花乱舞・夏木山
- GPS
- 03:30
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 603m
- 下り
- 554m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
旧宇目町(現佐伯市)の唄げんか大橋を三重町方面から渡って左折し夏木山へ続く林道は、登山口まで40分、途中は未舗装道路もあり、路肩も狭く離合が難しい、山の店のツアーでマイクロバスが来たのにはびっくりした。軽自動車で来てほんとによかった。今の時期だけは、ここも大渋滞です。駐車場所も少ないです。 |
写真
感想
連休2日目、昨夜は、飲み方があり、つい、楽しいお酒となり、早目に切り上げるつもりが遅くなり、今朝のスタートも遅れ、結局渋滞に巻き込まれました。今回は狭い未舗装の林道を行くため、軽自動車なので、ナビなし、地図なしの状態で「本当に登山口までたどり着けるのだろうか。」ということが唯一の心配事。登山口から夏木山までは、情報がたくさんあるが、夏木山への林道の入り口が分からない、唯一ネットで見つけた「唄げんか大橋から桑ノ原トンネルを抜け左折」という情報を頼りに、唄げんかと言えば宇目町、とひたすら走る。迷いに迷い4時間かけてようやく登山口へ。途中、本気で「今日は登山口までたどり着ければよしとするか…。」と思うくらい弱気でした。自分で設定したタイムリミット11:30にようやく間に合いました。
昨年の古祖母山で初めて見た、ミツバツツジやアケボノツツジ、登山道のあちこちで登山者から歓声が上がっていたことを思い出します。岩の険しい稜線にへばりつくように根付く枯れ木のような木々の周りに、風に揺れる花が大きな蝶が乱舞しているように見えました。
今回は、自分が二日酔いで少し乱舞していますが、さすがに昨年のアケボノツツジ初心者コースの古祖母山と違って、夏木山は、慣れた登山者の方が多く、みんな落ち着いておられました。でもその風景は、古祖母の5倍増しで、次から次に花の乱舞が続きます。そしてその稜線から見える岩の絶壁も本当に素晴らしいく、しばし見とれてしまうほどです。そこに薫風が爽やかに吹き抜け、木々がざわめきます。
本来なら縦走路の「鋸尾根」に挑戦するつもりでしたが、時間的に不可能となりました。さらに二日酔いでフラフラしています。本当に登りはきつくて、頂上で「やったー!」と歓声をあげてしましました。「本当にいい山に登らせてもらった。」と心から思いました。頂上付近の木々と岩の絶壁、そしてアケボノツツジと人間がどんなに考え、頑張ってみてもこの造形美は表現できないでしょう。
下山は、だんだん調子が良くなりましたが、昨年の古祖母山の時も思ったのですが、「下りの時は疲れているし、感動もなくなって写真を撮らないから、登りの時にできるだけ写真を撮っておこう。」と登り、下りの時は、花を見ながらさっさと下る、と思っているのですが、登りの時に撮った同じ場所の花が全く別物に思えるくらい光り輝いて見えるのはなぜでしょう。「これはすごい!」と写真を撮ってしまうため、登りと下りのコースタイムが同じになってしまいます。それは、下りは花を見下ろす角度で見ることになるからか、太陽の光線の角度のせいか、午後は、さらに花が開花するせいか、明らかに午後の方が花が光り輝いているのです。
下りながら一番心配していたのが、「路肩に止めた車が帰りの車を止めてしまって大勢の人が怒り心頭に達して待っている。」という最悪のシナリオでした。確かに普通車が通れる幅は確保していましたが、もしダンプが通れば、駐車していたほとんどの車はアウトです。下山してホッとしました。でも途中の林道に山の店のツアーでマイクロバスが止まっているのを見て、ゾッとしました。ちゃんと考えて手前の広い所までで駐車しておられるのでしょうが、途中の狭い道での離合は至難の技だったでしょう。今の時期だけは、この林道も大渋滞ですね。帰りは大渋滞情報が出ていて、遠回り峠越えをしました。結局、朝出発してから、帰りつくまで、ノンストップの7to7つまり7時から7時までの12時間でした。写真は感動のあまり、結局花ばかりで申し訳ありませんが、それほど感動しました。5月の風が本当に爽やかな1日でした。
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