余市岳
- GPS
- 06:16
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 966m
- 下り
- 956m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:00
天候 | 晴れ時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所ありません |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|---|
共同装備 |
トランシーバー
|
感想
今年は雪解けが早く、近郊で雪が残っているのは標高が高くて積雪量が多い「無意根山」と「余市岳」くらいです。前回は無意根山だったので、今回は10日ぶりで今シーズン2回目の余市岳を選択しました。
今回のメンバーは、私「ダーハマ」と、「ギコ」さんと「ノリノリ」さんの3名です。現地に着くと、山は分厚く垂れ込めた雲に覆われていますが、予報どおりとなればこれから回復に向かうことが予想され、とりあえず山に向けて出発することにしました。スタート時で気温はプラスの5度ですが、時折ヒンヤリ冷たい風が吹いていました。
目的地である余市岳の麓には、今シーズンの営業を終えた「某スキー場」があります。正統派の山スキーヤーであれば、そちらを迂回して山頂にアタックするのでしょうが、今回のメンバーの中にはそのような正統派が一人も見当たらず、すべて「レジャー派山スキーヤー」で構成されていたため、最短距離であろう「某スキー場内横断ルート」を満場一致で選択させていただきました。
前回はゴンドラ利用のお客さんでしたが、今回は営業に貢献することもできないため通過するときには「お邪魔しまーす!」、出る時は「お邪魔しましたっ!」と、ひと声掛けさせていただきました。
そしてコースの中を歩かせていただく時は、シーズン券を持っているギコさんやノリノリさんのように堂々と真ん中を歩くことができず、コソコソと控えめにコースの端を登ります。(小心者!)
おかげさまで全ルートの約半分を占める距離を、安全に快適に歩かせていただきました。もちろん、来シーズンもゲレンデはここがイチオシです!(ヨイショ!)
場内を通過する頃には、雲を吹き去らせるほどに風が強まってきたので急速に天候が回復し、青空の割合が多くなってきました。しかし、北斜面の下部から北東側のコルまでのトラバースしながらの登りの間は、冷たく強い風にさらされました。
北東のコルから山頂までの間は、西よりの風の直撃を避けることができ、締まった雪の上に降り積もった新雪がほどよくシールにグリップし、急斜面ながら効率よく直登することができました。
山頂近くなると、前回に比べハイマツの勢力が拡大しているため、南斜面の上を回り込みながら山頂に接近すると、山頂標識のかなり近くまでスキーを履いたまま行くことができました。
山頂からの眺めは、すぐ近くの無意根山や羊蹄山の方向は雲で見えませんでしたが、それ以外の積丹岳方向や空沼・恵庭岳方向などはクッキリと見ることができました。また、山頂手前から、南岳に連なる1,380峰と1,261峰そして1,134峰を、初めて間近に見ることができました。
本日のメインディッシュである北斜面ですが、数年前に滑った時のイメージより斜面全体の斜度が増していました。これは、今シーズンの降雪量の少なさと、雪の溜まり方によるものだったと思います。
雪質は上部がカリカリとザラメの上にうっすら新雪という抑えが効きにくいことに加えて、微妙な起伏と予想以上の斜度への対応で、より慎重な対応が要求されました。
中間部から下部に近づくにつれて適度なザラメへと変化し安心して滑ることができました。この時期としては、充分すぎるほど滑走を楽しむことができました。
山旅ロガーのデーターによると、標高1,482m、累積標高951m、山頂までの6.6 kmを3時間15分、全行程13kmを6時間の行動時間でした。前回より7m標高が下がったのは雪どけのせい?(苦笑)スライドした方は3名と、遠くに1名と団体さん一組でした。
もし次回がなければ今回が滑り納めです。ということで簡単なまとめを…今シーズンの山滑走は、2014年12月幌平山、札幌岳、1月塩谷丸山、音江山、喜茂別岳、2月幌平山、空沼岳、3月紋別岳、紋別岳、白井岳、漁岳、空沼岳、4月徳舜瞥山、朝里岳、羊蹄山、積丹岳、余市岳、5月無意根山、余市岳の15座で延べ19回、その他に、雪山ハイクが5回とゲレンデ滑走の4回及び夏山ハイク2回を加えると、12月から5月の6ケ月間でトータル30回です。毎週必ずどこかの山に出かけていたことになります。
先シーズンはソロが2回だけだったので、今シーズンはもっとソロで経験を積み重ねて…と思っていましたが、結局は12月の幌平山の偵察登山の1回だけでした。
ぴよしろうさんの山つながりの仲間と、私のスキー仲間となんとなく合流し、山滑走するようになり3シーズン目ですが、今年も10名の方とご一緒することができました。ぴよしろうさんが「声を掛けてみようかな…」と言っていたヤマレコユーザーの方がいたので、お会いできるのを楽しみにしています。
結果的には、メンバーが10人もいると「誰も都合がつかないのでソロで…」ということがなく、おかげさまで全て賑やかで楽しい山行となりました。皆さん、ありがとうございました!
