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Yamareco

記録ID: 6251089
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【山梨百名山】身延山【日蓮宗総本山】 ~表参拝道から裏参拝道へ周回

2023年12月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:28
距離
13.0km
登り
966m
下り
963m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:48
休憩
0:37
合計
4:25
距離 13.0km 登り 966m 下り 968m
10:01
11
10:12
10:17
4
11:08
11:10
35
11:45
11:47
21
12:14
12:27
2
12:39
20
12:59
13:02
57
13:59
27
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場>
◆久遠寺山門無料駐車場
・20台程度停められますが、半分近くは軽専用です。
・駐車場にトイレはありませんが、久遠寺内の各所にトイレはあります。
コース状況/
危険箇所等
※よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。
・コースの半分は舗装路、半分は砂利道で、傾斜もキツくありません。
その他周辺情報 <日帰り温泉>
◆六郷の里 つむぎの湯 400円(町外者)
・料金の安さに不安になりますが、シャンプーやドライヤーなどのアメニティは一通り揃っています。
・内湯の他、広くはないですが露天風呂もあり、のんびりできます。
・泉質はナトリウム系の塩化物泉で、内湯の方は微かな温泉成分を感じます。(露天の方は特徴がありません)
久遠寺三門隣りの無料駐車場に駐車しました。平日だからか最寄の場所に停められました。
2023年12月04日 09:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 9:59
久遠寺三門隣りの無料駐車場に駐車しました。平日だからか最寄の場所に停められました。
久遠寺の「三門」は非常に立派な建物です。「三門」とは「三解脱門」の意味で、「空」「無相」「無願」を表しています。「一の門」「二の門」があるわけではありません。
2023年12月04日 10:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:01
久遠寺の「三門」は非常に立派な建物です。「三門」とは「三解脱門」の意味で、「空」「無相」「無願」を表しています。「一の門」「二の門」があるわけではありません。
三門を潜ると「菩提梯」と呼ばれる急な石段が待っています。287段あるので、「南無妙法蓮華経」のお題目を41遍唱えると良いとされています。
2023年12月04日 10:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:03
三門を潜ると「菩提梯」と呼ばれる急な石段が待っています。287段あるので、「南無妙法蓮華経」のお題目を41遍唱えると良いとされています。
傾斜が急で、一段一段の蹴上(段差)が大きいので、なかなかにキツイ石段です。そのため、迂回路として男坂と女坂が用意されており、女坂の傾斜が一番緩いそうです。
2023年12月04日 10:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:05
傾斜が急で、一段一段の蹴上(段差)が大きいので、なかなかにキツイ石段です。そのため、迂回路として男坂と女坂が用意されており、女坂の傾斜が一番緩いそうです。
なお、実際に数えてみると286段になるそうです。石畳の舗装工事の際に、最初の一段目が埋まってしまったことが理由だそうです。
2023年12月04日 10:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:08
なお、実際に数えてみると286段になるそうです。石畳の舗装工事の際に、最初の一段目が埋まってしまったことが理由だそうです。
菩提梯の石段を登り切った先は、970坪の広さを誇る久遠寺の大本堂がドーンとそびえています。心を鎮めてお参りをします。
2023年12月04日 10:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:12
菩提梯の石段を登り切った先は、970坪の広さを誇る久遠寺の大本堂がドーンとそびえています。心を鎮めてお参りをします。
境内にある「五重塔」と「鐘楼堂」の組み合わせが良い感じです。五重塔は1875年の大火で焼失したものを2009年に復元したものです。
2023年12月04日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
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境内にある「五重塔」と「鐘楼堂」の組み合わせが良い感じです。五重塔は1875年の大火で焼失したものを2009年に復元したものです。
お参りを済ませたところで、身延山に向かいます。左へ行くとロープウェイで楽々ですが、表参拝道を歩いて登ります。
2023年12月04日 10:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:21
お参りを済ませたところで、身延山に向かいます。左へ行くとロープウェイで楽々ですが、表参拝道を歩いて登ります。
少し歩くと屋根の形が特徴的な「本地堂」が見えてきます。国の登録有形文化財に指定されている建物で、「上行菩薩」が祀られています。
2023年12月04日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:25
少し歩くと屋根の形が特徴的な「本地堂」が見えてきます。国の登録有形文化財に指定されている建物で、「上行菩薩」が祀られています。
本地堂から少し歩くと、「鬼子母神」があります。日蓮宗では法華経の守護神とされています。
2023年12月04日 10:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:30
