ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6501706
全員に公開
雪山ハイキング
中国山地西部

西中国山地分水嶺(4泊5日)

2024年02月09日(金) ~ 2024年02月13日(火)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
102:09
距離
49.0km
登り
3,126m
下り
3,135m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:12
休憩
0:09
合計
6:21
8:59
54
9:53
9:53
58
10:51
10:51
21
11:12
11:13
7
11:20
11:24
13
11:37
11:37
22
11:59
12:00
27
12:27
12:28
56
13:24
13:26
114
15:20
宿泊地
2日目
山行
9:11
休憩
0:08
合計
9:19
6:24
338
宿泊地
12:02
12:03
165
14:48
14:55
48
15:43
3日目
山行
5:39
休憩
0:02
合計
5:41
8:57
138
11:15
11:16
95
12:51
12:52
106
4日目
山行
6:32
休憩
0:49
合計
7:21
8:42
8:43
117
10:40
10:40
8
10:48
10:49
32
11:21
11:47
43
12:30
12:42
57
13:39
13:42
5
13:47
13:47
54
14:41
14:47
25
5日目
山行
8:55
休憩
0:19
合計
9:14
5:52
119
11:03
11:19
67
12:26
12:27
159
15:06
ゴール地点
天候 曇天
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
気象庁の積雪情報
気象庁の積雪情報
松の木峠に雪なし
2024年02月09日 08:23撮影 by  iPhone 13, Apple
2/9 8:23
松の木峠に雪なし
2024年02月09日 11:21撮影 by  iPhone 13, Apple
2/9 11:21
振り返ると広高山?
2024年02月09日 14:46撮影 by  iPhone 13, Apple
2/9 14:46
振り返ると広高山?
2024年02月10日 07:23撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 7:23
1日目のキャンプ
2024年02月10日 07:23撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 7:23
2024年02月10日 08:40撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 8:40
展望地,寂地山方向が見える。
2024年02月10日 09:28撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 9:28
展望地,寂地山方向が見える。
展望地,寂地山方向が見える。
2024年02月10日 09:28撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 9:28
展望地,寂地山方向が見える。
雪が少なく要注意の痩せ尾根
2024年02月10日 10:19撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 10:19
雪が少なく要注意の痩せ尾根
折返し点,広島山稜会のプレートがある。
2024年02月10日 10:32撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 10:32
折返し点,広島山稜会のプレートがある。
折返し点,広島山稜会のプレートがある。
折返し点,広島山稜会のプレートがある。
2024年02月10日 10:38撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 10:38
大神ヶ岳が見える。
2024年02月10日 12:01撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 12:01
大神ヶ岳が見える。
大神ヶ岳
2024年02月10日 12:10撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 12:10
大神ヶ岳
大神ヶ岳
2024年02月10日 12:58撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 12:58
2024年02月10日 13:54撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 13:54
要注意の小郷山下り
ブッシュ酷いが、南側に回り込むこと
北側に回ると急傾斜地で危険
2024年02月10日 14:54撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 14:54
要注意の小郷山下り
ブッシュ酷いが、南側に回り込むこと
北側に回ると急傾斜地で危険
展望地,広見山方向が開ける
2024年02月10日 15:30撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 15:30
展望地,広見山方向が開ける
展望地,広見山方向が開ける
2024年02月10日 15:30撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 15:30
展望地,広見山方向が開ける
2日目三坂峠にキャンプ
2024年02月10日 15:59撮影 by  iPhone 13, Apple
2/10 15:59
2日目三坂峠にキャンプ
2024年02月11日 10:38撮影 by  iPhone 13, Apple
2/11 10:38
3日目、横川峠でキャンプ
2024年02月12日 07:40撮影 by  iPhone 13, Apple
2/12 7:40
3日目、横川峠でキャンプ
焼杉山
2024年02月12日 08:48撮影 by  iPhone 13, Apple
2/12 8:48
焼杉山
恐羅漢山
2024年02月12日 11:03撮影 by  iPhone 13, Apple
2/12 11:03
恐羅漢山
ここまで縦走した2人
2024年02月12日 11:18撮影 by  iPhone 13, Apple
1
2/12 11:18
ここまで縦走した2人
私はここで下山
恐羅漢山で出迎えの仲間と。ありがたい。
恐羅漢山からはY氏の一人旅
1
恐羅漢山で出迎えの仲間と。ありがたい。
恐羅漢山からはY氏の一人旅
4泊目は野田原の頭
1
4泊目は野田原の頭
ここから高岳までは、日本山岳会広島支部が毎年笹刈りをして登山道整備をしている。秘境のハイウエイが始まる。
1
ここから高岳までは、日本山岳会広島支部が毎年笹刈りをして登山道整備をしている。秘境のハイウエイが始まる。
雪が少なく、ここから虫送峠までのルートのわかりにくい藪漕ぎになる。安全のため高岳から聖湖に下る。
1
雪が少なく、ここから虫送峠までのルートのわかりにくい藪漕ぎになる。安全のため高岳から聖湖に下る。
長いアスファルト道を歩いてやっと斎山荘へ到着。デポしたバイクがまさかのバッテリー上がり。八幡高原の寒さは笑うしかない。
1
長いアスファルト道を歩いてやっと斎山荘へ到着。デポしたバイクがまさかのバッテリー上がり。八幡高原の寒さは笑うしかない。
バイクは極寒。
松の木峠の軽トラに積んで全行程終了。
2
バイクは極寒。
松の木峠の軽トラに積んで全行程終了。

