【奥武蔵ハイク】愛宕山→物見山→日和田山→高麗峠→天覧山
- GPS
- 04:56
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 763m
- 下り
- 724m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:07
天候 | 快晴☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
西武池袋線「武蔵横手駅」下車 ◯帰り JR八高線「東飯能駅」乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無し |
写真
感想
今年もあと数日となった。
年の瀬のハイキングはどうしようかと考えたが、結局いつも通り適当に決めることにした。
先週は刺すような寒い日が続いたが、今週は最高気温10℃を超える温かめな日が続くため、快適なハイキングとなるだろう。
年明けにガッツリ歩く予定のため、体力の温存として今日は気軽に登れるハイキングコースを選んだ。
物見山や日和田山など高麗川の北に位置する低山を縦走していくコースだ。
いわゆる「奥武蔵自然歩道」が大部分を占めることになる。
【武蔵横手駅~北向地蔵】
出発は西武池袋線「武蔵横手駅」から。
ここから近い場所に、五常山に通じる登山口がある。本来ここを登っていく予定であったが、入り口が立入禁止の三角コーンによって阻まれてい
た。通常は崩落など理由も添えてあるものだが、特に禁止以外の文言は無かった。
仕方なく迂回し、長念寺から登ることにする。
墓の脇を登っていき、鉄塔をくぐっていくと登山道に入っていく。
なかなかの急坂が続くが、すぐに山頂に着く。
愛宕山という標高250mの山で、鳥居と祠が設置されている。
眺望は開けていて、都心部もぼんやりと見られる。
このまま北へ向かい、一旦は急坂を下る。登り返したら割とすぐに水晶山というピークに着く。特に何もないので、このまま北へ進んでいく。
薮ったい道からはやや整った道になり、ウラジロが目立つ。
ロープ付きの急登を経て、深沢山というピークに着く。ここも小さなピークのようだが、丸太のベンチがあり、少しだけ開けている。ロングコースになるためここで休憩を取る。
深沢山から少し歩いたところで、五常山からのルートと合流する。ようやく予定ルートだ。この分岐には特に通行止めは無かった。
(そもそもあの三角コーンはミスリードで、通行止めではなかった可能性もある)
油断するとまたロープ付きの鬼急登がやってくる。奥多摩にも見られたが、マイナーな低山にはこういう場所が多いのはなぜだろう?こういう場所があるからマイナーなのだろうか。鶏が先か卵が先か。
頭の中で問いかけていたところで、土山峠という分岐に着く。
進行方向の反対側には、ユガテという集落がある。のちに桃源郷と呼ばれているらしいこと知り、立ち寄ってみたかった。
土山峠からは一変して、平和なハイキングコースになる。
どうやらこのあたりから奥武蔵自然歩道に入ったようで、すれ違う人も増えてくる。
舗装道路に合流すると、ポツンと小さな祠が立っている。
ここが「北向地蔵」という場所だ。確かに、祠の中の地蔵が北を向いている。
江戸時代中期に発生した浅間山噴火によってもたらされた飢饉や疫病を鎮めるため建てられたものだ。
栃木県にある岩舟地蔵尊の分身であるため、その本尊の方に向けられているということだ。
【北向地蔵~日和田山】
北向地蔵からこのまま東へ進む。
起伏も少なく歩きやすい道が続く。
何やら複数の組がたむろしている場所に着く。
ここが物見山の山頂のようだ。
名前からして「モノを見る」場所なのだが、360℃見渡しても樹林が広がっているだけである。かつては眺望が開けていたのだろうか。
山頂は広めでベンチは多いため、ただ休憩に使われているような場所だ。
このまま下山し、一旦は麓に着く。
麓といっても民家は見られず、公衆トイレと「ふじみや」という飲食店がポツンと立っているだけである。飲食店は今は営業していない。
ここから先は日和田山に向かうが、途中で高指山の山頂広場に立ち寄る。
正直ここは寄らなくても良かったかもしれない。
ゆるゆるの道を歩いた後に、切り立った岩場が出現する。これが出てきたら、日和田山の山頂がすぐ先にあるということがわかる。
まだ登山を始めていない頃に一度来たことがある。思い出深いため、ここの岩場はよく覚えている。
岩場を抜けると山頂に着く。山頂はあまり広くは無いが、南東に広がる関東平野は絶景だ。
展望スポットはここではない。
少し下ったところに金毘羅神社があり、鳥居の向こうには、巾着田が一望できる。
確かにここから見ると、巾着のような曲線で描かれた田園風景になっている。
紅葉シーズンであれば真っ赤な曼珠沙華が見られただろう。
【日和田山~東飯能駅】
日和田山を下山し、程なくして麓に着く。
子供が目立って多いなと思ったが、そういえば冬休みのシーズンなのだ。
民家の区画を抜け、巾着田エリアへ入る。
高麗川沿いを歩いていると、河原でバーベキューを楽しむグループが幾つか見られる。
巾着田の南側に行くと、植物園のような区画に入る。巾着田曼珠沙華公園という名前のとおり、秋にいけば曼珠沙華がここに広がっている。
今は何もないため、散歩でここを通る者しか訪れない。
ここからは高麗川を渡って巾着田を抜け、またハイキングコースに入る。高麗峠という左右ゴルフコースに囲まれた峠道だ。
峠道を抜けると国道に出る。西武池袋線の高架を抜けてそのまま舗装道路を歩くと、天覧山登山口が見えてくる。
天覧山は何回か登ったことはあるが、ここのルートは初め使う。駅からも離れた場所にあるため、一般的なルートではないように思う。
単調で緩やかな坂を登り、あっという間に山頂に着く。もう午後二時ごろではあるが、結構な人が展望台にいる。
普段は夜間禁止ではあるが、年末年始は緩和されるらしい。人数制限がないとすると、ここも結構な混雑になるではないかと思う。
山頂からは能仁寺へ向かう一般的なルートを下る。
麓に着いたところで、かわいらしい馬に出くわす。
近くに競走馬の訓練場があり、乗馬体験も行えるらしく、その宣伝としてポニーをここに置いているのだ。なるほど、天覧山から下りてきた客を狙っているのだろう。
この後は飯能の商店街を歩き、東飯能駅の電車に乗って帰りの途に着いた。
これが今年最後のハイキングになるだろうか。
気分次第ではもう人登りするかもしれない。
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