残雪限定の景鶴山へ!! 最高の天気、そして見下ろす尾瀬は美しかった
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- GPS
- 34:00
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:29
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 12:11
天候 | 二日とも晴天! 特に25日は素晴らしいほどの青空でした 25日早朝4℃、下山後尾瀬横断中13℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
\2,500/1日でした。 ただし連泊の場合は2日目が\1,000になります。 戸倉から先は雪崩危険のため18:00〜6:00まで通行止め、 夜中に到着しゲートが開くまで待機してからの出発です。 鳩待峠は120台駐車可と記載されてますが、この日はそこまで車を通してなかったように思えました。 朝の時点で満車になっており戸倉からのバスやタクシーを利用されて鳩待峠に乗り込んだ方も多かったのでは? |
コース状況/ 危険箇所等 |
■鳩待峠〜東電小屋 鳩待峠から下り初めのトラバース箇所は、朝は雪も堅く不安定な足場だったので慎重に通りました。 尾瀬の道はまだ雪がたっぷりで踏みぬく場所はなし、ただし橋の近辺は雪解けも進み微妙に橋の上に雪が残ってたり、橋前後の木道に穴が開いていたりと注意が必要です。 ヨッピ吊橋はまだ木が掛っておらず鉄橋の上を歩くことになります。 ■東電小屋〜景鶴山 登りは東電小屋から尾根伝いに歩きました。 景鶴手前の急斜面までは特に危険な場所はありません。 急登手前でピッケルに持ち替え登りました。 まず最初に稜線を遮るようにある岩場があります。 その岩場を避けるように左右にトレースがありますが、どちらも片側切れ落ちた斜面であり我々は岩場を直進しました。 その岩場も段差がある岩に足を掛けブッシュを頼りにして、その後岩を乗り越えたら雪面にピッケルのピック部を差しつつ登りました。 下りも同様です。 そのあとも少し痩せ尾根が続きます。 危うそうな場所は北側の斜面を歩くようにしました。 (南側は切れ落ちてるので) |
その他周辺情報 | ☆立寄り湯☆ 湯郷小住温泉 \650 http://yugo.co.jp/spa/kojyu/ 尾瀬から沼田への帰り道途中には立寄り湯が沢山あります。 今回は人出の多さを避けてひっそりとした温泉に寄り道です。 個人的にはお気に入りの場所。 |
写真
感想
景鶴山のその存在はヤマレコを始めてから知りました。
三百名山であり残雪期限定に登られてる山。
特に2年前から三百制覇を掲げてる自分にとっては去年・一昨年と見送ってた山でもあります。
ふと山仲間であるchimborazoさんにその景鶴山の存在を昨年話をしたら、
『是非2015年の春には登ろう!』と計画してくれてました。
過去たまに一緒に登ってますが、彼はドンドンとレベルを上げてアルパイン系もなんのその!ぐらいの力量の持ち主になってました。
まぁ、全てまかせよう…こちらとしてはその案に乗っかるだけ。
あとは来る日まで鍛錬!、としてたけど山に行くことなく半年ぶりの登山となったのでした。
果たしてどうなることやら?!
4/25(土)
鳩待峠へのゲートが開放された瞬間、計画が動き出します。
この日、最大の関門といってよい鳩待峠への駐車。
幸い明け方に先頭から数えて15台目ほどでしたのでまずは安心しましたが、問題は前日にどれだけの車が入っていたかだが…
30分ぐらいして鳩待峠に到着。
拍子抜けするほどすんなりと駐車場へ、よし!問題なし。
少しどころか大分ホッとします。
支度もゆっくりして8:00に出発します。
こんなに朝出るのにゆっくりして良いのか?ってほど。
周りを見るとBCやら軽装やら…至仏山に向かう人がとても多い、そして我々のようなテン泊装備者は数えるほどのようでした。
本日の目的地は東電小屋にしていたのでユルユルに歩きます。
いや、鈍った身体には東電小屋ぐらいでも丁度よい。
山ノ鼻で小休止を取りいざ雪原を進みます。
その雪景色はキレイで心を奪われますが、実は二年前にそれはすぐに飽きる事を経験しているのです。
単調…ただひたすら進むだけ。
竜宮小屋で一休みして東電小屋に目指します。
ヨッピ吊橋のイベントがMAXで、あとは近くて遠い東電小屋。
この時が疲れも相まって脚に一番堪えた時間でした。
さて今日の目的地には辿り着いた。
が、時間は1時過ぎ…けっこうヒマ。
なので昼飯を食べた後にchimborazoさんのビーコンを使用し、
『もし雪崩れて埋まったらどうやって救助する?』
の練習をしてみます。
ビーコンの受信信号を頼りに掘り当てる…という。
最初はドンピシャで場所に辿りつけるは不安でしたが、何とか生存時間内での発見に成功。
まぁ、浅く埋めてたから発見しやすかったのもあるし…。
『こういうものか』という感覚を植え付けるには十分だったのかな?
