三舟山
- GPS
- 03:20
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 136m
- 下り
- 130m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:20
天候 | 薄曇り後快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
日帰り登山は気楽だ。でも、どうせ日帰りするなら、電車一本で行ける山が手軽で良い。乗り換えがないという山行は、年をとったせいか、本当に楽に感じる。どうしても最優先で計画してしまう。千葉に住んでいるので、総武横須賀快速線を使うことになるのだが、この路線のおかげで、房総半島と三浦半島の二つの山々にでかけることができる。いつもは、三浦半島へでかけてしまうところだが、今日は房総半島を攻めてみることにした。
君津駅に到着。部活のために通学する女子高生たちが大勢、駅の構内を通り過ぎていく。上空には、昨夜の雨を降らせた厚い雲がまだ低く残っているようだが、ときおり強烈な日差しに照らされる。駅前の大通りを南下し、小糸川に架かるふれあい橋の手前で、川沿いに設けられたジョギングコースへと道を曲がる。どうやら、前方に見えている丘のような、なだらかな山が三舟山のようだ。あまり、標高がないように見える。
さて、通り過ぎるジョギングコースの人たち全員から挨拶をされつつ、もうひとつの橋にたどりつく。このあたりで橋を渡るのが、一番山に近そうだ。近くに設けられていた案内板には、三舟山をめぐるハイキングコースが描かれていた。これならきっと山頂まで道標があるにちがいない。その道標にしたがって歩くことにしよう。今日は、国土地理院の地図の画像を転送したkindleは持っていない。その代わりに、スマートタブレットのNEXUS7を持ってきている。NEXUS7にはSIMカードを装着し、LTE通信で常時接続ができるようにしてある。つまり、スマホを持っているのと同じだ。ただし、通話はできない。通話したい場合には、腕時計がわりに持ってきている、いつものガラ携を使えばよい。
橋を渡るが、道標が見つからない。あれだけ、コースを宣伝しておきながら、道標がないとは残念な話だ。歩道も確保できないような狭い車道を南下する。位置はGPSではっきりわかっているので、国土地理院の地図を呼び出し、最適なコースを探る。やはり、この狭い車道を通過するしかなさそうだ。交差点を渡り、ようやく広い道に出る。狭いながらも意外と交通量の多い道だった。
GPSで位置を確認しつつ、国土地理院の地図で道を探りながら歩いていると、ようやく三舟山への道標が見つかる。ここからは、舗装された農道が畑の中を延びている。その先に目指すべき三舟山が横たわっている。日差しが強い。キャベツ畑が四方にひろがり、モンシロチョウがとびかっている。蒸し暑いので、草花の匂いが充満している。季節はまさに夏だ。
再び、標識。ようやく車道とはお別れである。舗装されていない林道へと進む。昨夜の雨で、かなりぬかるんでいる。しかも、じっとりとした空気で、虫の羽音がとても気になる。昔からある山道ではなさそうだ。まっすぐ道が延びている。両側は、杉の木が整列しているのだが、手入れを免れたさまざまな樹木によって、すこぶる視界が悪い。ぬかるんでいるので、一歩ごと歩きやすい場所を探しつつ、さらに呼吸に気を使いながら歩き続ける。実に気分が滅入るような登山道だ。
単調な登り坂に、十分飽きた頃に稜線にたどりつく。何と、稜線伝いに別の林道が延びている。しかも道が乾いており、かなり整備されている。轍の跡もなく、ハイキングコースとして整備されているようだ。標識通りに歩いたつもりだが、化かされた感じだ。近くに木でできた簡易ベンチがあるので、しばし休憩。ここで、ラーメンを作ろうかと思ったが、もう少し上に行けば、展望がよくなると思い、先へ進むことにした。このコースは最高だ。とても歩きやすい。二年前のNHKの大河ドラマ「八重の桜」の撮影に使われた場所があり、さすがに趣のある点景に心が和む。ただし、木々に阻まれて、相変わらず視界が悪い。懐の深い山なのだろう。ようやく山頂近くの広場だ。といっても、歩くコースは限定されている。しかも「火気厳禁」と標識に書かれている。ラーメン作りはあきらめざるをえない。展望台と書かれた標識にしたがって道を進む。しばらく歩くと、太い木でできた立派な展望台が見えてきた。さすがに眺めは良い。海岸の工業地帯や東京湾が一望できる。房総の山々も遠くまで一望できる。水蒸気で霞んでいなければ、富士山もみえたはずだ。
結局、山頂へ至る道はなかった。GPSで確認しても、道はしだいに山頂から遠ざかってしまう。というか、コースは、下山への道をまっすぐに進むようにできている。下山路は、登りと打って変わって、急坂だ。階段状の下り坂を、膝を痛めないようにゆっくりと降る。簡単に車道へと到着した。あとは、駅へ向かって車道をひたすら歩いた。
以上
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