天塩岳とサロベツ原野

2015年05月30日(土) [日帰り]

• GPS: 07:29
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,118m
• 下り: 1,103m

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

途中、美唄湿原に寄ってリンドウを見ていく

タテヤマリンドウ
花びらは1�僂曚�
フデリンドウより二回りほど大きい

湿原への立ち入りは「北海道農業研究センター（美唄）」へ事前連絡必要です

ホオアカ

岩尾内湖キャンプ場で車中泊
3時起床、コーヒーを啜りパンをかじる
早々に登山口に向かう

天塩川の水勢は強い
川を渡る箇所は全て橋がかかっている

水辺はエゾノリュウキンカが繚乱、鮮やかだった

前天塩岳コースへ（真っ直ぐ）
右は新道への連絡路
次の分岐を旧道コースへ直進してしまった
折り返すように左へ入るところ見逃した

1000Mあたりから前天塩岳へ向かって直登する
オクエゾサイシンが目の前に
あとでこの辺りでクマに近接していたことを知る

ツバメオモト蕾

笹の花だ

新道コースの尾根
下りはあちらを歩く
周回は嬉しい

急登を頑張って前天塩岳

山頂付近のキバナシャクナゲが見頃だった
バックは天塩岳
風が強いので休まず向かう
コルに下りる途中、ザックのポールがないことに気付いた
（引っ掛けた？・・・前天塩の登りだろうか）
またあそこ下って登ると思うとウンザリする
仕方なく戻り始めると後続の方が下りてきた
（すぐ上のところに2本落ちてましたよ）と・・・
神の声に聞こえた
ksn2215さんだった

山頂手前から前天塩岳と北に続く稜線を振り返る

山頂
大雪山は薄っすら見えた
ここも強風

すぐに新道を下りる

こちらの道は気持ち良さそう、晴れていればね

うっ、、、後続の方々も立ち止まり暫しクマ談義となる
何とお二人とも前天塩の急登の取り付きで遭遇したようで
お一人はバッチリ会ってしまったよう
この時は自分が先を歩いていたと思っていたが、
ksnさんが追い越していかれた直後のことだった

前天塩の登りがグイッと見える

アオノツガザクラ

エゾイチゲがいたるところ一番多く咲いていた
連絡路を下り間もなく登山口到着
お昼もとらず車を走らせた

圏内に入り天気予報を見る
明日はやはり雨のようだ
強行して先に目当ての花を見に行くことに
眠気をこらえてさらに北上した

天塩川はすっかりデカくなった
何とか見覚えのある林道入口に辿り着くことが出来た
けれど無情にも封鎖され立入り禁止の通知板がかかっていた
クマが居付いてしまったようだ

サロベツへ

サロベツ川
「音類橋」から
岸辺も水の色も変わっていない
ここの上、ペンケ沼からの流れ出しの出合いで大きなヤツを掛けたことがある

夕刻、すでに閉館したサロベツ湿原センターの木道を歩いた
家で画像を修正したらもうひとつの目当てだったシマアオジだと分かりビックリ
実際はもっと暗くて識別できなかった

それにしても今日は疲れた
豊富温泉で汗を流し冷えたビールを買う
9時間爆睡

朝、やはり雨だった
天塩川の堤防上に上がってみた
大きな川の流れが好きだ
あまり見る機会がないせいかもしれない

風が強くなってくる
原野の中を適当に走った

パンケ沼
雨が小降りになった

雨が上がると一斉に野鳥たちが鳴き始めた
コヨシキリ
一番よく鳴いていた

木道を歩くと草丈が30cmくらいあるスミレが雨で濡れていた
こんなに大きなスミレは見たことがない
側弁に毛があった
オオバタチツボスミレのようだ

ノゴマ

オイオイ？？
どんどん雲が流れてる

あっという間に！

も一度サロベツ湿原センターへ

素敵です

このカットをあれこれ撮っているとき
センターの方に声を掛けられた
この時期こんなにクリアーになることはあまりないと言っていた
雨が汚れを落としてくれた
最後に褒美を貰った気分

3つがいほどシマアオジが来ていることも教えてくれた
2回りしてみたが現れてくれなかった
タイムオーバーだ

オロロンラインは極上のシーニックバイウェイ

最下流域
もうすぐ海へ出る
天塩岳の頂からここまで水が辿ることを思うと感慨深い

土産は名寄で

大福を
帰りは快晴のハイウェイを飛ばしました

感想

A-TR

天塩川の流域を歩いてそして走ってきた。
天塩岳の頂からどんどん大きくなっていく川を見ながら北上した。
源流から河口まで辿ることになった。
256KM、本当に長い川だ。

天塩岳では単独行の方と抜きつ抜かれつ
休憩しておしゃべりしながら楽しく歩いた。
クマのお話にはビックリしてしまった。
あとでレコを拝見してksn2215さんと知った。

一番のお目当ての花を見ることは叶わなかった。
クマのおかげで・・・
来年までにどいてくれないか。

サロベツ原野は久しぶりに行きたくなった。
サロベツ川の流れは少しも変わっていなくて
橋の上で昔を思い出した。

シマアオジはかすってしまったけど、
綺麗な利尻山はそれ以上の最後のご褒美だった。

大満足な小旅になった。

コメント

yah

美しい
美しい花、鳥、景色、、、
堪能させてもらいました。

シマアオジ、コヨシキリ、ノゴマ。
どれも会ったことがないので、会ってみたい鳥たちです。

タテヤマリンドウも見たことないですが、可愛い花ですね。

A-TR

Re: 美しい
どういたしまして

野鳥を見るようになって日が浅いので、
夏鳥はどれも初めてみるものばかりです。
図鑑の名前と写真はほとんどインプットされちゃってますが（笑
シマアオジは少し早そう・・・とあまり期待してなかったんですが、
そう思うと会えないものですね。
せっかく近くまで来てたのに・・・

花も野鳥も少しづつコレクションが増えていくのが楽しいですね。

ksn2215

同じ方面!!
こっちにも現れましたksn2215です。
ほぼ同じ時間に同じルートを歩いたのに写真のレベルが大違い。 感銘致しました。

自分の単身赴任先はサロベツ原野の一部を擁する幌延町です。
天塩岳下山後は名寄で洗車後（金曜夜の走行で虫だらけ）幌延町へ。
日曜日も引き篭ってインドアでした。
そういえば、昼近くから天気が急回復しましたね。

こちらに赴任して２年近くが経過してますが、サロベツ原生花園に昨年７月上旬に１度行って見ました。エゾカンゾウの独壇場、わずかにトキソウやアヤメが咲いていました。 是非、機会があれば利尻富士とセットで再遠征おすすめです。

天塩岳下山後、実は同じ方向へ走っていたのがウケたので、ついつい書き込みしてしまいました。

A-TR

Re: 同じ方面!!
プロフを見てお住まいどちらなんだろう・・・と思っていました。
岩尾内湖も一緒で山以外もずっと同じところを動いていたのですね。
土曜の夜は温泉に入って幌延でビール買って天塩川の古川の畔でグビッとやってました。
一緒に一杯、やれましたね。（笑

日曜日の天気は劇的でした。
サロベツの情報ありがとうございます。
エゾカンゾウが咲くサロベツと利尻山、
目に浮かぶようで再訪したくなっちゃいますよ。
でも6時間以上かかるんです。
強行軍できるような年齢はとっくに過ぎているので
休日との相談が必要ですね。（笑

そのときはまたそちらの情報教えてください。