八方尾根(強風により唐松岳頂上山荘付近で撤退)
- GPS
- 05:18
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 876m
- 下り
- 865m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:18
天候 | 晴天・風あり(稜線は爆風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘→稜線(唐松岳頂上山荘) ・踏み固まっていない箇所は膝くらいまで埋まる ・上部は踏み跡が消失 ・雪庇やトラバースに注意 ・稜線直前は特に道が狭い 稜線(唐松岳頂上山荘付近) ・黒部峡谷側から爆風が吹き上げる ・一部で雪庇が発達 |
その他周辺情報 | 【白馬八方温泉】pH11アルカリ泉 郷の湯・八方の湯など 【飲食・物販】 兎平駅・八方駅や駐車場付近に多数 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
ストック
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
カメラ
|
---|
感想
八方尾根から唐松岳を目指したものの、稜線に出たら爆風で登頂を断念した記録です。
冬の唐松岳に登ってみたいと思っていたところ、1月2日は晴れ予報。
元日のうちに高速バスで長野駅へ向かって移動を始めたのですが、能登地方で大規模な地震が発生。
北陸に近い白馬周辺も大きく揺れたようで、雪崩のリスクが高まっているとの注意喚起も出ました。
天気予報を見ながら代わりに登れる山を探したのですが、なかなか決められず、とりあえず八方尾根方面に行くだけ行ってみようということで長野駅から移動を始めました。
もし登山口が閉鎖されていたら白馬の山々が見える展望台に行って写真だけ撮って温泉に入って帰ろうという考えです。
白馬八方尾根スキー場に着いてみると、お客さんはしっかりいて、登山者も並んでいる様子。
ゴンドラとリフトも安全確認の時間が少しあったものの、八方池山荘まで動き始めました。
ほとんどが板を履いた人ですが、大勢が上部へ向かって登って行きます。
自分も12本爪アイゼンをつけて唐松岳山頂を目指すことにしました。
登り始めは多くの人がいたはずなのですが、上がるにつれて風に曝されることが多くなり、途中の斜面から滑走していったのか人も段々少なくなっていきました。
そして丸山ケルンに着く頃には踏み跡もほとんど見えなくなってしまいました。風の威力に驚くばかりです。
なるべくトラバースを避けて慎重に進むのですが、稜線に近づくと雪煙が目に見えて多くなっていきました。
辿り着いた稜線は爆風。立山や剱岳の姿は見えるものの、あまり黒部方面を向いていられません。
ここまで来たら山頂はすぐそこだし、風さえ無ければ難なく行けてしまいそう。
風が収まるのを待ちますが、その気配は無し。山頂方面から帰ってくる人の姿も無し。
装備の着脱も難しいし、停滞すれば少しずつ体も冷えてきます。
(それでも風をしっかり凌いでくれたハードシェルの性能には感激しました)
仮にこの状況で山頂を往復できたとしてもあまり嬉しくはないし、何よりここで命を賭けるべきではないよなという気持ちが強くなっていきます。
唐松岳頂上山荘付近で30分ほど待ちましたが、撤退することにしました。
下りの八方尾根も時々強い風が吹きますが、稜線と比べればずっと穏やかです。
空は晴れて鹿島槍ヶ岳や五竜岳、不帰ノ嶮、白馬三山などの堂々たる姿は圧巻だし、雲海に浮かぶ東方面の山々も綺麗です。
山頂を目前にして撤退となったのは悔しいですが、絶景を見ることができたし、雪崩を目撃することもなく安全に下山できたのはよかったです。
ここ数年、登山以外でもたくさん遊びに行かせてもらっている北陸地方周辺。
今年も積極的にお金を使いに行こうと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する