唐沢鉱泉から天狗岳周回
- GPS
- 05:40
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 956m
- 下り
- 938m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:38
天候 | 快晴 樹林帯はほぼ無風、稜線は弱風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から山頂までずっと雪の上を歩く。トレースばっちりでラッセルなし。今日の時点では登山道上に凍結はなく滑り止めはなくても歩けるが何かしらあったほうが歩き易いと思う。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
唐沢鉱泉近くの登山者用駐車場には6:25頃に到着。この駐車場はいつ来ても混雑している印象が強いが、今日は意外にもガラガラだった。平日だとこの程度なのかもしれない。外気温マイナス8℃。道中は圧雪凍結路でスタッドレスタイヤがないと走行不能だったが、積雪は例年と比べると少ないように見えた。食事は近くの道の駅で済ませてきたので準備だけして6:40に行動開始。気温は低いものの風がないので準備も比較的楽だった。2人ともアイゼンは付けずつぼ足で歩き出す。が、いきなりZさんの様子がおかしい。ペースが異常に遅い。ほとんど寝てないのが原因か。歩きつつ様子を見てもらうもちょっと無理っぽい。残念だけど体調が悪い人はこの先無理だと思うので先に帰ってもらう。あるいはスローペースで進んでもらう。駐車場出発から45分ほどのことだった。この後は基本的に一人旅。
最初は樹林帯歩きで風はほぼなく、ペースを上げると暑さを感じるくらい。だが標高を上げて尾根に乗ると時折冷たい風が吹くようになってきた。天気は快晴だが風がやはり強く、天気予報どおり。防寒防風対策をしっかりして歩く。展望台に上がると風が強くなるのは目に見えていたため、その手前で止まってアイゼンを装着。なくても行けそうだが下りの人は皆付けていたのでそれにならった。展望台に出るとやはり風。でも耐えられないほどではない。写真を撮ったらすぐに樹林帯へ逃げ込む。逃げ込める先があるうちはまだ良い。2番目の展望台も過ぎると西天狗岳へ向けて岩場の登りが始まる。下から吹き上げる風が冷たいが、体を持って行かれるような風ではなかった。この岩場を歩いている時は、特に末端が冷えて足先は感覚がないくらいだった。それでも厳冬期としては弱い風だと思うので何とか進む。西天狗岳の山頂には9:57に到着。快晴なので展望は素晴らしくよい。アルプスは全部見えるし、お隣の霧ヶ峰もよく見える。積雪は少ないと思ったが、一応どの山も白く冠雪しているように見えた。西天狗の登りは寒風に耐えながらだったが、山頂は何故か案外風が弱くて寒さをあまり感じなかった。写真を撮ったら東天狗岳へ向かう。東天狗岳は縦走路にあるため西天狗岳よりも登頂回数が多い。一回大きく下り、この時はあまり風はなかったのだが、東天狗への登りに差し掛かるとまた風に晒されるようになってきた。それでも動いていればなんとかなる程度の寒さだった。10:15東天狗岳到着。無人。相変わらず快晴なので展望は良い。でも先ほどの西天狗岳と比べると風が強くて寒い。寒風に晒される感じ。長居できそうにないので、写真を撮ったらすぐに下山開始。東天狗岳からの下りでは多くの登山者とすれ違う。小屋泊まりなのか自分と同様に日帰りなのかは分からないが、すれ違いは頻繁だった。下り出すと割と近くに長野県警のものと思われるヘリが飛んでいた。何かの訓練なのか遭難者対応なのかは不明。樹林帯では風は弱いが稜線はコンスタントに10メートルくらい吹いているので、ヘリの運航も気を遣いそうだ。ヘリや周囲の景色を眺めつつ歩いて樹林帯に入る。ここに至れば風を避けられるのでもう寒さは感じない。安全圏に至った感じ。中山峠を越えて黒百合ヒュッテに向かう。ヒュッテには10:57に到着。人多数。テントはなかった。小屋前に辛うじて座るところを確保できたので座って休憩。稜線にいる間は飲み食いできる場所は少なくて、自分は何も取らずに歩いてきた。ヒュッテは日当たり良く風弱く、座ってくつろいでいると暖かく感じた。そのままのんびりしたいがまだ先があるのでパンを食べたら行動再開。ここでアイゼンを外す。この先は緩い坂が続くのでアイゼンよりはチェーンスパイクのような滑り止めが適切だと思う。自分は12本爪アイゼンしかなかったので外した後はつぼ足だったが、それでも特に問題はなかった。途中渋の湯との分岐で間違えずに進む。アイゼンがないと足下も軽く、早足で歩いて下り11:53に駐車場到着。先着しているはずのZさんがいないので、まだ途中をのんびり歩いているようだ。クルマの鍵を渡してしまったので、ここでこのまま待っていても寒いだけ。迎えに行くというか、もう少し歩くことにする。再び沢を渡り登り始めること10分ほど。ようやくZさんと合流。ペースは遅かったものの無事に一緒になれたので安堵。その後一緒に下り12:15に今度こそ本当に行動終了。歩いているうちは寒さはほぼ感じないが、止まって後片付けをしていると寒くて仕方ない。保温しつつ片付けを行う。天気は最後まで快晴だったが、稜線の風は常に冷たかった。快晴無風はこの時期さすがに望み過ぎか。
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