本地堂から少し歩くと、「鬼子母神」があります。日蓮宗では法華経の守護神とされています。
こちらが鬼子母神の社で、身延山最古のお堂だそうです。鬼子母神は、元々は人間の子供を捕らえて食べる恐ろしい存在でしたが、釈迦の手によって改心し、安産や子育ての守り神となっています。
2023年12月04日 10:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:34
こちらが鬼子母神の社で、身延山最古のお堂だそうです。鬼子母神は、元々は人間の子供を捕らえて食べる恐ろしい存在でしたが、釈迦の手によって改心し、安産や子育ての守り神となっています。
少し歩くと稲荷神社がありました。日蓮上人が入山の折、老人の姿をした稲荷大明神が会いに来たという逸話もありますが、身延山には寺社だけでなく神社も祀られています。
2023年12月04日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:40
少し歩くと稲荷神社がありました。日蓮上人が入山の折、老人の姿をした稲荷大明神が会いに来たという逸話もありますが、身延山には寺社だけでなく神社も祀られています。
こちらは1643年に建立された「丈六堂」で、四天王像が安置されています。久遠寺は何度も大火事に遭っていますが、この丈六堂は火事を免れており、貴重な建造物となっています。
2023年12月04日 10:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 10:44
こちらは1643年に建立された「丈六堂」で、四天王像が安置されています。久遠寺は何度も大火事に遭っていますが、この丈六堂は火事を免れており、貴重な建造物となっています。
休憩スペースが数多く用意されている「大光坊」に到着しました。ここは「大黒堂」で有名です。
2023年12月04日 11:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:07
休憩スペースが数多く用意されている「大光坊」に到着しました。ここは「大黒堂」で有名です。
こちらがその「大黒堂」です。日蓮上人の自作と言われる大黒天が祀られています。その昔、大黒堂の修理に訪れた仏具商が大黒天を盗んで逃げだしたものの、ヘトヘトになって辿り着いた先がこの大黒堂の前だったという逸話があります。
2023年12月04日 11:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:07
こちらがその「大黒堂」です。日蓮上人の自作と言われる大黒天が祀られています。その昔、大黒堂の修理に訪れた仏具商が大黒天を盗んで逃げだしたものの、ヘトヘトになって辿り着いた先がこの大黒堂の前だったという逸話があります。
こちらの「釈迦像」は身延町文化財に指定されています。元々は江戸時代に寄進されたものですが、現在の像は1934年建立です。
2023年12月04日 11:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:09
こちらの「釈迦像」は身延町文化財に指定されています。元々は江戸時代に寄進されたものですが、現在の像は1934年建立です。
「三光堂」は「三光天子(大明星天子・日天子・月天子)」の像が安置されています。
2023年12月04日 11:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:09
「三光堂」は「三光天子(大明星天子・日天子・月天子)」の像が安置されています。
こちらは1781年建立の「双輪塔」です。塔に刻まれた銘文は学術的にも貴重なものだそうです。
2023年12月04日 11:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:10
こちらは1781年建立の「双輪塔」です。塔に刻まれた銘文は学術的にも貴重なものだそうです。
こちらは「日朗上人の井戸」です。日蓮上人が身延山に登頂後、喉が渇いている様子を見た日朗上人(日蓮六老僧の一人)がこの場所で水を汲んで日蓮上人に差し出したとのことです。
2023年12月04日 11:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:46
こちらは「日朗上人の井戸」です。日蓮上人が身延山に登頂後、喉が渇いている様子を見た日朗上人(日蓮六老僧の一人)がこの場所で水を汲んで日蓮上人に差し出したとのことです。
「身延山東照宮」に差し掛かりました。東照宮は徳川家康を祀る神社で、日本各地に存在します。家康自身は浄土宗ですが、側室の「お万の方(養珠院)」は日蓮宗の信徒で、久遠寺にも様々な寄進をしています。
2023年12月04日 11:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 11:49
「身延山東照宮」に差し掛かりました。東照宮は徳川家康を祀る神社で、日本各地に存在します。家康自身は浄土宗ですが、側室の「お万の方(養珠院)」は日蓮宗の信徒で、久遠寺にも様々な寄進をしています。
スタートから2時間ほどで身延山山頂近くの展望スポットまで来ました。天子山地の山々がよく見えます。
2023年12月04日 12:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:06
スタートから2時間ほどで身延山山頂近くの展望スポットまで来ました。天子山地の山々がよく見えます。
天子山地も身延山地も南北に長い山地ですが、富士川を挟んで対峙しています。
2023年12月04日 12:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:06
天子山地も身延山地も南北に長い山地ですが、富士川を挟んで対峙しています。
山頂には「思親閣奥之院」があります。日蓮上人が、出身地である房州(千葉県)の両親に想いを馳せた場所とされています。
2023年12月04日 12:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:07
山頂には「思親閣奥之院」があります。日蓮上人が、出身地である房州(千葉県)の両親に想いを馳せた場所とされています。