日が傾き始めるタイミングでテント設営。
実は雪上のテントも初めて。
今回は事前に用意した竹ペグが陽の目を見る事がなかったけど、雪上テントとはこういうものなのだ…と形だけでも理解出来たの有意義です。
寝袋は3シーズン、それは寒くなかったけど、雪面から受ける冷気はレジャーシートや普段使うマットでは遮れきれなくて。
睡眠は取れたけど2~3時間おきに目が覚めてました。
4/26(日)
今日は目的の景鶴山。
降りてきて鳩待峠のゲートが締まる時間に戻らなければいけないので、出来るだけ早めに出発。
時間は4:00、早過ぎるのでは?という感覚はなかったです。
なぜなら昨日の雪原歩きで脚がかなり張ってるのがわかったから。
緩やかな稜線歩きですが、とにかく脚が攣らないようにゆっくり歩きます。
常備していたコムレケアなど服用しながらなんとか与作岳へ。
登れば登るほど、やはり太ももやハムストなど攣り始めが感じます。
片方耐えたら他の場所が痛み出す…まるで攣り症状の総合デパートですな。
目の間に突き抜ける青空を目指すとそこは与作岳。
景鶴はもう眼前、奥には至仏やその他もろもろの山。
眼下に尾瀬ヶ原、そして憧れの平ヶ岳も!
ここからの眺めは圧巻、本当に素晴らしい。
かなり休憩したからか?
ここで絶景からの元気をもらったから?
それとも現実的に漢方が効いたから?
その後は脚にも大きな負担を掛けずに景鶴山に登る事が出来ました。
山頂手前の登下山に危ない箇所もありましたが、
chimborazoさんのアドバイスもありで無事に通過する事が出来ましたね。
感謝です。
そして秋に見た燧ヶ岳とは違う、尾瀬を見下ろす姿に感激…。
尾瀬の雪原とそこに蛇行する川との対比はこの時期ならでは!なのですなぁ〜。
東電小屋から最後の鳩待峠までの区間は中々の苦行でしたけど、とてもやり遂げた感があります。
次は…叶うならば平ヶ岳からのルートを歩いてみたい!
※
余談ですが、今回初めて冬テントの封をきりました。
二シーズン前に購入し、満を持しての使用です。
…ですが、帰宅後にテントポールが途中でゴム切れ。
暫く箪笥の肥しにしてたからなのか?
それともこういう仕様なのか?
と自身を納得させて新規のポールを購入しようとHPを訪れたらこんなお知らせが↓
http://www.heritage.co.jp/recall.html
ヘリテイジ使用の方は一度製造番号を確認されるのがよろしいかと存じます。
コメント
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景鶴山に登ったのですねぇ〜
おつかれさまでしたぁ。( ゚д゚)ハッ!今は6月(;^ω^)
コメントが大変遅くなりましたがこのレコを読むことができて
よかったです。
G.W結構歩かれてますねぇ〜
まだ景鶴山をガンミしただけですが・・・
天気もよくて何よりです。
いい景色(´∀`*)ポッ
私もテン泊で行ってみたいです。行けるかなぁ・・・
よっぴ橋とか歩けるかなぁ。。。
最近テント泊していないのでそろそろゆるゆるからはじめないと今年も
まったくしないで終わっちゃいそうです。
今年の初キャンプはしたのですが、テン泊がまだですね・・・
景鶴山参考になりましたm9っ`Д´) ビシッ!!
おぉ…お元気そうでなによりです、pentarouさん(^-^;
景鶴にようやく行って参りましたよ!
久々の山行でテン泊装備でもあるので、超々亀足ですが
この二日目の晴々とした青空は素晴らしかった…平ヶ岳も良く見えました。
眼前にして「今年こそいってやろう!」という意識になったかな??
山ノ鼻や見晴のテン場だと距離があるので、東電小屋にこっそりテントです。
でも他に二組ほどいたかな?
よっぴ橋はそんなにビビる必要ないです、むしろ山頂直下にビビりましたが
テン泊は今年まだ??
アリ?笠取山でしてませんでしたっけ?
pentarouさん方の景鶴山行は来年ですかね?
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