茅ヶ岳・金ヶ岳周回

2015年05月02日(土) [日帰り]

• GPS: 05:15
• 距離: 7.0km
• 登り: 912m
• 下り: 870m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:24
• 休憩: 0:51
• 合計: 5:15

距離 7.0km 登り 912m 下り 870m

8:39 スタート地点
9:29 女岩
10:04 10:18 深田久弥先生終焉の地
10:40 11:10 茅ヶ岳
11:14 茅ヶ岳
11:28 11:29 石門（岩門）
11:50 11:54 観音峠分岐
11:59 金ヶ岳（南峰）
12:28 12:29 金ヶ岳
13:48 13:49 林道前山大明神線出合
13:54 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆下山口：キャンピカ明野ふれあいの里手前の路肩（10台程度のスペース）
韮崎ICから県道27号を北上→茅ヶ岳農道入口を左折→ハイジの村を過ぎ次の交差点を右折→東京大学宇宙線研究所横→キャンピカ明野ふれあいの里手前の空き地

◆入山口：深田公園駐車場（40台程度駐車可能）
ふれあいの里の右脇の未舗装道路を北上→前山大明神林道（舗装路）に突き当たる→それを右折（東進する）→（途中未舗装部分あり）→観音峠・韮崎分岐を韮崎方面へ→県道27号に合流→すぐに右側に深田公園駐車場

今回は車2台で現地へ向かい、1台を下山口に置き、もう1台で入山口へ移動。
下山後、下山口に置いた車で入山口へ移動、入山口の車を拾い帰宅した。

コース状況／危険箇所等

深田公園から女岩経由の茅ヶ岳への登山道は人気コース。危険個所なし。

茅ヶ岳から金ヶ岳は大きく上げ下げする稜線。危険個所ないが、登山道脇が切れ落ちており、なかなかの高度感。

金ヶ岳から南西に伸び東光・浅尾原へ下る尾根は、1/3がやせた尾根道。登山道脇が切れ落ちていることもしばしば。一か所登山道そばまで崩落した場所があるが、地元猟友会が危険個所にはロープを張ってくれている。

写真

5/2 8:44

深田公園駐車場から出発。新緑の登山道を進む。人気コースで駐車場には8:30時点で20台程度。

5/2 9:07

カラマツ、ヒノキの植樹林。

5/2 9:29

大岩に生えた木があった。3度目にして初めて気付いた。

5/2 9:30

反対側

5/2 9:36

女岩に到着。崩落後まだ立ち入り禁止になっている。

5/2 9:31

ハシリドコロ。全草に猛毒のアトロピンやスコポラミン（いずれもアルカロイド）などを含む。植物体に触った手で目を擦ったりすると目が見えなくなることもあるそうだから注意が必要。

