記録ID: 637814
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積雪期ピークハント/縦走
道北・利尻
利尻山弾丸登山
2015年05月10日(日) [日帰り]
北海道
snufkinjr
その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:05
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,647m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:03
距離 13.0km
登り 1,654m
下り 1,653m
15:49
ゴール地点
驚愕の利尻山ほぼ日帰り山行記.
5月9日土曜日23時.車で稚内に向けて出発.夜通し走って,3時半過ぎに抜海.東の空が白み出しました.夜明け前の利尻.雪を纏った利尻山を目にするのは初めてでした。期待に胸が膨らみます.
5時過ぎに稚内のフェリーターミナル着.寒い.でも天気は良い.利尻行きの始発のフェリーは稚内6時40分/鴛泊8時20分.セイコマートで買ったおにぎりを食べてから待合室で仮眠.乗船後もさらに仮眠.フェリーの料金は片道2570円.
8時頃,もうそろそろと思いフェリーのデッキに出てみると目の前に利尻島/利尻山がドーンと広がりました. これ以上望めないくらい最高のコンディションです.来て良かった! 利尻を訪れるのは3回目.利尻山は子供達が小さかった頃の夏に一度一緒に登っていますが,雪の利尻山は初めてです.いつか登ってみたいと思っていた夢が思いの外早く実現しそうです.
当初の計画では,海にタッチして海抜0mからスタートする「純登山」の予定でしたが,さすがにちょっと無理がありそうなので,フェリーターミナルからタクシー(1360円 )で利尻北麓野営場の鷲泊登山口へ.8時50分出発.コースタイムは,夏道で登り5時間10分/下り3時間40分の休憩なしトータル8時間50分.タクシーのお迎えを16時に頼んだので,7時間10分で帰ってくる計画.登る前は,早く帰ってきたら歩いて利尻富士温泉に入るので電話で連絡するなどと言ってました.吞気なものです.
登山口からしばらくは全く雪がありません.新緑の春.
本来の雪山ルートである沢ルートは登れるだけの雪の量がないように見えたので,仕方なく夏道を登っていきました.途中から残雪が出てきますが,長くは続きません.
雪で夏道が不明瞭になると尾根に出ながら高度を上げていきますが,あちこちでブッシュに遮られます.できるだけ雪のある場所をつないで登っていくのですが,濃いブッシュで遮られて越えられないところでは,アイゼンのまま,また雪がなくなり岩が出ている夏道に戻って登っていきます.とにかく予想外に苦戦しました.時間も刻々と過ぎていき焦りが出てきます.
ブッシュをかき分け,1000mくらいからは,ほぼ夏道を登っていきます.夏道はほとんど土と岩が出ていて,途中からアイゼンを外しました.
長官山・薬師如来碑の尾根に乗ると尾根を越えた向こうに利尻山のピークが顔を出しています.尾根に上がると一気に展望が広がり,利尻山山頂部が目の前に聳え立ちました.息を呑む光景.
斜度が増してきたので,ダブルポールからピッケルに持ち替えました.二人ともピッケルを使うのは初めてだし,長さも短いので上手に使えません.
13時5分.利尻山山頂(北峰),1718m.時間がないので,13時20分下山開始.
さあ,お楽しみの時間です.スキー大滑降/ジェット尻滑り.苦労してスキーを担ぎ上げた甲斐がありましたね.安全と思われる場所から尻滑り.ブッシュに突っ込まないようにコースコントロールに専念.標高差200m,平均斜度30度の尻滑りは,恐ろしいくらいのスピードで,これまでの人生の中で最高・最速・最強でした.
最終的には標高差500mを尻滑りしながら降りてきました. 何回も登り返して滑りたかったけれど,最終のフェリーに乗り遅れたら大変なことになるので涙を呑んでこの場を後にします.後は沢地形を下っていきます.時々,落とし穴に落ちてしまいます.15時50分,無事に登山口到着.
鴛泊17時/稚内18時50分のフェリーが最終.無事に乗船.さよなら利尻山.ありがとう.また来ます.
稚内港に着くときに夕陽が沈みました.
利尻山の姿に名残を惜しみながら帰還.
自宅着が5月11日月曜日の1時過ぎ.14.1km.7時間5分.累積標高1663m.
5月9日土曜日23時.車で稚内に向けて出発.夜通し走って,3時半過ぎに抜海.東の空が白み出しました.夜明け前の利尻.雪を纏った利尻山を目にするのは初めてでした。期待に胸が膨らみます.
5時過ぎに稚内のフェリーターミナル着.寒い.でも天気は良い.利尻行きの始発のフェリーは稚内6時40分/鴛泊8時20分.セイコマートで買ったおにぎりを食べてから待合室で仮眠.乗船後もさらに仮眠.フェリーの料金は片道2570円.