1965年建立の「大孝殿」。団体休憩所として使われているようです。
2023年12月04日 12:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:07
1965年建立の「大孝殿」。団体休憩所として使われているようです。
こちらの「開基堂」では日朗上人の像が安置されています。
2023年12月04日 12:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:08
こちらの「開基堂」では日朗上人の像が安置されています。
山頂標識らしき石柱が建っていますが、明らかにここより高い場所はあります。
2023年12月04日 12:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:08
山頂標識らしき石柱が建っていますが、明らかにここより高い場所はあります。
思親閣の門を潜ります。標高1000m超えの山頂に建っているとは思えない、立派な門構えです。
2023年12月04日 12:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:10
思親閣の門を潜ります。標高1000m超えの山頂に建っているとは思えない、立派な門構えです。
1881年に再建された「祖師堂」。中には日蓮上人やその両親、六老僧の像が祀られています。
2023年12月04日 12:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:10
1881年に再建された「祖師堂」。中には日蓮上人やその両親、六老僧の像が祀られています。
こちらにも「釈迦像」がありました。大光坊の釈迦像とは手の組み方が違う他、こちらは瞑想しているように見えます。
2023年12月04日 12:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:13
こちらにも「釈迦像」がありました。大光坊の釈迦像とは手の組み方が違う他、こちらは瞑想しているように見えます。
身延山(1153m)の山頂に到着しました。山梨百名山の一座でもあります。
2023年12月04日 12:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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身延山(1153m)の山頂に到着しました。山梨百名山の一座でもあります。
山頂は北側と西側がよく開けています。遠くに八ヶ岳が見えますが、編笠山・権現岳の辺りだと思います。
2023年12月04日 12:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:16
山頂は北側と西側がよく開けています。遠くに八ヶ岳が見えますが、編笠山・権現岳の辺りだと思います。
手前の中央に見えるのが富士見山が見えます。右奥が鳳凰三山ですが、あまりよく見ません。左の尖った山は北岳です。
2023年12月04日 12:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:16
手前の中央に見えるのが富士見山が見えます。右奥が鳳凰三山ですが、あまりよく見ません。左の尖った山は北岳です。
白く冠雪した白峰三山が見えます。右から北岳、間ノ岳、農鳥岳です。「北岳のついでに登る山」的なイメージのあった間ノ岳ですが、実に堂々とした山容をしています。
2023年12月04日 12:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:16
白く冠雪した白峰三山が見えます。右から北岳、間ノ岳、農鳥岳です。「北岳のついでに登る山」的なイメージのあった間ノ岳ですが、実に堂々とした山容をしています。
中央の白い山は荒川三山の悪沢岳です。先端しか見えませんが、3000m級ならではの存在感を感じます。
2023年12月04日 12:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:18
中央の白い山は荒川三山の悪沢岳です。先端しか見えませんが、3000m級ならではの存在感を感じます。
中央のピラミッド型の山は笊ヶ岳です。日本二百名山の一座なので、いつかは登りたいと思っていますが、行程が長いので、中々行く機会がありません。
2023年12月04日 12:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:16
中央のピラミッド型の山は笊ヶ岳です。日本二百名山の一座なので、いつかは登りたいと思っていますが、行程が長いので、中々行く機会がありません。
久遠寺(日蓮宗)と関わりの深い七面山が見えます。日蓮宗の守護神である「七面大明神」がおられる山とされています。
2023年12月04日 12:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:16
久遠寺(日蓮宗)と関わりの深い七面山が見えます。日蓮宗の守護神である「七面大明神」がおられる山とされています。
山頂を後にし、ロープウェイの乗り場まで来ました。ここにも山頂標識がありますが、明らかに山頂よりは低い場所です。
2023年12月04日 12:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/4 12:33
山頂を後にし、ロープウェイの乗り場まで来ました。ここにも山頂標識がありますが、明らかに山頂よりは低い場所です。
改めて天子山地の方面を望みます。左に見えているのは毛無山っぽいですね。
2023年12月04日 12:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:33
改めて天子山地の方面を望みます。左に見えているのは毛無山っぽいですね。
帰りは裏参道から下ります。こちらは砂利道が多めです。
2023年12月04日 12:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 12:38
帰りは裏参道から下ります。こちらは砂利道が多めです。
感井坊(かんせいぼう)に来ました。裏参道を登った場合は、ここが奥之院と七面山との分岐になります。
