宮川 大和谷 垣外俣谷右又
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,157m
過去天気図(気象庁) | 2005年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
https://powttonchaan.wordpress.com/2005/09/11/99n-11-%E5%AE%AE%E5%B7%9D-%E5%A4%A7%E5%92%8C%E8%B0%B7-%E5%9E%A3%E5%A4%96%E4%BF%A3%E8%B0%B7%E5%8F%B3%E5%8F%88/
メンバー 樋上さん・中山さん・鱒夫・俺
当初、中ノ川が第一候補に挙がっていたが樋上さんも一緒に行くことになり「樋上さんの行ったことない所」とゆうことで この谷になる。鱒夫が調べた過去の遡行記録では「高いクラはあるが大して滝は無い」とのこと。癒し渓となるのか!?
写真
・9/9
18時には帰るつもりやったが ひと悶着あったので北浜での仕事が20時までかかり、宝塚の自宅に戻って夕飯/風呂/準備の後、23時に家を出る。鱒夫との合流ポイントは門真市駅。宝塚IC→摂津南IC間を高速に乗り、30分で門真に着くが「終電間際で電車の本数が少ないでーす」とのことで鱒夫が到着したのは24時。早いとこ着いて寝たいんで、リッチに近畿道→南阪奈道に乗り、コンビニ寄って深夜2時15分にカラスキ谷公園に着く。
先に着いてた樋上さんは未だ起きていて、中山さんは寝てはった。樋上さん車内で呑みながら少し お喋りをし、3時か3時半頃 就寝。
・9/10
朝寝坊するつもりやったが、明るくなって目が覚めると7時頃。鱒夫は起き上がるまで時間がかかっている。公園の東屋で朝飯を食い、沢装束に着替えて鎌田車で宮川ダムへ走る。"バックゲートが開いてるヨ"ランプがついているので、停めて開けてザックを押し込んで閉めなおす。去年の台風のせいか、工事や崩壊箇所が目につく。宮川ダム堰堤を過ぎると道には石や木の散乱が甚だしく、路肩が落ちている箇所もあったが通行はできる。以前 訪れた時は大和谷橋の袂にすぐゲートがあったが、今はゲート跡?が残ってるだけ。ゲートが無いので もう少し進んでみるが間もなく走行不能となったんで、バックして大和谷橋からスグの最初のカーブのところに駐車することにした。
と、早速デカい虻がやってくる。お盆過ぎたら かなり減っていて もう見かけんかも…なんて淡い期待は打ち砕かれた。バックゲートが開かない。集中ドアロックして再解除するが開かない。調べると鱒夫ザックの腰ベルトのバックルが丁度 バックゲートの金具のとこに挟まってるらしい。仕方が無いのでベルトの一部を切った。閉める時の不注意や。すまんね、鱒夫様。
車の鍵を閉めたりしてると樋上さんらは もう先に歩き出している。樋上さんは ずっとこう。気ぃ急くんかな。
かつては車が入り込んでいたであろう林道を10分ほど辿ると仕事道(or踏跡)になり さらに10分ほど進んで右の枝谷に入って降り、そこからダム底らしき場所に降り立った。白っぽくて広い場所で とにかく暑い。砂利と砂の堆積が凄い。宮川ダムが出来て こんなにたまったんちゃうかなぁ。水は結構 流れている。暑い暑い言いもって川原を歩いていくと石垣(杣道跡?)が まず右岸に、次に左岸にも出てくる。枝谷には滝がかかる。
中山さん「3匹ぃぃっ」と早速 蛭ゲット。皆 足元をチェックするが ついていても吸われてはいない。俺にも大きめ1匹 ちっこめ1匹ついていた。この ちっこいのが見つけ難いのぉ。
川原を1時間ほど歩き大きい二又で本流が左又のところは右又を選ぶ。さらに川原を30分ほど歩くと よーやく谷が狭まってきて砂利の堆積が消えた。でもって小滝が出てくる。何も考えずに登れる滝ばかりで、川原歩きで火照った身体をクールダウン。30分ほど登ると二又で左岸一帯がドバーっと崩壊している箇所に出る。二又からは両方とも奥にクラが見える。ここは右又をとると雨がポツリポツリと降り出した。
右又からスグは倒木やゴーロで歩き難い。少しで連瀑になり、岩トンネルくぐって濡れたりしながら登る。20mFは右を簡単に巻くが、途中でメットが木ぃにぶつかった時に気づかず落石をしてしまい、樋上さんに「落としたらスグ言わな避けられんやろぉ、おぅるぁぁっ」と怒られる。
20mFを巻き終わると小滝連瀑の上が絶好のテン場になっていて ここで昼食。4人用テントが楽に張れる平坦地もあるので「ここらで寝ましょかー」と言うが、皆は「時間も早いし もう少し上がってみよ。地形図でも先に広い場所ありそう。」とのこと。
歩き出すと谷の斜度が増した様子。3mFを2つ越え、12mFを右から高巻くと そこは枝谷が合わさってる地点。水流に降り、さらに3mFを直登(他の皆は濡れるのが嫌で右から巻く)すると谷が右に折れて大迫力の20mFがかかる。右岸の滝の対面をビレイしてもらい、木の根でランニングを取って登る。ズルズルの斜面で若干 嫌らしいが、木ぃや木の根を持ちながら20mほどで順調に尾根地形に出てビレイ解除。セカンドビレイしてる時に中山さんの登ってる表情が見えたが まるで鬼のようやった。鱒夫と樋上さんはスッスコ登ってきてビレイが追いつかない程。その後は歩きやすい尾根を伝って5m程高度を上げると右にトラバースしやすいので、すたすた歩いて20mF落ち口の5m程 上に出る。
20mFで連瀑は終わり、のどかな雰囲気を醸している。「さー、ここらでテントやー、これ以上 上に行ったら絶対ショバ無いはず。」ってことで、2m×2mの場所を探すが なかなか見つからない。樋上さんが「あっこに小屋があんで!」と行った場所は近づくと、大きくて四角くて明るい色の岩やった。テン場を求めるあまりの錯覚か。15分ほどウロウロして樋上さんが場所を見つける。2m×2mには足りないが なんとか寝れそう。ハンマーで掘ったり石積んだりして水平面を整える。テントを張るが隅の人は寝にくそー。この頃には雨は完全に止んだ。
焚き木集めるが太い木が少ない。火起こしでコーナンで\128でgetした着火剤は予想外に高性能。10〜15回分で128円なのでメタよりコストパフォーマンスが良いかも。中山さんが調理器具一式を水辺に移して作業を始める。焼酎200mlしか持ってなかったのを見かねて鱒夫がコップ1杯のビールをくれた。ご飯は美味く炊けた。中山さんと一部 鱒夫が作ってくれた おかずは「ゴーヤとジャコの和え物」「かしわとキムチの炒めモン」「かしわの皮を焼肉のタレで炒めたやつ」「ポテトサラダ」などなどで酒のアテにピッタリのものばかりがズラーっと並んだ。よーこんなに持って上がってきはったなー。
夜になり月が覗き、やがて木の葉の間から星がきらめいた。樋上さんからヒマラヤの話を少し聞けてオモロかった。鱒夫→中山さん→樋上さんの順にテントに入って寝る。テントの残りの場所は寝難そーなので焚き火が消えるまで火の傍で寝た。24時半頃、焚き火が消えかけて目が覚め、テントに入るが、俺に残された場所は片斜面、しかも背中はデカメの石でゴツゴツ、足元が地面が無く少し落ちていて、腹筋を使ってないと横の樋上さんのほうにもたれてしまうというヒジョーに寝づらい状況やった。が、いつの間にか睡魔にボロ負けしたようで次に気づいた時には もう明るかった。
・9/10
6時前に樋上さんが起きだし焚き火を復活させる。のこのこ起きだしテント撤収&朝飯。地形図と睨めっこして詰め上がるルートを相談する。じきに伏流となるが しばらくいくと また水流復活。でもって滝が出てきた。遠くから見たら「あんなとこ通過でけるんやろか」って感じやったけど、近づいてみると直登できる滝が数箇所あり。途中、緑の実が潰れたのや針金みたいなウネウネ動く虫を発見。
途中の岩清水を汲み、さらに高度を上げると 谷が急になり水が切れたところで横の尾根に逃げる。獣道っぽいところを辿る。キジを撃つと速攻 虻が寄ってくる。今朝は今の今まで居なかったのにー。一番来て欲しない時に来よるなー。
コンベックス地形で なかなか稜線に辿り着かん。やっとの思いで稜線に辿り着くと そこは狙い通りの古ヶ丸山の北のコルやった。山並みを眺めるのは気持ちがいい。古ヶ丸山からカラスキ谷林道への登山道を辿る。最初の分岐は「れんが滝が見たい」という理由で谷に下りるほうの道を選ぶが、間伐の木ぃが そこかしこに転がっていて歩き難い。が、しばらくして また広い尾根地形のとこらへんまで出ると歩き易くなる。で、結構しっかりした小屋に到達。そこから少し登って尾根からの道と合流し、遠くが眺められる伐採地をトラバースしていく。ところどころに鹿避けのフェンスがある。腹が減ったんでラーメンを食い、またもやトラバース道。その後、レンガ滝への分岐。(多分、古ヶ丸山からの最初の分岐は尾根側を辿ったほうが早く下りれる)
ここでザックを置いて れんが滝を見に行くが、樋上さんは「見たことあるし」と乗りが悪く そこに残った。中山さん・鱒夫・俺の3人で見に行く。中山さんは「蛭が居るー」と絶叫。途中、道が崩れていたので谷を少し遡行してレンガ滝に着いた。そこはレンガ色の岩が よぉけある。せやからレンガ滝かー。(そのままやん)
レンガ滝の滝壺に飛び込んだりして遊んだ後、蛭がつくのが嫌なのでダッシュでザックの場所へ戻る。と、樋上さんは もう居なかった。ここから5分もしないうちに林道終点。その後、数限りない林道崩壊箇所をクリアしていきながら ようやくカラスキ谷公園の樋上さんの車に着く。着替えて俺の車を取りに戻った後、フォレストピアの温泉に浸かって帰った。18時半に寝屋川市駅で鱒夫を下ろし、19時半に宝塚の自宅着。2日目の歩きで結構 疲れた、かも。
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