ホノケ山から高頭山へ・冬枯れのブナ回廊を散策
- GPS
- 03:56
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 514m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 朝方は薄曇り、その後は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ホノケ山から高頭山までは登山道が有る。尾根は通してブナ林。 ・高頭山から南に下りる道は不明瞭かつ急坂で難渋する。設置ロープは劣化している。 |
写真
感想
早朝は気持ちのよい青空が広がっていた。しかし行き先を思案している内にたちまち高層雲に覆われてしまう。南方の天気が良さそうだったが考え直し北国街道を北上する。ホノケ山トンネルの東詰めから広域林道に入り菅谷峠に向かう。初めて通る林道は落石もなく整備されていた。白山が見えるが上部は雲に覆われてすっきり見えない。峠に着いたのは10時で体たらくな山行の始まりとなってしまう。
壮麗な冬枯れのブナの尾根を登り詰めるとホノケ山だ。山頂には誰も居ない。ホノケ山は伝令の狼煙を上げた山だったことから名づけられたらしい。北から南へ青空が広がり始めている。気温は6℃で微風。次の目的地の高頭山に向かう。ブナ林の中に忽然と大きな炭焼き窯跡が現れる。これも越前打ち刃物の鍛冶屋炭(カンジャスミ)を焼いた窯跡だろうか。高頭山(タカツムリヤマ)に近づくにつれ話し声が聞こえてくる。山頂では7人パーティが宴会をしておられる最中だった。マイナーな山なので人は居ないと思い込んでいたがランチのアテは外れてしまった。
ご挨拶して南尾根を下ることにした。このルートは藤倉山からホノケ山まで歩いたことがあるので承知しているのだが急坂が曲者なのである。掴まる灌木が少なくロープは老朽化して当てにならない。慎重に下って広域林道に着地する。先ほどまで曇天だった空は澄み切って気持ちのよい快晴の様相だ。日本海や敦賀半島を眺めながら林道を菅谷峠へ戻って行く。ホノケ山との鞍部から尾根道でホノケ山に戻る。ここの山頂でも団体さんがランチ中だった。
少し北に下った白山展望ポイントでようやくランチタイムにする。朝方は上半分が雲に覆われていた白山は、青空を背景にクッキリと見えて気持ちが良い。そこへ大きなザックを背負ったソロの男性が通りかかり白山が綺麗に見えますねと話される。今庄の藤倉山から縦走してきたのでこの後は湯尾駅に向かうと言われる。私も同様のコースを歩いたことがあるが奥野々にデポした自転車で今庄まで戻った。全部歩くのは20kmを越えるのではないだろうか。
食後は西日を浴びるブナの尾根道を通り抜け菅谷峠に戻る。まだ早いので北尾根に取り付いて足谷山まで足を延ばしてみる。幻の北陸道と謂われる堀割れた古道を通り抜け、足谷山分岐に差し掛かるとまたもや団体さんに遭遇する。高頭山でお会いしたパーティだった。林道経由で足谷山まで行かれたらしい。シャラやコナラの自然林の尾根道を詰めると反射板のある足谷山に到着する。ここでも白山がドーンと見える。何度見ても飽きない白山を満喫してから林道で駐車地に帰還した。
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