5/2 9:40

斜面を上がって、上から女岩を見る。

5/2 9:51

早咲きのミツバツツジがちらほら。

5/2 10:16

女岩のコルに到着。金峰山や瑞牆山、曲岳や黒富士の眺望は、何度見ても自然満載で魅力的だ。

12/1 12:28

深田久弥先生終焉地の墓標。（H25.12.1撮影）

5/2 10:26

山頂へもうひと踏ん張り。

5/2 10:30

定番となった富士山の眺望は春霞で少し残念だが、茅ヶ岳からは富士山だけではない。

5/2 10:42

頂上到着。南アルプスの眺望も定番。金峰山や八ケ岳も。登山客大勢でした。

3/5 10:56

初めて登頂した時の富士山の眺望（H23.3.5撮影）

3/5 10:56

そして、南アルプス（H23.3.5撮影）

12/1 12:16

こちらは2度目の富士山（H25.12.1撮影）

12/1 13:13

そして、南アルプス（H25.12.1撮影）

5/2 10:59

本日、次の目標の金ヶ岳。30分ほど頂上での展望を楽しんでから再出発。

5/2 11:17

一度、急に下り。

5/2 11:26

これから登る斜面を見ながら、少しの間、平坦に進む。ここから150メートルを登り返す。

5/2 11:29

途中、このような場所もあり、ここを通り抜ける。

5/2 11:32

岩に松、そして甲斐駒。

5/2 11:36

大きな岩の展望台からの南アルプス。

5/2 11:35

そこから茅ヶ岳を見返す。すると、スリル満点な天然展望台でお食事中の方がいた。

5/2 11:38

立ち枯れた木が一本。

5/2 11:38

茅ヶ岳とは一味違う、荒々しさを感じる稜線だ。

5/2 11:51

観音峠への分岐。観音峠は曲岳に繋がる。しかし、かなり険しい、と看板が教えてくれる。

5/2 11:59

分岐を過ぎて、再び少し下げて、また登り返す。

5/2 12:09

金ヶ岳頂上到着。南から西にかけて展望が開けている。春霞に包まれた富士山が見える。

5/2 12:34

一方、南アルプスは近い。

5/2 12:12

山頂は茅ヶ岳の1/6くらいであろう。

5/2 12:25

頂上からは、八ヶ岳、金峰山が木々の枝に邪魔されている。北側に少し進めるので、

5/2 12:28

そちらから八ヶ岳と金峰山を撮影。あまり進み過ぎると崖に落ちる。

5/2 12:36

帰りは南西に伸びる尾根を下る予定だが、道はやせている。

5/2 12:37

しかも、すぐ脇が切れ落ちている。

5/2 12:41

左が金ヶ岳。右の金ヶ岳南峰は観音峠分岐があったあたり。

5/2 12:41

左は金ヶ岳南峰。右が茅ヶ岳。

5/2 12:43

登山道の近くで崩落があったようす。地元猟友会がロープを張ってくれていた。

5/2 12:42

かなり大きな崩落だ。細い尾根道は30分ほど続く。

5/2 12:44

金ヶ岳北側でも崩落があったようだ。

5/2 12:44

待ちに待った八ヶ岳の眺望が現れた。この光景は茅ヶ岳からは望めない。

5/2 13:39

1時間で標高1200メートルまで下げた。

5/2 13:48

前山大明神林道の登山口。

5/2 13:57

朝停めておいたマイカーに到着。キャンプ場の右脇の未舗装道路を通り抜け、前山大明神林道で深田公園へ向かう。

5/2 14:33

地元民なのだが、初めて通る林道。道路脇の斜面に山桜が咲いていた。近くには千本桜公園がある。

5/2 14:34

林道から見上げる茅ヶ岳。林道は一部未舗装部分があるが、問題なく通行できる。

撮影機器：

DMC-FX01 Panasonic

DSC525Z Kenko

感想

shimikin

茅ヶ岳3度目の登攀の機会を得たので、
かねてから考えていた「茅ヶ岳・金ヶ岳の周回」を計画した。
茅ヶ岳は4年前に初めて登頂した山梨百名山。
その時は女岩からそのコルに上がるまでの急登がしんどかった事と、
コルから見た金峰山方面の自然に驚いた思い出がある。
そして、頂上からの360度の展望で多くの名山を望み、感動した。

以来、山の装備や道具を買い足しながら山登りを続け、今日に至っている。
何度登っても眺望のすばらしさに感動することが変わらない山だ。
特に好きな光景は、女岩のコルからの金峰山方面。眼下に平見城の農場を見て、
曲岳から黒富士までの稜線と、その奥に深く広がる山並み、
さらにそれを締めくくるようにそびえる金峰山。

今回、初めて金ヶ岳まで行くことができた。
金ヶ岳までの道のりは、茅ヶ岳までのものと違い、荒々しさを感じるものだった。
短時間でアップダウンが続き、登山道の脇が切れ落ちている。
また、大きな岩の天然展望台あり、怖いくらいの高度感が味わえる。
ほんとうに山登りを飽きさせない山である。