地蔵堂から霧氷の金時山、そして「まつだ桜まつり」で河津桜満開



- GPS
- 04:45
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 836m
- 下り
- 818m
コースタイム
天候 | 曇ときどき小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子06:37(JR横浜線) 町田07:30/07:10(小田急小田原線) 新松田07:52 新松田駅🚌08:10(箱根登山バス)¥740 地蔵堂🚌08:47 復路: 地蔵堂🚌14:15(箱根登山バス)関本・大雄山駅行¥510 市役所入口(南足柄)🚌14:29 (徒歩150mほど歩くと新松田駅方面のバスに乗り換えできる。) 南足柄郵便局🚌14:31(箱根登山バス)新松田駅行¥380 JR松田駅入口🚌14:42 ※今回は「まつだ桜まつり」に行くためにここで降車 新松田15:52(JR小田急小田原線) 相模大野16:37/16:39(小田急小田原線) 町田16:41/16:53(JR横浜線) 八王子17:15 |
写真
感想
一昨日木曜日の2/15に昨年より2週間も早く春一番が吹いて、スギ花粉症の症状がかなり出てきた。
これはもうこの週末の山行は諦めようと友人に参加できないかもの連絡をしたのだが、昨日金曜日に気温が下がり花粉症の症状も落ち着いたため、この冬最後の山歩きになるだろうと今日の山行に参加することにした。
先週、白鳥山でこの冬一番の富士山を見たが、今週もまた山頂からの富士山を見ることができそうだ。
金時山は過去に仙石原方面や明神岳方面、乙女峠や長尾峠方面と歩いたことがあるのだが、唯一歩いていないのが北側の足柄峠や地蔵堂方面だった。
ということで、今回は地蔵堂から金時山を目指すことにする。
インバウンドの影響か箱根湯本駅から仙石原の道路が渋滞してバスがかなり遅れることが多いので、地蔵堂方面からだと箱根の混雑に巻き込まれないのが魅力だ。
前に地蔵堂から矢倉岳を歩いた時は、新松田駅からのバスがガラガラだったので今回も空いているだろうと思っていたが、新松田駅前の地蔵堂行のバスは長蛇の列で驚いた。
「寄(やどりき)」行はこの時期ロウバイが人気だから混むのは知っていたが、この時期の地蔵堂行はなぜ混むのだろうか。
地蔵堂から金時山方面に登り始めたのは我々の他は数名で、矢倉岳が人気のようだ。
この時期にお手軽に富士山を眺められる山として人気なのかもしれない。
ただ、今日は富士山の展望を期待していたのに朝起きた時からかなりの曇天。
天気予報では晴だった気がするのだが…。
まあ、曇天で気温が上がらない分スギ花粉の飛散は抑えられるに違いない。
地蔵堂から夕日の滝方面に向かうと、犬がやたら吠えている。
そのお宅の庭先にイノシシの毛皮が干されているところを見ると、この犬は猟犬なのだろう。
沢沿いはスギの植林地帯で、強風か積雪の影響かスギの雄花がミモザみたいに付いた太い枝が落ちていた。
それでもくしゃみが出なかったのはありがたい。
これから少なくとも1ヶ月は山歩きができないなあと思う。
ハコネダケが茂る猪鼻砦跡(丸鉢山)に到着する。
本当は目の前に富士山が見えるはずだが、厚い雲に覆われている。
先週、白鳥山で見た富士山が本当にこの冬一番の山頂から見た富士山になってしまった。
箱根外輪山の中で金時山は尖っている部分なので、どこから登っても最後は急登になる。
この北側からのコースの登りもなかなかのもので、ハシゴに近い階段もかなり設置されている。
仙石原方面からよりも急傾斜なのかもしれない。
2019年の台風19号の後、かなりの間登山道が閉鎖されていたのも納得だ。
このコースを登りきると元祖金時茶屋(金時娘の茶屋)の横に到着する。
当然雲は晴れず、展望はない。