感想

 日本山岳会広島支部25周年記念事業として、山楽山学クラブの2人で西中国山地分水嶺を歩いた。
 私は恐羅漢山までの約30kmを挑む。Yさんは、記録上はおそらく初めてとなる虫送峠(191号線)までの約45kmに挑む。
 1,2日目、オサカエ峠までは、積雪10〜30センチと少い。広高山から先は最大の秘境地で、アップダウン、ブッシュ、藪漕ぎで、やっと歩けるほど。尾根もわかりにくく、GPSなしで歩いた先人達は偉業としか思えない。
 2日目からYさんは激しく咳き込み、3日目の朝に食べたものを吐かれた。体調悪化のリスクを考え下山を具申した。不本意だが一旦は下山することに納得される。9時までもうひと眠りして体調回復をはかる。しかし、起きてテントを開けると太陽がさした。「Sさん、天気がいいよ。行こうか。」と。私は目が点になった。大丈夫としか言わない。「では、恐羅漢山で一緒に下山しましょう。」と私。一転再開に変わる。この日は終日曇天。偶然朝日を授けた神に感謝する。
 Yさんは足が重そうだが、一定のペースを刻んでいる。さすがだ。これは大丈夫と感じた。私はルートを見るため先行したり、待って一緒に歩いたりを繰り返した。横川越えまで歩き3日目のテント泊。
 オサカエ峠から東は積雪20〜50センチ。厳しい西側と違い、穏やかな山容で危険か所はない。途中の1158ピークは唯一パノラマの視界が広がるこのコースの最大の見所だ。十方山から冠山まで180度で見渡せる。この日はガスがかかり想像の景色を楽しんだ。
 4日目の朝、仲間に恐羅漢で下山する旨を電話した。「まだ、決めていない。」とYさん。またまた目が点になった。歩く気だ。
 恐羅漢山頂でAさんらの歓迎を受けた。差し出されたチキンとおにぎり。久しぶりのシャバの飯は美味しく、ありがたい。Yさんは朝日を見て元気になったことを、おやじの下ねたギャグで笑わせる。やはり行く気だ。恐羅漢の奥地に静かに消えて行った。
 Yさんは、4日目は野田原の頭でキャンプ。5日目、高岳まで行くが、積雪が少ない。虫送峠手前は藪と起伏が複雑で進めなくなる可能性がある。安全のため聖湖に降り、そこからが長い道のり。やっと斎山荘についてほっとしたのも束の間、バイクが動かない。バッテリー上がりだ。恐るべし、八幡の寒さ。
 結局4泊5日、約50kmを歩いた。
 私は3日目から体が慣れ、集中力も増し、疲労もなく、不思議なほど歩ける感覚がした。ゾーンに入るというか心と体が研ぎ澄まされていく感じだ。達成感はなかった。一つの通過点にすぎない感覚だ。秘境という、俗世から遠く離れた場所は、不思議に山と自然と人が融合した感覚があった。そのままYさんについて行きたかった。
 出迎えていただいた仲間、昨年サポートいただいた支部の皆様のおかげで、2人が無事完歩できたことに謝意を申し上げます。ありがとうございました。(S筆)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:126人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 中国山地西部 [3日]
県境縦走 松ノ木峠から恐羅漢
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら