日本百名山よ…よん…四阿山&花の百名山根子岳(菅平牧場から周回)
- GPS
- 05:45
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 956m
- 下り
- 939m
コースタイム
天候 | 晴れやや薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
関越道経由上信越道上田菅平IC 【駐車場】 菅平牧場駐車場 午前5時時点、第一駐車場に5台程度 午前11時時点、第三駐車場までほぼ満車の状況でした。 なお、駐車場退出時に入山料金を支払います(大人1人200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【四阿山】 菅平牧場駐車場からしばらく舗装路を歩くと、登山口のゲートが現れます。 牧場横の道を抜け、沢の音を聞きながら歩き、石をつたて渡渉します。 2回ほど作業道と交差しますが、山頂への案内板どおり進めば問題ありません。 しばらくは両側を笹に囲まれた樹林帯の道を進んでいきます。 樹林帯を抜けると、一気に眺望が開けます。 時折、浮石が散見されるガレた登山道が続くので、足下に注意が必要です。 中四阿から先の登りにおいて、雪が残っている箇所があります。 アイゼンなしでも歩けますが、早い時間帯は表面が固くなっているため、キックステップ等で足下を確認しつつ進む必要があります。 根子岳への分岐を通過し、木段を登ると、ほどなくして山頂に到着します。 【根子岳】 分岐から根子岳方面へと進むと、樹林に囲まれた急傾斜の道が進みます。 日当たりの悪い相当程度の箇所に雪が残っていますが、キックステップ等で登り下りできない程度ではありません。 が、軽アイゼン等があったほうが容易かつ簡易に下れると思います。 下りきると、根子岳へ向けて笹原の登りが始まります。 笹原の道を登り切ると、岩峰をまくように道が続いていますが、こちらも日陰に多少の雪が残っています。 やや細い稜線を歩いていくと、根子岳に到着します。 【下山ルート】 しばらくは北アルプスを眺めながらの開放的な登山道が続きますが、薄石が散乱するガレ場が続きます。 高度を下げるとともに樹林帯の道へとなり、東屋へと到達すると、駐車場まではあと一息です。 |
その他周辺情報 | 菅平牧場管理事務所にて山バッチ購入可能です。 (四阿山、根子岳いずれも500円) |
写真
感想
【きっかけ】
職場の同期512abc氏とは、2年ほど前に日帰りでチョコチョコと登りに行っていた仲で、深夜に都内を出発して、SAで車中泊し、早朝からの登るという日々が続いていました。
その後、しばらくご無沙汰していましたが、4月から仕事でも絡む機会が増え、関東で未踏の山に行きたいという話をしていました。
当初は浅間山の予定でしたが、火山性地震の回数が増え、調査班が現地入りするとの情報に接し、急遽、もう一つの候補であった四阿山へと向かうことにしました。
【四阿山】
SAで仮眠中、想定以上に冷え込み、とても寝ていられないとのことで、4時過ぎに再移動を開始、5時半には登り始めました。
菅平牧場駐車場からは、北アルプスの雄大な山容が一望でき、期待を膨らませながら山頂を目指しました。
歩き始めこそ肌寒く感じたものの、登り続けるにつれて体が温まり、汗がにじみ始めます。
足下にはチラチラと花が咲いており、励まされるようでした。
樹林帯を抜けると一気に眺望が開け、再び北アルプスの山々とご対面。
妙高&火打方面も視界に入ります。
中四阿から一度下ると、あとは山頂まで一途に登っていきます。
木段を越え、一踏ん張りすると、祠のある山頂に到着しました。
山頂は、360度の大展望で、北アルプスはもちろん、戸隠、高妻、妙高&火打、そして、当初登るはずだった浅間山もはっきりと見えていました。
少々霞んでいましたが、富士山や南アルプスの山々も少し見えていました。
二人で相談した結果、この大展望を見ながら、食事をすることにしました。
【「日本百名山」の陰に隠れた名山】
四阿山の山頂を目指す途中、二人でしばしば口にしたのは
「根子岳、カッコイイよね!」
でした。
登っていると、自然と視界に入ってくるのですが、きりっとした山容、笹の緑、崩壊した斜面の土の色、それらが絶妙なバランスで根子岳を構成しているのです。
「人は見た目が九割」なんて本がありましたが、見た目では間違いなく根子岳のほうが素敵だと感じました。
根子岳が百名山に選ばれてもよさそうなものを、と思いつつも、「お前、鳥居峠から四阿山を見たことがあるのか!」と詰問されるとぐうの音も出ないのですが…
きっと、見た目だけではなく、歴史や品格等も考慮して四阿山が百名山に選定されたのでしょう。
下りきった場所から臨んだ根子岳は、笹を一面にまとったたおやかな姿でした。
その光景を目に焼き付けつつ、ゆっくりと登っていきます。
上部には荒々しい岩峰が現れ、そのギャップに驚きながら先へと進むと、なだらかな頂上へと到達しました。
根子岳からは、北アルプス方面のみ眺望が開けていますが、四阿山よりも近くに北アルプスを感じることができます。
広くなだらかな頂上で、コーヒーを飲みながら、しばしその眺望を堪能しました。
【その後…】
北アルプスを眺めながらテンポよく下山。
駐車場に戻ってきたのは11時過ぎ。
山バッジを購入したり、ソフトクリームを食べてみたり。
そんなことをしつつ、頭をよぎったある考えとは…
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-644422.html
rgz91さんと約1年振りの山旅。
当初、浅間山を予定していましたが、前日に火山性地震増加との発表。
別に噴火警戒レベルが上がったわけでもないのですが、四阿山に変更となりました。
四阿山も一緒に登った根子岳も北アルプスや周囲の山々が一望でき、素晴らしい展望。
カッコウやウグイスの鳴き声が聞こえてきたり、花もちらほら咲いていて、「今年も山のシーズンがやってきた〜」と感じることができました。
今回、一番驚いたことは、いつの間にかrgz91さんが花好きになっていたこと。
前はそれほどでなかったと思いますが、今回は「これはタチツボスミレ…これは…」とひとつひとつ丁寧に観察。
かく言う私は、下山中、「ソフトクリームにするか牛乳にするか、それよりもトイレに行きたい〜。」そんなことばかり考えておりました。(*^_^*)
私も「紫のスミレ、白いスミレ」のような知識?から進歩しなければいけないですね。
こちらにもこんにちは!
森林の四阿山と笹の根子岳、それぞれ全く異なる顔をもった2つの山ですが、気持ちのいいハイキングコースですよね。
実は2回ほど、夏と秋に全く同じコースで歩いています(笑)
のんびりと歩いていたので、そこから更にハシゴ山行はしませんでしたが
rgzさんが花に詳しくなっていったり、コーヒーをちゃんとドリップしたり…。
いろんな方からのアレコレをしっかり吸収している感じが見てとれました。
今後が楽しみです (笑)
joeさん、こちらにもコメントありがとうございます。
地図で見ると、くるっと周回できてしまう2座ですが、違う持ち味のある2座でした。
それでいて、どんな人でも受け入れてくれそうな懐の深さもありますね。
今度は秋の快晴や雪のある時に歩いてみたいです。
花に関しては、とりあえず感度は高くなってきていて、視界には入るのですが、種の特定までにはいたらず…
コーヒーも、とりあえず○ルックスからは卒業してみました。
時間があれば、昼食もしっかり調理したかったのですが…はて、これはどなたの影響でしょうか
ご一緒する方々から少しずつ吸収しながら成長していきたいです
512abcさん、はじめまして!
rgz91さん、二代目・花博士襲名までカウントダウンが始まってますね。
笹原にひと筋の登山道って絵になりますね。
開放的でおおらかな雰囲気がすごくイイ!!
槍の穂先に挑戦状 を突き付けたrgzさん・・・この夏行っちゃいますか!?
LArcさん、コメントありがとうございます。
花博士など畏れ多いにも程があります。
一生かかってもどこまで到達できるか…
波長が合うようになってきたのか、お花さんと視線が合うようにはなってきてるのですが(笑)
LArcさんは山スキーで行かれてますから、印象がグッと違うのではないでしょうか。
花の時期や、眺望がきく秋なんかもいいかもしれませんね。
槍は…いつになるんでしょう。
少しずつ北アルプスも訪れてみたいとは思うのですが。
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