北八甲田 新人合宿
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 578m
- 下り
- 578m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:50
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:30
天候 | 1日目曇り 2日目雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 酸ヶ湯温泉 |
写真
感想
毎年恒例の新人合宿は例年通りの北八甲田で行うことになった。最終的に天候の悪化により計画通りに行かなかったが、楽しく、反省点も多く見つかった充実した山行だった。
5月9日
出発前にS氏が財布を忘れるなどのトラブルがあったが、なんとか時間通りに出発。青森駅まで電車で行き、そこからバスで酸ヶ湯へ。酸ヶ湯で準備を整え、いざ北八甲田へ。今回のSLはこれまであまり熱心にCL,SLを務めてこなかったN氏。本人の熱意に押され、SLを任せたが、やはり慣れていないせいか、道を紆余曲折しながら進んでいく。時々道を間違えつつも地獄湯ノ沢に到着。ここの二酸化硫黄のにおいを嗅ぐと北八甲田に来たという感じがする。湯ノ沢を詰め、仙人岱ヒュッテに到着。そこで40分ほど昼食の休憩を取り、小岳へ向かう。雪がかなり解けていたため、特に迷うこともなく40分ほどで小岳に到着。頂上で20分ほどゆっくりして下る。下りながら雪合戦をしたりなどゆったりくだるも、時間にはまだ余裕があったため、毎年恒例(?)の水場探しを始める。去年、一昨年はチャレンジするも見つからず、今年こそ見つけてみせると燃える上級生達(後から聞いたところやる気があったのは私だけであったようだが)。目印と思われる棒が雪からひょっこりと出ていたため、とりあえず掘ってみる。掘り始めて20分ほどで木の看板らしきものが出てくる。ちなみにこのあたりで小屋にあったスコップを破損してしまう。小屋の管理人さん申し訳ありません。看板らしきものが出てきた辺りを集中的に掘ると、看板の全容が見える。そこには「×」というマークが。一瞬、ハズレのマークかと脱力するが、一部始終を見ていた方が「それは(湿原への)立ち入り禁止のマークだよ。たしか、その近くに水場があった気がするなぁ」とおっしゃって下さったことから、さらに掘り進むと、なんと空洞を発見!更に掘り崩すと水場を発見‼飲んでみると、もともとの湧き水のおいしさと作業の疲労感から二重の美味しさを感じた。
とりあえず、その日の行動を終え、仙人岱ヒュッテに戻る。天気図と夕飯調理の二手にわかれて作業を行う。天気図班の予報はにわか雨は予想されるがおおよそ晴れだろうとの予想。その予想に明日の行動を楽しみにしながら、夕食であるビーフシチュー&食パンを楽しむ。今回は試験的に食パンを主食に導入してみたが、どうも腹持ちが悪く、不評が多かった。やはり、山の上では米だなと再確認。
夜の星空を期待するも曇り空の為何も見えず、すこし、トランプで遊び8時ごろに就寝。
5月10日
朝4時に起床し、うどんを食す。外の様子を見てみると辺りは霧に囲まれていた。この様子だと、大岳に登っても展望が望めそうにないので、天候が回復することにかけ30分ほど小屋で待ってみる。この時、N氏が水場に水を汲みにいった際に携帯を無くしたと騒ぎ始め、メンバーほぼ全員で探し出すが、小屋の中のN氏の寝床にあったという事件に朝から脱力する。それはともかく、天気は荒れていくばかりでついには雪まで降り出してきた。この天候では慣れていない一年生を連れて大岳を目指すのは厳しいと判断し、そのまま下ることにした。下りも霧のせいかルートミスが頻発し、それでも何とか1時間半ほどで酸ヶ湯に着く。温泉でぬくぬくした後、バスで八甲田を去った。
まとめとして今回の山行ではルートファインディングのミスと天気の予想が甘かったことの二点が反省点として挙げられる。どちらも上級生のミスであるのでこれからも精進していきたい。大岳へ行けなかったのは残念であるが、ある意味天候にされるという事も山の一面であると新入生に知ってもらえる良い機会だったともいえた。
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