ネコブ山 上銅倉沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,453m
- 下り
- 2,450m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
上銅倉沢は3箇所滝が露出、引き返した滝より下流も3箇所ほど空いてるのが確認できた。 2002年4月中旬に初滑降された際は、オキ窪沢まで滝の露出は無かった。 |
その他周辺情報 | ■上銅倉沢 2002/4/13-14 佐藤竜哉、服部文祥 初滑降 『岳人』No.661 (2002年7月号) 以降、記録複数あり ■ネコブ山 去年の記録 https://bigislandyamaguide.com/2023/03/21/nekobuyama/ |
写真
装備
個人装備 |
ブーツ:DYNAFIT TLT SPEEDFIT
スキー:FISCHER HANNIBAL96 162cm
ビンディング:G3 ZED12(ブレーキ無し)
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感想
カチカチすぎて尾根の取り付きからクトー。滑る上に重荷で捗らない。ネコブ直下は硬すぎてアイゼンで登った。
一年ぶりの山頂。今日は上銅倉沢へ。雪質の変化が激しく滑りにくいが、とにかくロケーションが素晴らしい。1300mあたりで急に開けて思わず声をあげる。すごい景色だが、もう昼過ぎで、あちこちからパラパラ落ちてきている。急にせまくなったと思ったら水の音がよく聞こえる。滝だ。今いる場所が滝の真上なのでカニで登り返して、一息。どうするか迷った末に右岸から高巻くことに。カニで登って様子見すると、雪がつながっていたので横滑り。下降を続けると今度は穴が空いているがトラバースで楽に通過。お次はデブリが沢を埋め尽くしている。仕方なく板を担ぎ通過する。登り返し予定の尾根の取り付きはまだ先だ。景色はいいが、不安が募ってくる。するとオキ窪沢手前でまた滝。もう勘弁してくれ。先の様子がわからないので、右岸のリッジに乗り上げて確認したい。アイゼンを付けて登りだすもバリズボラッセル。しばらくすると上の急斜面に西陽が当たりだす。その真下でチンタラ登ってるのはさすがにアホなので諦めて沢まで戻った。一息ついて、次は左岸をラッセルしていく。先の様子が見れたが、穴が空いていて、上シンデン沢右岸尾根の取り付きが悪そうだ。緊張の糸が切れてしまった。泊まって翌朝ネコブまで登り返そう。暗い間に1300m近くまで登りたい。
滝の音を聞きながら起きる。朝はそこそこ谷風があった。淡々とシールで登っていく。昨日巻いた滝はアイゼンを付けて同ルートで登る。最初はバリズボだったが、横滑りの跡に合流したら爪が効く硬さになった。ネコブが見えてくると明るくなり、染まっていく。山頂までついたらのんびりして下降。硬すぎて尾根末端まで修行の横滑りだった。
結果としては、やりたいことはできず、重荷を背負ってネコブ山を往復しただけだった。目の前の奥利根がずいぶん遠くに感じた。下津川は春の様相。春の渓は最高だね、ほんとに。一番好きな季節だ。でも、ちょっと早すぎます。
コメント
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ネコブ山からソロで上銅倉沢に飛び込むのはかなり勇気が要ることかと思います。滝でも冷静な判断をし戻ってテン泊し、翌日に再度ネコブ山まで登り返すという大変な山行、頭が下がります。若くて体力のある人にしか成せない山行ですね!どうもお疲れ様でした。
hareより
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