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Yamareco

記録ID: 6341595
全員に公開
ハイキング
房総・三浦

里見八犬伝めぐり~其の壱(滝田城犬掛の里編)

2024年01月05日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
06:09
距離
10.0km
登り
133m
下り
160m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:59
休憩
1:11
合計
6:10
距離 10.0km 登り 133m 下り 166m
9:57
94
不寝見川バス停
11:31
44
12:55
13:14
12
13:26
13:45
91
15:16
15:49
18
16:07
三芳病院前バス停
滝田城址への登城口は2か所ありますが、今回はマイナーな上滝田根古屋側の登城口から城跡遺構(曲輪、本丸、櫓台)をめぐり、展望台と伏姫八房像を経てメジャーな下滝田側の登城口へ下る、山城歩きを主目的としたルート設定になっています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■起点:不寝見川バス停
(東京湾フェーリー:久里浜→金谷~JR内房線:浜金谷駅→岩井駅~南房総市営路線バス富山線[トミー]:岩井駅→不寝見川(ねずみかわ)200円/現金のみ)
※)滝田城址への最寄りバス停として種々の案内情報で紹介されている日東交通の路線バス平群線は、2023年9月30日をもって廃止となっています。
■終点:三芳病院前バス停
(日東交通バス丸線:三芳病院前→館山駅前 410円/現金のみ)
コース状況/
危険箇所等
滝田城址の登城道はよく整備させていますが、一般の登山道と同等に考えて準備した方がよいと思います。また、伏姫八房像のある展望台と滝田城址(奥)本丸跡の間にある櫓台直下の階段は、極めてキツイ傾斜になっていますので、十分な注意が必要です。
今年のウサトレ本格始動はフェリーから。東京湾フェリーで久里浜から金谷へ
2024年01月05日 07:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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今年のウサトレ本格始動はフェリーから。東京湾フェリーで久里浜から金谷へ
朝7:20出航。日の昇った房総の鋸山と富山のシルエットに向かって進みます。
2024年01月05日 07:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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1/5 7:29
朝7:20出航。日の昇った房総の鋸山と富山のシルエットに向かって進みます。
船内で軽い朝ごパンとランチをゲット。
2024年01月05日 07:30撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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1/5 7:30
船内で軽い朝ごパンとランチをゲット。
定刻に着岸。ウサクマ以外ほぼ全員がゴルフバッグを抱えていてビックリ!
2024年01月05日 08:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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1/5 8:01
定刻に着岸。ウサクマ以外ほぼ全員がゴルフバッグを抱えていてビックリ!
朝日の中を金谷港からJR浜金谷駅へ
2024年01月05日 08:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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朝日の中を金谷港からJR浜金谷駅へ
懐かしい!関東ふれあいの道・千葉の指導標ですね。
2024年01月05日 08:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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懐かしい!関東ふれあいの道・千葉の指導標ですね。
JR浜金谷駅から可愛い2両編成の内房線に。
2024年01月05日 08:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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JR浜金谷駅から可愛い2両編成の内房線に。
11分ほどでJR岩井駅に。ホームには「南総里見八犬伝発祥の地」の看板も。
2024年01月05日 08:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11分ほどでJR岩井駅に。ホームには「南総里見八犬伝発祥の地」の看板も。
駅前バス乗り場で、南房総市営バス富山線(トミー)の時刻表を確認。1時間待ちですね。
2024年01月05日 08:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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駅前バス乗り場で、南房総市営バス富山線(トミー)の時刻表を確認。1時間待ちですね。
駅前広場の伏姫さんと八房くんにご挨拶、お久しぶり〜
2024年01月05日 08:47撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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駅前広場の伏姫さんと八房くんにご挨拶、お久しぶり〜
駅から少し離れたスーパー「おどや」さんで飲み物、ランチ用のパンなどを補充
2024年01月05日 09:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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駅から少し離れたスーパー「おどや」さんで飲み物、ランチ用のパンなどを補充
岩井のネコタくんとも出会えました〜
2024年01月05日 09:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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岩井のネコタくんとも出会えました〜
伏姫八房が描かれたトミーに乗車します。ちなみに現金のみ、です。
2024年01月05日 09:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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伏姫八房が描かれたトミーに乗車します。ちなみに現金のみ、です。
