
コースタイムより早かったので隣の鬼ヶ岳まで行こうかと王岳山頂を出発したのだが、友人のひとりがバスの時間ぎりぎりになりそうと心配していたので、やはり予定どおり鍵掛峠から根場に下りることにする。
8年前に鬼ヶ岳に登った時に甲府盆地から八ヶ岳方面の展望が開けていた覚えがあり、今日は富士山が見えなかったので鬼ヶ岳まで行ってみたいなと思ったのだが、途中で甲府盆地や八ヶ岳、南アルプスがちょっと見える場所があったので鬼ヶ岳まで行かなくていいやと思ったし、とにかく寒く早く下りたくなったのでちょうど良かった。
急傾斜なのは最初だけで、あとは落葉の積もったサクサクの道をさくさく下りていく。
きれいに色付いているのは、やはりヤマモミジだけである。
王岳には新緑の寒くない時季にもう一度登りに来ようと思った。
根場には14:30に到着し、予定していた16:11より2本早くバスに乗れるかと思ったのだが、結局1本前は14:11だったので予定より1本早い15:11のバスとなった。
「西湖周遊バス」は根場の辺りはバス停が複数あり、どういう風に周回しているか分かりにくい。
日本人でも分かりにくいので外国人にとってはもっと分かりにくいはずで、それを説明する運転手さんも大変そうだった。
帰りのバスは9割方は外国人観光客だった。
途中のバス停でも次から次に外国人が乗り込んでくる。
運転手さんは色々尋ねられるし、支払いの時は現金の両替のみならずクレジットカードやらSUICAやらでエラーの出る人もいるし、本当に大変そうだった。
無線でも何人積み残したとか頻繁にやり取りしている。
そんなこんなで本来15:45に河口湖駅に到着予定だったバスは25分遅れの16:10着になり、16:06発の電車に乗れなかった。
16:06の次の普通列車は17:03であり、結局これは最初に予定していた帰りの電車である。
でも、鬼ヶ岳まで行って根場を予定していた16:11のバスに乗っていたとしたら、この河口湖駅17:03発の電車には乗れなかっただろう。
この外国人観光客による大混雑が解消されないと、この辺りの山に登るのはどうしようかと思ってしまう。
夕方なのに河口湖駅に到着する下り電車も外国人観光客満載だ。
これから河口湖周辺に宿泊するのだろうか。
明日は富士山マラソンが河口湖・西湖周辺であり道路が通行止めになるというのに大丈夫なのだろうか。
16時台には特急富士回遊が2本あったというのにこれも満席で、17:03発の普通列車も外国人観光客で溢れていた。
到着した大月駅ではこの大混雑の中、先週一緒に山に登った友人を発見して驚いた。
聞くと菰釣山から山中湖に抜けたとのこと。
大月駅では後から到着する特急富士回遊に特急かいじが連結されるので、ホーム上の特急券販売機に外国人の長蛇の列。
到着した特急富士回遊も立ち乗車が出るほどの混雑で、それに特急かいじが連結されるとホーム上にいた外国人たちが一斉に乗り込んでいった。
外国人を満載した特急が走り去ると、ホーム上に残ったのは登山帰りのごくわずかな日本人だけだった。
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