「山の人」と「スキーの人」が一緒に活動すると、いくつかのエピソードが生まれましたが、あくまでも私を含めたメンバーの初期の一例を紹介いたします。
「山の人」:
・スキーはあくまでも登って降りる道具なので、下山途中で少し登ればオイシイ斜面があっても、わざわざ登って滑ろう!なんて思わないので見向きもしない。また、軽量化にこだわりすぎてパウダーなどへの対応が困難な場合がある。
・登ることが好きだけれど、滑ることに自信がないので(滑る本数が少ない為経験不足)、山頂に近づくと「滑りたくない、ずっと登っていたい!」と駄々をコネ始める。そして、おいしいパウダー斜面で大きな斜滑降やプルークボーゲンででズタズタにしながら降りる。また、見ている方が恐ろしくなるような、前転などの危険な転倒を繰り返す。
「スキーの人」:
・体力不足で、山の人の登るスピードについていけない。しかし、降りる時はゲレンデと同じ感覚でスピードを出すので、怪我をしないのが不思議なくらい。
ゲレンデに慣れすぎていて、クラストやアイスバーン等の難雪への対応が意外とひ弱なところがある。
・セルフレスキューのための道具を揃えるのに時間がかかる。地図読みに自信がなく、ルート選択を山の人にお任せしがちである。そのくせ滑る時は、危険察知能力が低く、欲望に負けやすく、山の人に抑えられてやっと我に返る。
・たいした斜面でもないのに、少しでも高い所があると無駄に登って滑りたがる。
はじめの頃はこんな調子でした。この頃では、ゲレンデでの練習やお互いの経験不足や弱点を補い合いながら、事故や怪我もなく少しずつ「山スキーヤー」らしくなってきているのではないでしょうか?
簡単なまとめのはずが長文になってしまいました、最後までお付き合いいただきありがとうございました。また、来シーズンよろしくお願いします!
余市北斜面中間部
余市岳北斜面下部
おまけ(遠慮しながらコースの端を降りています)
コメント
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暖冬でなかなかパウダーに当たらないシーズンでしたね。
お疲れ様でした。
yoshidayudai さん、コメントありがとうございます。たぶんシーズン終了になると思います、お疲れ様でした。ゲレンデスキーメインの頃ほどはパウダーに対する執着は少なくなりましたが、やっぱり当ると気持ちが良くてうれしいですよね。行動の曜日が違うので難しいと思いますが、好きな山が共通しているのでいつかバッタリお会いできる機会があればと思います。
はじめまして、実は、頂上近くでスノーシューで歩いたのが僕ですW
まさか、ダーハマさんだったとは!
いつも参考にさせていただてますW
shunsuke0211 さん、コメントありがとうございます。私の拙いだらだらと長いレコいつも読んでいただいているそうで、ありがとうございます。
山頂で会った人でヤマレコユーザーだったという方はお二人目です。意外と少ないですよね。山頂でなかなかユーザーさんですかと聞きにくいですよね、そのためのヤマレコバッジなのでしょうが、そんなもの今まで見たことないですし…あの後、おしゃべり会を開催しているベテラン3人組とはお会いできたでしょうか?またどこかのお山でお会いできる日を楽しみにしています。
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