記録ID: 6483805
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
十勝連峰
D尾根 上ホロカメットク山At
2024年02月14日(水) ~
2024年02月17日(土)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,778m
- 下り
- 1,813m
コースタイム
14日:温泉(1)TL(2)旧D(1+)E尾根TL=C1
15日:C1(1.5)旧D(1)C1=C2
16日:C2(1+)旧D(1)Co1740付近(1-)旧D(1)C2=C3
17日:C3(1)旧D(1.5)H(+)上ホロ(+)H(1+)旧D(1-)TL(0.5)温泉
15日:C1(1.5)旧D(1)C1=C2
16日:C2(1+)旧D(1)Co1740付近(1-)旧D(1)C2=C3
17日:C3(1)旧D(1.5)H(+)上ホロ(+)H(1+)旧D(1-)TL(0.5)温泉
天候 | 14日:オホーツク海の低気圧から伸びる気圧の谷の中。曇り後晴れ。 15日:前線を伴った低気圧を含む気圧の谷の中。気圧の傾き大きい。曇り。 16日:冬型の気圧配置。気圧の傾き大きい。 17日:高気圧の張り出し。朝曇り、その後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
14日: 春WANスタートの写真撮ってもらっていざ第一陣へ。 温泉裏は右側の木を繋ぐ。左側はやや雪少ないせいかかなり急に見える。割と固いので下の方までBS。渡渉はSB。対岸登りもそこまでずぼらないのでそのままツボで尾根へ上がる。 尾根分岐。あれ、1カ月前とそんな景色が変わらないのは気のせい?bushが沢山見える。広めに受け皿。雪があまり降っていないせいかSEがカシカシ決まる斜面。 気呂笋箒貔錣靴覆ら旧D下でEに履き替える。ここで徹底的に EP・滑停練。 波の中で雪稜の全景がちょくちょく見えるのでL-sLだけで見に行く。コルへの降り口はいつもよりかなり緩く見える。雪が少ないせい?その先も基本ずっとbush頭が見えていて通過には特に問題なさそう。ただこんな簡単な雪稜行ってもしゃあないので、今日はおあずけ。 下るにつれ視界良くなり最終的にスカッ晴れ。1日目じゃなければ行けたなぁ。嫌という程見える富良野岳や上ホロが憎たらしい。E尾根TLに着くと先日までのPartyのテンバがあるが、汚らしくて使いたくないので新たに要塞を作り上げ長期戦に備える。 15 日:修行 2時間うだってからデッパ。今朝のスパはすいとんみたいな塊だった。頼むぜ1年。若干雪多くなりbushの頭は隠れ始めている。今日は修行ってことで新Dからアイゼン。上の方はやや締まった層に刃が刺さりそれなりに練習になる。わめている2年目を無視しながら旧Dへ。 雪稜は少し雪増えbush の数が減った。コルへの緩かった部分も少し急になった?ちょっと嫌な感じがするのでちゃんと見たいが、ガスが安定し始め 100始位で斜面の様子がいまいち分からず入り込むことさえ出来ず、引き返し。 今日も新Dでスキーに履き変え、テンバへ。暇なので弱テの練習。sLに挑発されたのでL1人対5人で雪柱スピード対決をする。速さ・芸術点いずれも圧勝。大事なのは人数ではない。 16 日:粘り負け... 冬型の回復に一縷の望みをかけ早めにデッパしようとするも全然天気良くない。2時間程うだる。うたた寝しながら胡瓜の味噌漬けを高校の友達と食べるよく分からん夢を見つつ、時間になり重量化解除しデッパ。脛から膝位のいい感じのラッセル。視界はまだ悪いが割と薄雲っていて少しずつ回復の兆し。上がるに連れてガスが抜け始め旧Dに着くころには時折青空が覗く。今日は旧DまでSEで。 雪稜を偵察。昨日よりも雪結構増えたが、積もった層の下はハイマツが覗き、尾根上緩い所を捉えていけば雪崩は怖くない。途中吹き溜まりを右から避けるとき、スパっと亀裂が入るような区間があった。ストームスラブってやつか。緩いしbush も出てるので通るにはなんもだが、場所によっては嫌らしそう。コル手前位では雪庇のヒデゥンクラックみたいなのがあり、誤って落ちるとヤバい。最後細い所は尾根を潰す。斜面に入るなら怖いが、上はズボズボで幅もありテンションは低い。最初と最後をそれぞれ一人ずつで。 その後の尾根はいつもより bush が埋まり白め。軽くデポ旗をベタ気味に。登ってる最中から100始〜2,300の波が大きく推移。回復したと思ったのは気のせいか。風もそよ風程度だが吹き始める。時間的にも厳しく途中で引き返す。旧D辺りでたまに感じるない、突風で感じる。視界もテンバまで波を持って推移し結果的には回復することはなかった。下界の方は見えていた。 すいとんみたいなスパを作る1年2人にレクチャーして、Hの模式図をチョコケーキの上に作り、H へのリフト計画を考えながら程ほどに飲んで最大のチャンス日に備える。 17 日:粘り勝ち! 今日こそ4-6 デッパ。朝まだ視界悪く100始ちょい。今山行だけで4度目の旧D。着いても2,300位のガスはかかっている。一昨日の積雪層の変化が気になるので弱テ。下のハイマツの上にザラメの層があるが、問題なさそう。通過しようとすると後ろから人が。なんか見たことあるなぁと思ったらOBの方々だった。ここからほとんど一緒に上ホロへ行く事になる笑。対処は昨日と同様。通過し始めた位から回復が進み、一気に∞へ。圧巻の十勝稜線に見とれながら先を急ぐ。 急斜下急斜は締まっているので問題なし。 雪稜は横斜面が若干吹き溜まっている。真尾根雪庇殆どなく行けるのでsLTopで離して。ただ雪が溜まっていてTopは辛そう。 H急斜はちょい巻の直登寄り。ガチの直登はシュカブラが壁のよう。偵察後、Partyで通過。主稜でも殆ど風がない。OB夫妻に写真撮ってもらい、時間あるので上ホロへ。緩いので大丈夫だが途中やたらと氷化している所があった。初めて歩く冬の十勝主稜に満足。裏大雪も見え最高だ。十勝岳まで行くという2人とここで一旦お別れ。 Hはやや長めにBS。途中結構硬い所ありMは怖そうにしていた。 雪稜は斜度があり下っているせいか結構緊張した。硬かったらかなり怖そう。 急斜下急斜は前降りで行ける。晴れた主稜線を何度も振り返りながら来た道を戻る。 旧Dより下の方は雲海になっていて少しずつ雲海が上がっていくような感じだった。やがて主稜までガスが上がったのちに飛んでいきスカッパになる。沢山いる外国人とテキトーな英会話を交わして新Dちょい上からスキーにする。TLから木繋いで沢型に入ってスキーするが雪が重い。ツボシートラTopで、温泉裏を登る。 Pre1から長期戦だったがとても密度の濃いPreになった。 |
その他周辺情報 | 万華の湯へ行く。オプから富良野まで全ての十勝稜線を眺められるお風呂でGood!近くのてっぱん焼き・お好み焼き まさ屋へ。8割が外国人客だという店らしく、英語の飛び交うお店だった。オムカレー食べて満足して帰札。さぁ3日空けでpre2だ! |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
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コンパス
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日焼け止め
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ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
通い慣れてきたD尾根へ再び。
最初からそうなる気はしていたが、ほんとに4日間に及ぶ激闘になった。最終的には、上ホロまで行くことが出来たし、OB・OGにもお会いでき、充実のPreであった。
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