運転手さんに「不寝見川(ねずみかわ)で降ります」と伝えておいたので、無事に下車できました。
2024年01月05日 09:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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運転手さんに「不寝見川(ねずみかわ)で降ります」と伝えておいたので、無事に下車できました。
さて、トレッキングポールも準備して、2024年ウサトレのスタートです。
2024年01月05日 10:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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さて、トレッキングポールも準備して、2024年ウサトレのスタートです。
目の前のこんもりとした丘が里見番所跡。今回は眺めるだけ。
2024年01月05日 10:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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目の前のこんもりとした丘が里見番所跡。今回は眺めるだけ。
路傍には、もう水仙がたくさん咲き誇ってます。
2024年01月05日 10:09撮影 by  ILCE-6000, SONY
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路傍には、もう水仙がたくさん咲き誇ってます。
こちらはヤブチョロギかな?まだ1月なので少し早い気もしますけど。
2024年01月05日 10:11撮影 by  ILCE-6000, SONY
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こちらはヤブチョロギかな?まだ1月なので少し早い気もしますけど。
のどかな田園風景の中を歩いていきます。
2024年01月05日 10:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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のどかな田園風景の中を歩いていきます。
ノゲシ?こちらも花期はもっと後だったと思いますが、今年はみんな早咲き傾向かな?
2024年01月05日 10:17撮影 by  ILCE-6000, SONY
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ノゲシ?こちらも花期はもっと後だったと思いますが、今年はみんな早咲き傾向かな?
みごとに丸いお山ですね〜
2024年01月05日 10:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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みごとに丸いお山ですね〜
畦道の水仙も満開です。
2024年01月05日 10:27撮影 by  ILCE-6000, SONY
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畦道の水仙も満開です。
平久里川を渡ります。まるで渓谷のよう。青空が映えますね。
2024年01月05日 10:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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平久里川を渡ります。まるで渓谷のよう。青空が映えますね。
静かな里山みちを散策していきます。イノシシ用の罠かな?
2024年01月05日 10:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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静かな里山みちを散策していきます。イノシシ用の罠かな?
種類はよく分かりませんが、名残りの紅葉が綺麗です。
2024年01月05日 10:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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種類はよく分かりませんが、名残りの紅葉が綺麗です。
林道平群線との分岐。ウサクマは林道ではなく、ちょっとぬかるんだ里山みちを直進。
2024年01月05日 10:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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林道平群線との分岐。ウサクマは林道ではなく、ちょっとぬかるんだ里山みちを直進。
まもなく「古戦場跡と里見氏の墓」の案内板
2024年01月05日 10:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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まもなく「古戦場跡と里見氏の墓」の案内板
苔むした石段を登ると、里見氏の家紋のついた鉄扉の向こうに古い墓石が祀られていました。献花も新しく、大切に守られていることが分かります。
2024年01月05日 10:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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苔むした石段を登ると、里見氏の家紋のついた鉄扉の向こうに古い墓石が祀られていました。献花も新しく、大切に守られていることが分かります。
ここ犬掛から上滝田にかけての一帯が、里見氏「天文の内訌」の古戦場跡と伝承されているそうな。
2024年01月05日 10:48撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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ここ犬掛から上滝田にかけての一帯が、里見氏「天文の内訌」の古戦場跡と伝承されているそうな。
いまは木漏れ日に水仙が揺れるばかり。
2024年01月05日 10:50撮影 by  ILCE-6000, SONY
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いまは木漏れ日に水仙が揺れるばかり。
森の中から明るい里に出ると、八房公園への標識がありました。
2024年01月05日 10:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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森の中から明るい里に出ると、八房公園への標識がありました。
八犬伝の因縁端緒となる犬「八房」誕生の地とされている八房公園に到着。八房くん凛々しいな〜育ての親の狸ママさん、可愛いすぎ〜❤️
2024年01月05日 11:13撮影 by  ILCE-6000, SONY
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八犬伝の因縁端緒となる犬「八房」誕生の地とされている八房公園に到着。八房くん凛々しいな〜育ての親の狸ママさん、可愛いすぎ〜❤️
裏山には春日神社が祀られているようです。
2024年01月05日 11:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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裏山には春日神社が祀られているようです。
石段を登り切ると、歴史を感じさせる社殿がありましたので、参拝します。
2024年01月05日 11:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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石段を登り切ると、歴史を感じさせる社殿がありましたので、参拝します。
八房公園から犬掛お堂の辻から房総丘陵のワインディングロード県道88号富津館山線に入ります。
2024年01月05日 11:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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八房公園から犬掛お堂の辻から房総丘陵のワインディングロード県道88号富津館山線に入ります。
ここで運行していた路線バス「平群線」が廃止となったため、代わりに予約制乗合送迎サービス「チョイソコ南房総・館山」が運行中らしい。その停留所から赤いお屋根の犬掛お堂を振り返って。
2024年01月05日 11:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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ここで運行していた路線バス「平群線」が廃止となったため、代わりに予約制乗合送迎サービス「チョイソコ南房総・館山」が運行中らしい。その停留所から赤いお屋根の犬掛お堂を振り返って。
南房総市指定文化財「逆さ柿」なるものがありました。植え込みで読みにくいですが、源頼朝由来の伝説だそうです。
2024年01月05日 11:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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南房総市指定文化財「逆さ柿」なるものがありました。植え込みで読みにくいですが、源頼朝由来の伝説だそうです。
先ほどは丸、今度はみごとな三角のお山です。
2024年01月05日 11:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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先ほどは丸、今度はみごとな三角のお山です。
路傍にちょっと変わった水仙が。房咲き水仙というそうです。
2024年01月05日 11:51撮影 by  ILCE-6000, SONY
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路傍にちょっと変わった水仙が。房咲き水仙というそうです。
旧路線バスの水汲戸バス停があったところと思われます。いまは滝田ルートとして三好小までスクールバスが走っているようですね。
2024年01月05日 11:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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旧路線バスの水汲戸バス停があったところと思われます。いまは滝田ルートとして三好小までスクールバスが走っているようですね。
スクールバスの高月口停留所。ここから滝田城址へ向かう道があったのを、後から知りました。
2024年01月05日 12:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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1/5 12:06
スクールバスの高月口停留所。ここから滝田城址へ向かう道があったのを、後から知りました。
滝田郵便局。ここにかっては路線バスの郵便局前バス停があったらしい。
2024年01月05日 12:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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滝田郵便局。ここにかっては路線バスの郵便局前バス停があったらしい。
郵便局の対面に、滝田城登城口(上滝田根古屋)への標識がありました。
2024年01月05日 12:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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郵便局の対面に、滝田城登城口(上滝田根古屋)への標識がありました。
この真っ直ぐな坂道を登っていくと〜
2024年01月05日 12:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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この真っ直ぐな坂道を登っていくと〜
小さな駐車場があり、ちょっと年季の入った滝田城遊歩道案内図がありました。
2024年01月05日 12:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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小さな駐車場があり、ちょっと年季の入った滝田城遊歩道案内図がありました。
駐車場奥に滝田城跡入口。イノシシ柵のゲートを開けて入ります。(通ったら必ず閉めてね)
2024年01月05日 12:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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駐車場奥に滝田城跡入口。イノシシ柵のゲートを開けて入ります。(通ったら必ず閉めてね)
静かで厳かな雰囲気な森のフカフカな落ち葉の小径を登っていきます。
2024年01月05日 12:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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静かで厳かな雰囲気な森のフカフカな落ち葉の小径を登っていきます。
駐車場の入口から段々の郭を上っていきます。階段や指導標は、最近整備されたことがわかる真新しさですね。
2024年01月05日 12:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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駐車場の入口から段々の郭を上っていきます。階段や指導標は、最近整備されたことがわかる真新しさですね。
数段の郭を登り切ると広い平場(馬場?)に着きます。そこから土塁を越えていくと登城口です。
2024年01月05日 12:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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数段の郭を登り切ると広い平場(馬場?)に着きます。そこから土塁を越えていくと登城口です。
山城散策心をくすぐる良い雰囲気の登城道ですが〜
2024年01月05日 12:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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1/5 12:33
山城散策心をくすぐる良い雰囲気の登城道ですが〜
右手には深い沢があります。天然のものと思われますが、まるで堀切のように迫ってきてちょっと緊張しますね。(先行するくまから後続のウサさんを振り返った絵)
2024年01月05日 12:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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右手には深い沢があります。天然のものと思われますが、まるで堀切のように迫ってきてちょっと緊張しますね。(先行するくまから後続のウサさんを振り返った絵)
ここから山道を上っていくとの「虎口」に到達しました。
2024年01月05日 12:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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ここから山道を上っていくとの「虎口」に到達しました。
「虎口」手前から左手の斜面を見上げると「腰曲輪」の標識。
2024年01月05日 12:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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「虎口」手前から左手の斜面を見上げると「腰曲輪」の標識。
滑りやすい急斜面を少し登ってみると、その先に「竪堀」を確認できました。予想以上にしっかりと山城の遺構が残っていて喜ぶウサクマ。
2024年01月05日 12:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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滑りやすい急斜面を少し登ってみると、その先に「竪堀」を確認できました。予想以上にしっかりと山城の遺構が残っていて喜ぶウサクマ。
「虎口」を抜けて、つづら折れ登城道を登っていくと「見張台」という視界の開ける場所に。城跡の北方面を見渡せて、犬掛の里や里見番所跡、その向こうにそびえる伊予が岳が望めました。
2024年01月05日 12:41撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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「虎口」を抜けて、つづら折れ登城道を登っていくと「見張台」という視界の開ける場所に。城跡の北方面を見渡せて、犬掛の里や里見番所跡、その向こうにそびえる伊予が岳が望めました。
落ち葉でくるぶしあたりまで埋まりそうなフカフカ道を上がっていくと、「武者溜」という大きめな曲輪に出ました。ちょっと小休止。
2024年01月05日 12:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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落ち葉でくるぶしあたりまで埋まりそうなフカフカ道を上がっていくと、「武者溜」という大きめな曲輪に出ました。ちょっと小休止。
登城道に整備された狭い階段を利用して更に郭を上がっていくと・・・
2024年01月05日 12:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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登城道に整備された狭い階段を利用して更に郭を上がっていくと・・・
涙滝。城の内側へ爪で鋭く切り崩されたように食い込み、滝のように垂直に下へ落ち込んでいる場所で、伝承によれば、義堯軍に追い込まれた城主一色九郎が身を投げた谷だそうです。
2024年01月05日 12:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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涙滝。城の内側へ爪で鋭く切り崩されたように食い込み、滝のように垂直に下へ落ち込んでいる場所で、伝承によれば、義堯軍に追い込まれた城主一色九郎が身を投げた谷だそうです。
さらに郭を上がり
2024年01月05日 12:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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さらに郭を上がり
曲輪を経て
2024年01月05日 12:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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曲輪を経て
お、上がった先の日差しが変わった。上部が抜けそうですね。
2024年01月05日 12:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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お、上がった先の日差しが変わった。上部が抜けそうですね。
山上の曲輪に出ました。平成8年の台風で倒れた木の下からまとまった陶磁器が見つかったことで、ここが主郭と考えられているそうです。
2024年01月05日 12:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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山上の曲輪に出ました。平成8年の台風で倒れた木の下からまとまった陶磁器が見つかったことで、ここが主郭と考えられているそうです。
礎石も数か所に遺されていました
2024年01月05日 12:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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礎石も数か所に遺されていました
「本丸」で「本」ポーズのくまです。
2024年01月05日 13:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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「本丸」で「本」ポーズのくまです。
主郭(本丸)の西側には、さらに5、6mの高さの櫓台(八幡台)があり、西側と南側の2つ尾根からの防御を担っていたようです。
2024年01月05日 13:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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主郭(本丸)の西側には、さらに5、6mの高さの櫓台(八幡台)があり、西側と南側の2つ尾根からの防御を担っていたようです。
櫓台に登ってみると古い祠と「南総里見八犬伝発祥の地」の標識。さすがに展望バツグンです。
2024年01月05日 13:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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櫓台に登ってみると古い祠と「南総里見八犬伝発祥の地」の標識。さすがに展望バツグンです。
そして大きな送電鉄塔(内房線147号鉄塔)もありました。
2024年01月05日 13:09撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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そして大きな送電鉄塔(内房線147号鉄塔)もありました。
展望台跡のある南側の尾根へ向かうには、このまさに南尾根からの攻撃に備えた城壁となる堀切を下るこの階段を急降下しないとなりません。
2024年01月05日 13:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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展望台跡のある南側の尾根へ向かうには、このまさに南尾根からの攻撃に備えた城壁となる堀切を下るこの階段を急降下しないとなりません。
この送電線巡視路標識まで降りれば、ほぼ堀切の底に到着です。
2024年01月05日 13:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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この送電線巡視路標識まで降りれば、ほぼ堀切の底に到着です。
その先は穏やかな尾根歩きで、ウサさんもホッとしています。
2024年01月05日 13:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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その先は穏やかな尾根歩きで、ウサさんもホッとしています。
展望台跡に到着。この石組みの上に建っていた赤い展望塔がいつ撤去されたのか、情報が極端に少ないのが、かえって興味深い。
2024年01月05日 13:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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展望台跡に到着。この石組みの上に建っていた赤い展望塔がいつ撤去されたのか、情報が極端に少ないのが、かえって興味深い。
展望はまずまずですね。展望塔があれば、もっと視界が広がったでしょう。
2024年01月05日 13:25撮影 by  ILCE-6000, SONY
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展望はまずまずですね。展望塔があれば、もっと視界が広がったでしょう。
「伏姫八房翔天の像」。南総里見八犬伝をモチーフにした里見義実の娘「伏姫」と犬の「八房」の像です。
2024年01月05日 13:26撮影 by  ILCE-6000, SONY
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「伏姫八房翔天の像」。南総里見八犬伝をモチーフにした里見義実の娘「伏姫」と犬の「八房」の像です。
この「伏姫八房翔天の像」と赤い展望塔が、この滝田城址の観光的主役だったことは間違いないので、こちらの南側の尾根の登城口(下滝田)から登る方(ココまでしか来ない方)が多いようですね。
2024年01月05日 13:22撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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この「伏姫八房翔天の像」と赤い展望塔が、この滝田城址の観光的主役だったことは間違いないので、こちらの南側の尾根の登城口(下滝田)から登る方(ココまでしか来ない方)が多いようですね。
南側の尾根の登城道は昔から利用されている道なので、石段も年季が入っています。ただ、利用者が多い分、しっかりと整備されています。
2024年01月05日 13:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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南側の尾根の登城道は昔から利用されている道なので、石段も年季が入っています。ただ、利用者が多い分、しっかりと整備されています。
自然地形の細尾根なのでしょうが、まるで土橋のような美しい道です。
2024年01月05日 13:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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自然地形の細尾根なのでしょうが、まるで土橋のような美しい道です。
ここまで来ると城域外と思っていたのですが、この巻道にような箇所は明らかに平場を巻いていますね。尾根道をまっすぐ歩くと、平場へ登る階段。知らずに上ってしまうと行き止まりで、暗くなると平場のエッジから滑落の危険も否めません(平場へ上がる階段に注意書きが欲しい)。
2024年01月05日 14:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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ここまで来ると城域外と思っていたのですが、この巻道にような箇所は明らかに平場を巻いていますね。尾根道をまっすぐ歩くと、平場へ登る階段。知らずに上ってしまうと行き止まりで、暗くなると平場のエッジから滑落の危険も否めません(平場へ上がる階段に注意書きが欲しい)。
このゲートが滝田城登城口(下滝田)です。ゲートを抜けると駐車場と公衆トイレがあります。(ゲートは通過したら施錠してくださいね)
2024年01月05日 14:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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このゲートが滝田城登城口(下滝田)です。ゲートを抜けると駐車場と公衆トイレがあります。(ゲートは通過したら施錠してくださいね)
やはり、こちらの登城口のほうが案内図も新しいですね。でも、いまだに赤い展望塔は描かれたままになっています(再建する気はないのかな)
2024年01月05日 14:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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やはり、こちらの登城口のほうが案内図も新しいですね。でも、いまだに赤い展望塔は描かれたままになっています(再建する気はないのかな)
こんもりとした丘を覆う水仙の群生です。
2024年01月05日 14:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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こんもりとした丘を覆う水仙の群生です。
いったん県道88号に出て、ほんの少し歩くと、大きな鳥居。瀧田神社です。よく見ると鳥居の笠木(横平行の2柱の上側)にかなりの修繕の跡が。何かの災禍があったのでしょうか。
2024年01月05日 14:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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いったん県道88号に出て、ほんの少し歩くと、大きな鳥居。瀧田神社です。よく見ると鳥居の笠木(横平行の2柱の上側)にかなりの修繕の跡が。何かの災禍があったのでしょうか。
参道の石段を上り、立派な注連縄が掲げられた静かな社殿にお詣りします。
2024年01月05日 14:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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参道の石段を上り、立派な注連縄が掲げられた静かな社殿にお詣りします。
こちらの狛犬さんたちは、なかなか凛々しいお顔立ちです。
2024年01月05日 14:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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こちらの狛犬さんたちは、なかなか凛々しいお顔立ちです。
ここから先は、正直消化試合。路線バスが廃止されていなければパスしたい行程ですが、それでも路傍には早春の花々がたくさん・・・って、タンポポ?気が早いにも程があるんじゃね?
2024年01月05日 14:35撮影 by  ILCE-6000, SONY
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ここから先は、正直消化試合。路線バスが廃止されていなければパスしたい行程ですが、それでも路傍には早春の花々がたくさん・・・って、タンポポ?気が早いにも程があるんじゃね?
こちらはハルジオンか、ヒメジョオンか、いつも悩みの種です。
2024年01月05日 14:53撮影 by  ILCE-6000, SONY
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こちらはハルジオンか、ヒメジョオンか、いつも悩みの種です。
おっと、ジシバリですか?こっちも気が早いな〜
2024年01月05日 14:53撮影 by  ILCE-6000, SONY
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おっと、ジシバリですか?こっちも気が早いな〜
こちらはホトケノザですね。こっちは何となく冬(早春)のお花って気がします。
2024年01月05日 15:10撮影 by  ILCE-6000, SONY
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こちらはホトケノザですね。こっちは何となく冬(早春)のお花って気がします。
ようやく道の駅三芳村「鄙の里」に到着〜三芳村の牛乳を使ったソフトクリームで一息つきます。また、滝田城址の御城印もゲットしました。
2024年01月05日 15:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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ようやく道の駅三芳村「鄙の里」に到着〜三芳村の牛乳を使ったソフトクリームで一息つきます。また、滝田城址の御城印もゲットしました。
さらに15分ほど歩いて、ようやく営業中の路線バスがある国道128号線に出ました。県道88号との出合すぐ近くの三芳病院前バス停が本日のゴールです。
2024年01月05日 16:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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さらに15分ほど歩いて、ようやく営業中の路線バスがある国道128号線に出ました。県道88号との出合すぐ近くの三芳病院前バス停が本日のゴールです。
10分ほどで到着した路線バスでJR館山駅方向へ。途中のイオンタウン館山バス停で下車して、今日の宿泊先へ。天然温泉でしっかり身体を伸ばして、冷たいビールで乾杯♪
2024年01月05日 17:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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10分ほどで到着した路線バスでJR館山駅方向へ。途中のイオンタウン館山バス停で下車して、今日の宿泊先へ。天然温泉でしっかり身体を伸ばして、冷たいビールで乾杯♪