2023年12月04日 13:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:01
感井坊(かんせいぼう)に来ました。裏参道を登った場合は、ここが奥之院と七面山との分岐になります。
この先は七面山への参拝路が続いています。七面山登頂を果たせなかった日蓮上人の意志を継ぎ、日朗上人が道なき道をかき分けて登頂を果たしたと言われています。
2023年12月04日 13:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:01
この先は七面山への参拝路が続いています。七面山登頂を果たせなかった日蓮上人の意志を継ぎ、日朗上人が道なき道をかき分けて登頂を果たしたと言われています。
「千本杉」に差し掛かりました。樹齢250年以上の巨木が立ち並び、荘厳な雰囲気が漂っています。
2023年12月04日 13:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:13
「千本杉」に差し掛かりました。樹齢250年以上の巨木が立ち並び、荘厳な雰囲気が漂っています。
「千本杉」といっても実際は260本ほどですが、中には幹の太さが5mを超えるものもあり、見ごたえはあります。久遠寺境内にあった五重塔は、ここの杉が使われているそうです。
2023年12月04日 13:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:13
「千本杉」といっても実際は260本ほどですが、中には幹の太さが5mを超えるものもあり、見ごたえはあります。久遠寺境内にあった五重塔は、ここの杉が使われているそうです。
裏参道は紅葉の名所として知られています。見ごろは過ぎていますが、所々目を楽しませてくれます。
2023年12月04日 13:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:26
裏参道は紅葉の名所として知られています。見ごろは過ぎていますが、所々目を楽しませてくれます。
鮮やかな紅い色が目を惹きます。本当に見どころの多いコースです。
2023年12月04日 13:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:31
鮮やかな紅い色が目を惹きます。本当に見どころの多いコースです。
1704年創建の「松樹庵」に到着しました。日蓮上人が松の木に袈裟を掛けた場所とされています。
2023年12月04日 13:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:41
1704年創建の「松樹庵」に到着しました。日蓮上人が松の木に袈裟を掛けた場所とされています。
松樹庵は眺めの良い場所に建っており、天子山地の山々の他、眼下には久遠寺の寺社群が見えます。
2023年12月04日 13:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:43
松樹庵は眺めの良い場所に建っており、天子山地の山々の他、眼下には久遠寺の寺社群が見えます。
「妙石坊」に来ました。学禅院日逢上人が開いたとされています。
2023年12月04日 13:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:58
「妙石坊」に来ました。学禅院日逢上人が開いたとされています。
祖師堂には日蓮上人の像が祀られています。
2023年12月04日 13:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:58
祖師堂には日蓮上人の像が祀られています。
日蓮上人が腰かけて説法をしたとされる「高座石」。説法中、七面大明神(法華経の守護神)が美女の姿で現れ、日蓮上人と言葉を交わした後に、龍の姿になって七面山の方に飛んで行ったとされています。
2023年12月04日 13:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 13:59
日蓮上人が腰かけて説法をしたとされる「高座石」。説法中、七面大明神(法華経の守護神)が美女の姿で現れ、日蓮上人と言葉を交わした後に、龍の姿になって七面山の方に飛んで行ったとされています。
最後は「日蓮大聖人御廟所」を訪れました。日蓮上人の墓所であり、生前は草庵のあった場所です。
2023年12月04日 14:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 14:11
最後は「日蓮大聖人御廟所」を訪れました。日蓮上人の墓所であり、生前は草庵のあった場所です。
奥まで進むと千鳥破風造りの拝殿があります。この時は僧職の方が読経をされていました。
2023年12月04日 14:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 14:13
奥まで進むと千鳥破風造りの拝殿があります。この時は僧職の方が読経をされていました。
拝殿の先にある石造りの八角塔が日蓮上人の御廟になります。今の石造りの御廟は1942年に建て替えられたものになります。
2023年12月04日 14:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 14:16
拝殿の先にある石造りの八角塔が日蓮上人の御廟になります。今の石造りの御廟は1942年に建て替えられたものになります。
ぐるっと1周して駐車場に戻ってきました。登山というより観光スポットを巡った感じで、見どころが満載でした。
2023年12月04日 14:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 14:26
ぐるっと1周して駐車場に戻ってきました。登山というより観光スポットを巡った感じで、見どころが満載でした。
下山後は「六郷の郷 つむぎの湯」で汗を流しました。安い(400円)割に設備が整っており、お得感のある温泉施設でした。
2023年12月04日 15:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/4 15:11
下山後は「六郷の郷 つむぎの湯」で汗を流しました。安い(400円)割に設備が整っており、お得感のある温泉施設でした。
撮影機器:

感想

日蓮宗の総本山である久遠寺があることで知られる身延山(1153m)。
日蓮宗の創始者である日蓮上人は、鎌倉時代に安房小湊(千葉県鴨川市)の漁師の家に生まれ、天台宗を学んだ後、「法華経」を最勝の経典とする日蓮宗を開きました。
ただし、他の宗派(特に浄土宗と禅宗)を「国を亡ぼす教えだ」と激しく批判したことから、「悪口の咎」で佐渡ヶ島に流罪になっています。流罪が赦された後は、身延地方の地頭である南部実長公の庇護を受け、この地で布教活動を行い、生涯を過ごすことになります。

久遠寺が開かれたのは、日蓮上人が亡くなる前年の1281年ですが、その後も山中に多くの寺社が建てられ、山全体が一大観光地となっています。以前、観光で来た時はロープウェイで手軽に往復しましたが、登山道(参道)にも多くの名刹・史跡が残されているので、今回は歩いて登ることにしました。
登りで使った「表参道」も、下りで使った「裏参道」も、車が通れるような舗装路または砂利道で、息つく暇もなく観光名所が現れるので、「登山」というよりは「観光」に来たような感じですが、見どころは満載でした。

この日は一日中快晴で遠くまで見通せたので、山頂からは南アルプスの白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)や悪沢岳がよく見えました。
また、既に見ごろは過ぎていましたが、裏参道の「松樹庵」の付近は紅葉の名所でもあるので、寺社や史跡に興味がない人でも楽しめる山だと思います。

なお、写真は撮っていませんが、スタート地点である「三門」には多くの「わらじ」が納められており、お参りをすると「健脚」のご利益があるとされています。
現在の三門には二体の仁王像(阿像と吽像)が睨みをきかせていますが、まだ仁王像が無かった時代もあったそうです。そこで、六浦平次郎(後の日荷上人)という修行僧が、称名寺(横浜市金沢区)から、7尺2寸(2M超)もある仁王像二体を一度に背負い、三日三晩(一晩という説もある)かけて、この身延山まで運んだと言われています。このことにより、三門の仁王様は「健脚の守り神」と崇められるようになったとのことです。

なお、六浦平次郎がなぜ称名寺の仁王像を運んだかというと、平次郎の夢の中に称名寺の仁王様が現れて、「私は身延山の人々の守り神になりたい」と告げたとのことです。平次郎はすぐさま称名寺の住職を訪ね、夢の話をして仁王像を譲ってくれるよう頼みますが、当然断られます。そこで、仁王像を賭けて囲碁の勝負に挑み、これに勝利したことで、仁王像を勝ち取ったとのことです。

「それで良いのか?」と思ってしまうエピソードですが、お参りしたことで少しでも健脚のご利益にあずかれれば幸いです。来年は、身延山と関わりの深い七面山にも登ってみたいと思います。

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