沖縄低山巡りExtra:本部富士(古島登山口よりピストン)
- GPS
- 00:34
- 距離
- 1.4km
- 登り
- 105m
- 下り
- 94m
コースタイム
- 山行
- 0:27
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 0:30
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・Google Mapで那覇・名護方面から登山口への最短ルートとして表示される本部グリーンパーク・ゴルフ場経由のルートは行き止まりで通行不可(抜け道の入口に「私有地のため立入禁止」のカンバン…〈涙〉) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口から本部富士への登り口は、ゲートのある砂利道の林道ではなく、案内看板の立つトラバース気味の小径の方 ・登山口からすぐのポイントから本部富士への直登ルートは入口が藪に埋もれ廃道化、通行不能… ・トラバース路から山頂への登り口には案内道標あり、山頂までの間も要所に赤テープあり、特段の不明瞭箇所なし ・頂上直下は先の尖った石灰質の急な岩稜が連続、スリップ要注意の上、素手・素足や薄手ズボンの場合、切創のリスクあり(頂稜付近の尖った石灰岩稜は、300名山の青海黒姫山に酷似) |
写真
感想
沖縄ツアー最終日、この日は午前中に宮古島ショート観光の後、午後イチのフライトで那覇へ移動。「登れる灯台」12基目・残波岬を駆け足で訪問後、あわよくば北部の沖縄唯一の「ふるさと百名山」本部富士を踏破し、夜遅いフライトで帰京するという、かなり欲張りで綱渡りのプランです。宮古島からのRAC便は小生の熱い期待に応えるように、予定より早めの13:10に那覇空港到着。ダッシュでレンタカーを予約したタイムズカー営業所へ向かおうとするも、送迎のシャトルバスが他のお客さん待ちでなかなか出発しない上、営業所にはかなりの待ち行列ができており、ようやく空港を出発できたのは当初の目論見よりかなり遅めの13:50。焦る気持ちを抑えつつ、片側2車線で周囲の車が高速並みのスピードで流れる湾岸沿いの国道を快調に走り抜けて、最初のターゲット・残波岬には当初予定の14:50少し前に首尾良く到着。汗ばむ陽気の中、岬突端の登れる灯台の展望デッキをダッシュで往復、ダイナミックで美しい海岸線の景観を楽しんで、20分弱で本ツアーの最終目的地・本部富士の登山口へ向かいます。時間短縮のため最寄りの石川ICから沖縄道を利用、高速道終点の名護手前からの国道も片側2車線でスムーズに走り、登り口手前のゴルフクラブには予定よりかなり早く到着。これで余裕ができた、とホッとしたのも束の間、山道には弱いカーナビにも振り回されて古島登山口への林道ルートがなかなか見つからず、ようやく狭い駐車スペースのある登山口に予定時刻より少し遅めの16:30着。はや南国の日も傾く中、てきぱきと荷物をまとめ、運動靴のまま本部富士へのショートハイクに出発します。
以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、当初予定していた山頂への直登ルート入口がヤブに埋もれて見つからず、やむなく迂回ルートで山頂を目指します。上部では本エリアの特徴的な石灰岩質の切り立った岩稜の急登に四苦八苦、ようやく登り着いた最高点ピークは鉄のポールが一本立つのみ、山名板すらない超お地味な山頂。ただ、周囲には樹木がほとんどなく展望は絶佳、背後には八重山群のどっしりした山並み、夕日がキラキラ輝く海の向こうには中央部の特徴的な岩峰が目立つ伊江島。沖縄ツアーの最後にゴージャスな景観を見せてくれた山の神様に感謝です。
下りも尖った岩だらけの急坂を慎重に下り、往復わずか30分弱で午後5時過ぎ、夕暮れ時の本部富士ハイク完了です。さて、那覇空港まで約90kmの道のり、後はクルマを飛ばして帰るだけ、と気合いを入れ直して国道〜沖縄道を疾駆します。カーナビの予想では空港到着時刻が予定のフライト(20:00)まで1時間超の余裕あり、ヤレヤレと思っていると、何と那覇市街に近づいたところで予想外の渋滞が…。高速道を降りても市内の道路は混雑気味で、到着予想時刻も次第に遅くなり、このままでは予定便に間に合わない…と返却前のガソリン補給をスキップしようかと考え始めたところで、ようやく車の流れがスムーズに。空港直近のGSにて速攻でガソリン満タンにし、往路とは裏腹に営業所での車の返却も超スムーズ。シャトルバスにて予定便出発の50分前、那覇空港の国内線ターミナルに無事到着。帰京のフライトに余裕で間に合い、搭乗ゲートの手前ソファにて、地元産オリオン缶カクテルと島柿の種でささやかな祝杯を上げました。東京までの機中ではインディジョーンズの最新作観賞、年老いても冒険を続ける主人公が何故か小生自身に、必死で手に入れたお宝が秘境の低名山に見えてきた小生でありました…。
ということで、今次ツアーでは沖縄最高峰の於茂登岳はじめ低名山3座、そして登れる灯台2基を首尾良く制覇。予想外の「最後の核心部」となった本部富士登山口から那覇空港への車移動も大きなトラブルなくクリア、低山・灯台ハンターとしては収穫の多い旅となりました。雨季のオフシーズンということもあり、天候には今一つ恵まれませんでしたので、次の機会には「山の民」小生とは裏腹に南国の海大好きな家内はじめ家族同伴にて、見えないハブの影に怯えることなく(苦笑…)エメラルドブルーの島々の景観を改めて楽しみたく思います! [2023年12月9日、satonao1記]
コメント
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山リストがないと、なかなか沖縄、八重山諸島まで山登りのために足が向かないですよね。
私もいつか行きたいです。
ハブがいなくて良かった。
お疲れ様でした。
この本部富士も、北陸の300名山・青海黒姫山を彷彿とさせる尖った石灰岩との闘いが待ち構えますが、山頂に辿り着くと青い海や特徴的な峰々の大展望が楽しめ、オススメ度大です。「核心部」は登山口までの車のアクセスですので、将来のご訪問時にはどうぞお気を付けて…。
これからの冬季は、気温も程良く冬枯れで展望の良い低山ツアーのオンシーズンですね。貴殿も寒さ対策に留意され、「登った山リスト」をよすがに、低名山巡りをお楽しみ下さい!
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