時折雪がちらついてくるのかと思ったら、樹々に付いた霧氷が風にあおられて舞ってきているのだった。
友人が焼いてきてくれたチョコレートのパウンドケーキを食べて1時間ほどゆっくりとしていると、時折雲が切れて仙石原を眺めることができた。
富士山は眺められなかったが、行きのバスの車窓から見えた松田駅近くの桜の名所に寄ることにして、それを楽しみに下山する。
地蔵堂のバス停の時間には30分ほど早く下りてきてしまったが、バス停で再度ティータイムとする。
車で来た場合下りてきてすぐに出発してしまうことが多いので、公共交通機関で来ると強制的にこういう時間ができるのがいいなと言うと、友人2人も同じことを思っていたとのことで嬉しくなる。
前に矢倉岳に登った時は地蔵堂から新松田駅の直通バスがあったのだが、今は関本・大雄山駅行しかない。
なので、大雄山駅から伊豆箱根鉄道大雄山線で小田原駅に行かなければならないかと思っていたのだが、山友だちから手前のバス停で新松田駅行きのバスに乗換えられるという情報を得ていた。
地蔵堂から「関本・大雄山駅行」のバスと、関本・大雄山駅から「新松田駅行」のバスで同じバス停名は「竜福寺前」なのだが、そこまで行ってしまうとバスをかなり待つことになる。
「竜福寺前」のひとつ前の「市役所入口(南足柄)」バス停で降りると、道路を左折して150mほど歩くだけで新松田駅行の「南足柄郵便局前」バス停がある。
乗換え時間は2分程だが、バスが定時運行されていれば充分間に合うはずだ。
そして、結果的にスムーズに乗換えることができた。
テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のファンなので、こういう太川陽介みたいな乗り継ぎができるとすごく楽しいのだが、一般的にはかなりハードルが高い乗換えになるのかもしれない。
交差点なのでバス停の位置は仕方ないにしても、せめてバス停名だけでも同じにすればいいのにと思う。
というか地蔵堂から関本へ行ったバスがそのまま新松田駅まで走ればいいのにと友人が言う。
確かに、そうだ。
松田駅近くの松田山の中腹で開催中の「まつだ桜まつり」へ行くために「JR松田駅入口」バス停で降車。
松田山に向かって人の列ができていて、かなり外国人の姿が多い。
松田山の桜の情報を外国人観光客が知っているなんてびっくりした。
SNSかなんかで知っているのだろうか。
友人のひとりは前に来たことがあるらしく、その時は無料だったとのことだが、今は有料で¥300になっていた。
小銭持ってないなと思ったら、なんとキャッシュレス対応していて交通系ICカードも可。
会場はカワヅザクラ(河津桜)と菜の花が満開。
まだ2月中旬ということを忘れてしまうくらいに春爛漫だった。
富士山は見えなかったがこの桜を見られただけ、今日山歩きに出かけて良かったなと思った。
ピンク色の濃いカワヅザクラは、外国人が思う桜のイメージに近いのかなと思った。
その内ソメイヨシノよりもカワヅザクラの方が桜のスタンダードになるのかなあと言うと、友人曰く、カワヅザクラの時季じゃまだお花見するには寒いからそれはないでしょ、とのこと。
富士山はこの日は見れなかったみたいですけど、白鳥山で見れたから良しですね🎵
まつだ桜まつりは人が多そうなので行ったことなくて、今年もタイミングなかったです…
やはり菜の花とピンク河津桜は綺麗で良いですね
天気よければこの冬最後の富士山が見えたはずなんですが、次に見るのは晩春の雪の少なくなった富士山になりそうです。
まつだ桜まつりはまったく存在を知らなかったのですが、外国人観光客がたくさんいて、どこで情報を仕入れるのかなとびっくりしました。
人は多いけど、順番に流れていくのでそんなに人混みという感じはしなかったので、来年はぜひ。
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