鈴鹿の上高地からハライドへ【県境稜線は日本アルプスの展望台】
- GPS
- 07:10
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 894m
- 下り
- 878m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 7:09
天候 | 快晴 【気温】根の平峠:3℃ ハライド:10℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「鈴鹿の上高地」この名前に惹かれて訪れるようになってから
何回目の訪問だろう?
毎年この頃はスノーハイクが目的だが、今年はチェーンスパイクさえ
要らないようなので、新しいルートを歩いて上高地へ降りた後は
6年振りとなるハライドを廻って戻ろう。
朝明渓谷を旧千種街道登山口へ向かうと、雪の無い稜線がモルゲンロート
に染まっていた。どうやら素晴らしい天気に恵まれそうだ。
伊勢谷の堰堤を越える度に恵那山の姿が明確になり根の平峠から
眺めると伊勢湾を越えて恵那山がはっきりと同定でき、タケ谷源流には
雲一つない青空が広がり、意外な近さで雨乞岳やクラシが展望できた。
いつもは直進するタケ谷分岐から千種街道へ向い、神杉を過ぎた先の
P807に取り付き、そのまま尾根を西へ進み上高地へ下ってみる。
TOPに出た後藪をくぐりながら進むと、すぐに北向きの尾根が延びるが
目指す西向きの尾根が見つからない。慎重に周囲を覗き込むと藪の奥に
下って行く尾根地形が見つかった。小さいながら明確な尾根を進み、
雨乞岳が展望できる突端からは下りやすい南西向きの尾根を選んで
上高地の「第二の台地」に着地したが、タケ谷が雪で埋まる季節には
徒渉の必要が無いこの尾根ルートもありかな・・・。
全ての葉を落とした冬枯れの台地は明るくて、気ままに歩き廻れる。
「上高地の主」に挨拶をした後、所々に焚火の跡が残る台地を抜け
明神池と呼ばれる湿地帯の奥から尾根を上がり、合流した千種街道から
上水晶谷右岸尾根を経て県境稜線へ出ると絶景が広がっていた。
釈迦ヶ岳から竜ヶ岳、藤原岳、御池岳と続く鈴鹿の山並みの右側に
白山、更に北東には薬師岳、黒部五郎の裏銀座の山並み〜槍、穂高の
連峰そして乗鞍岳、御嶽へと続く白銀の北アルプスを一望しながら
青岳に上がると、更に恵那山を挟んで左側には中央アルプス、右側には
南アルプスのジャイアント達と、まさに日本アルプスが勢揃いだ。
思いがけない絶景を満喫してコブ尾根をハライドへ向かい
藤内小屋分岐手前の風裏で昼食を摂っていると、まるで穏やかな
春山に居るように錯覚するほどだ。
緩やかなコブ尾根も鐘撞堂分岐を右に分けると残る記憶通り、
やや不明瞭な激下りになって一気に腰越峠まで下り、ハライドまでは
ザレの急斜面を一気に登り返しだ。
そして6年前と同様、冷たい風を避けて東側の展望地で休んだ後、
北尾根を朝明へ下るが、以前に比べやや荒れた感じだった。
コメント
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新年に相応しい快晴の一日でしたね。
鈴鹿は雪がほとんど積もってないようで、異常に暖かくこの先雪が積もるのか?気になります。
今回はいつもとは違う尾根を歩いてみたくて上高地へ向いました。
稜線にも、望む御池岳にも全く雪の気配がありませんでしたが、
展望は素晴らしく、これ以上は望めない程の最上級なものでした。
この先2月、3月になってスーハイクを楽しむ機会が得られると
良いんですが・・・。
今年もあまり遠出もできない事情があり、国道が冬期閉鎖されると
山選びにも悩む日々が続きます。
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