8時頃,もうそろそろと思いフェリーのデッキに出てみると目の前に利尻島/利尻山がドーンと広がりました. これ以上望めないくらい最高のコンディションです.来て良かった! 利尻を訪れるのは3回目.利尻山は子供達が小さかった頃の夏に一度一緒に登っていますが,雪の利尻山は初めてです.いつか登ってみたいと思っていた夢が思いの外早く実現しそうです.
当初の計画では,海にタッチして海抜0mからスタートする「純登山」の予定でしたが,さすがにちょっと無理がありそうなので,フェリーターミナルからタクシー(1360円 )で利尻北麓野営場の鷲泊登山口へ.8時50分出発.コースタイムは,夏道で登り5時間10分/下り3時間40分の休憩なしトータル8時間50分.タクシーのお迎えを16時に頼んだので,7時間10分で帰ってくる計画.登る前は,早く帰ってきたら歩いて利尻富士温泉に入るので電話で連絡するなどと言ってました.吞気なものです.
登山口からしばらくは全く雪がありません.新緑の春.
本来の雪山ルートである沢ルートは登れるだけの雪の量がないように見えたので,仕方なく夏道を登っていきました.途中から残雪が出てきますが,長くは続きません.
雪で夏道が不明瞭になると尾根に出ながら高度を上げていきますが,あちこちでブッシュに遮られます.できるだけ雪のある場所をつないで登っていくのですが,濃いブッシュで遮られて越えられないところでは,アイゼンのまま,また雪がなくなり岩が出ている夏道に戻って登っていきます.とにかく予想外に苦戦しました.時間も刻々と過ぎていき焦りが出てきます.
ブッシュをかき分け,1000mくらいからは,ほぼ夏道を登っていきます.夏道はほとんど土と岩が出ていて,途中からアイゼンを外しました.
長官山・薬師如来碑の尾根に乗ると尾根を越えた向こうに利尻山のピークが顔を出しています.尾根に上がると一気に展望が広がり,利尻山山頂部が目の前に聳え立ちました.息を呑む光景.
斜度が増してきたので,ダブルポールからピッケルに持ち替えました.二人ともピッケルを使うのは初めてだし,長さも短いので上手に使えません.
13時5分.利尻山山頂(北峰),1718m.時間がないので,13時20分下山開始.
さあ,お楽しみの時間です.スキー大滑降/ジェット尻滑り.苦労してスキーを担ぎ上げた甲斐がありましたね.安全と思われる場所から尻滑り.ブッシュに突っ込まないようにコースコントロールに専念.標高差200m,平均斜度30度の尻滑りは,恐ろしいくらいのスピードで,これまでの人生の中で最高・最速・最強でした.
最終的には標高差500mを尻滑りしながら降りてきました. 何回も登り返して滑りたかったけれど,最終のフェリーに乗り遅れたら大変なことになるので涙を呑んでこの場を後にします.後は沢地形を下っていきます.時々,落とし穴に落ちてしまいます.15時50分,無事に登山口到着.
鴛泊17時/稚内18時50分のフェリーが最終.無事に乗船.さよなら利尻山.ありがとう.また来ます.
稚内港に着くときに夕陽が沈みました.
利尻山の姿に名残を惜しみながら帰還.
自宅着が5月11日月曜日の1時過ぎ.14.1km.7時間5分.累積標高1663m.
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
船
|
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snufkinjrさん
まさか・・・聞いてはいましたが、実行してしまうなんて!
蝶の様に舞い、蜂のように刺すかの様な山行、びっくりしました。
スッキリ抜けた青空、お見事な滑り、眩いサンセット!
素晴らし過ぎます!
Ei-taroさん,ありがとうございます.ちなみに見事な滑りは一緒に行った「悟空さん」です.私たちのジェット尻滑りも凄かったですよ.詳しくはブログで.
こんばんはsnufkinjrさん(^^)/。
コメントにあった利尻岳山行を早くも実行してしまたんですネ‥(^^)。
snufkinjrさんの行動力には毎回驚かされます!(^^)!。しかもシートゥーサミットまで計画していたとは‥。
この山行は自分の羅臼岳強行軍や斜里岳強行軍以上の「鬼のような強行軍」ですネ‥(^^;)。
8月に嫁のOKが出たら、このレコを参考にさせて頂いて自分も実践してみようと思います(^o^)丿。
morethanさん,ありがとうございます.偶然にも利尻岳強行軍をやってしまいました.一緒に行った悟空さんのおかげです.夏なら十分にシートゥーサミット可能だと思います.(登山者の数によりますが)強行軍登山の良いところは,好天を狙って行けることです.また行きたいなあ.まだ行ったことのない沓形ルートが魅力的です.
詳しくはブログで.
7月に利尻山へ登った時と全く景色が違うのにビックリと感動を受けました。帰りはスキー、、、またこれも最高ですね!かなり時間が短縮されるのとスリリング、、また行ってみたいですね。九州男児
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