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想




2024年辰年のウサトレ本格始動は、ウサトレでは珍しいフェリーを利用した一泊二日の「南総里見八犬伝聖地めぐり」のふた幕で開幕です。

まずはその一幕目(1日目)は、安房と上総を結ぶ平群街道の中間地点にある滝田城をめぐりました。

滝田城は、里見氏のお家騒動「天文の内訌」のときに里見義豊方の一色氏(当時の城主は一色九朗)の居城ですが、ウサさんが大好きな「南総里見八犬伝」の舞台にもなった城です。江戸時代に滝沢馬琴先生によって創り出された八犬伝の物語では、滝田城は里見義実の居城として描かれ、里見義実の娘「伏姫」と「八房」が暮らしています。一方、「天文の内訌」では一族でありながら敵方となった里見義堯の軍勢によって滝田城は攻められ落城してしまいますが、その戦いの古戦場跡や里見氏の墓が、犬掛の里に遺っています。

そんな虚実入り混じった里見氏の滝田城に、ウサさんは興味津々。「南総里見八犬伝聖地めぐり」の初回でめぐってみることにしました。また、滝田城址へのアクセス手段であった館山駅からの路線バスが廃止となり、一番近い別路線を調査したところ、岩井駅からの南房総市営バス富山線の不寝見川(ねずみがわ)バス停が近いことが判明。さらに、不寝見川バス停から滝田城址へ歩くと、途中で前述の「天文の内訌」の古戦場跡や里見氏の墓、八房の生誕地とされる八房公園に立ち寄ることもスムーズであることも分かり、急遽今回のコース設定となりました。

さて、横浜から房総、とくに房総半島先端や外房は、同じ関東といえどもかなり遠いので、移動でいつも悩むのですが、今回は久里浜ー金谷間の東京湾フェリーを利用。時間も値段もかなり節約できることが分かりました。これは、これからの千葉ウサトレでもいろいろ利用できそうです。

滝田城址をめぐる登城道は基本的に2つあるようで、下滝田の登城口から本丸へ至るルートと、上滝田の登城口から本丸へ至るルートです。

ネットで公開されている観光情報や登山情報を調べてみると、圧倒的に下滝田の登城口から登る方が多いようです。こちらから登ると、まず伏姫・八房の像と展望台(かつては赤い展望塔が建っていた)があり、観光面でのインパクトが強かったものと思われます。

しかし、実際の滝田城遺構は上滝田側からの尾根に集中しています。今回、上滝田側の登城口から登ってみましたが、つい最近、登城道の階段や標識が丁寧に整備されたように見えました。正直、これほど城郭遺構がしっかりと残っているとは思わなかったので、登りながらウサクマともハイテンションになり、かなり高得点の満足度でした。

ですので、ウサクマ的には、滝田城址を「山城歩き」として楽しみたい方は、是非とも上滝田側の登城口から登ることをおススメします。

あと、不寝見川パス停から里見番所跡の外周を歩いたのですが、どこが取り付きか分かりませんでした。後で調べたところでは不寝見川バス停のもう少し先まで行ったところから登っている情報があったので、次の機会があれば里見番所跡の祠も拝みに行きたいです。

今回のコース設定では、犬掛古戦場跡周辺と滝田城址をめぐる数km以外は、すべて舗装路(県道88号富津富山線)のロードとなります。バイク乗りには魅力的な県道富津富山線ですが、宿場めぐりのように街道歩きをしても、見所は極端に少ないので、ロードの単調歩きが苦痛な方は、無理せずレンタサイクルやタクシー等を利用された方がよろしいかと。

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