天塩岳（前天〜天塩〜西天）

2024年07月14日(日) [日帰り]

• GPS: 03:55
• 距離: 9.8km
• 登り: 673m
• 下り: 1,121m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:13

5:41 天塩岳ヒュッテ
6:01 旧道分岐
6:14 前天塩分岐
7:15 前天塩迂回分岐(ヒュッテ側)
7:30 7:32 前天塩岳
7:46 前天塩迂回分岐(天塩岳側)
8:20 天塩岳
8:53 9:08 西天塩岳
9:18 避難小屋
9:31 9:32 円山
10:10 連絡道分岐
10:32 旧道分岐
10:54 天塩岳ヒュッテ
10:54 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口は、Googleマップだと「天塩岳キャンプ場」で検索できます。
また、道道101号から登山口方面の入口には「天塩岳登山口17km」のちゃんとした道路標識（青看ではなく白看）がありますので、迷うことはないでしょう。
道道からポンテシオダムまでは綺麗なアスファルト舗装ですが、路肩のイタドリがかなり道路にせり出しています。ポンテシオダムからヒュッテまでの9kmは、未舗装です。道は荒れていませんので普通車でも大丈夫ですが、道幅が狭く待避スペースもほとんどありません。対向車があると交わすのが大変です。登山客の場合は、早朝は登山口方面、昼頃は道道方面、夕方はヒュッテ利用者で登山口方面と言う一定のパターンがあると思うのですが、釣り人さんも利用する道なので、油断は禁物です。

コース状況／危険箇所等

前天塩岳→天塩岳→西天塩岳の時計回りの定番コースを選びました。コースは大変よく整備されており、危険箇所はないです。

前天塩岳まではなかなかの急登で、森林限界を越えるまではほとんど眺望もありません。

新道（避難小屋〜連絡道分岐）に、古めの熊の糞が3箇所ありました。

その他周辺情報

道道101号を含め天塩岳ヒュッテ付近は、まったく携帯の電波ありません。
docomoの場合ですと、標高1200m付近まで登るとようやく電波を掴んでくれます。

写真

天塩岳ヒュッテです。玄関前右側に入山ポストがあります。
ヒュッテ前は広い駐車場と、炊事場（沢水の水道あり）、公衆トイレが整備されています。

天塩岳ヒュッテの横にある案内板です。

しばらくは白樺の森を歩きます。道は整備が行き届いていて、とても気持ちが良いです。

徒渉しなければならない箇所には、ちゃんとした板の橋が渡されていて、靴を濡らす心配はありません。

旧道分岐です。各分岐には看板が設置されていて、迷う心配はありません。

前天塩分岐です。直進すると旧道沢コースのようですが、雪渓がなくなると使えないようです。

前天塩迂回分岐（ヒュッテ側）です。

前天塩岳手前は一面ガレ場になります。黄色のペンキを頼りに登りますが、どこから登っても山頂に着くでしょう。浮き石も少なく、危険は感じませんでした。

前天塩岳の手前のガレ場で、コマクサが群生していました。今回、コマクサを見たのはこの場所だけです。なんと、ご指摘をいただいてわかったのですが、このコマクサは誰かが勝手に植えた外来種だそうです。

前天塩岳の山頂です。天塩岳、西天塩岳が一望できます。
時間が早かったせいか、風が冷たくて早々に出発しました。

前天塩岳から北東方面に続く稜線です。天塩岳方面へは少しの間この稜線を歩きます。高度感もそこそこあり、気持ちの良い道です。

前天塩迂回分岐（天塩岳側）です。前天塩迂回分岐（ヒュッテ側）からの道は、ここで合流します。

ゴゼンタチバナ

かつて有った滝上コースを示す看板。調べたところ、廃道扱いとなってから既に10年以上も経過しているようです。人気のない登山道はどんどん廃道化されていて、悲しい限りです。

天塩岳山頂です。

天塩岳山頂から北東方面の眺望

天塩岳山頂から北向かいには前天塩岳

天塩岳山頂から南側には大雪山が広がっています。

西天塩岳を登頂中です。大雪山が望めます。

西天塩岳山頂です。

西天塩岳山頂の眺望。左は前天塩岳、右は天塩岳です。

天塩岳避難小屋。かわいい小屋です。

連絡道分岐で右折します。

感想

mtGONTA

はじめての天塩岳です。天塩川で開催中のカヌーツーリングイベント「ダウン・ザ・テッシ-オ-ペッ2024」の安全祈願を兼ねての登頂です（自己満足ですが…）。
と、意気込んでスタートしたものの、久々にヤマレコアプリの操作ミスをしてしまい、開始から1時間半程はGPS記録を欠損してしまいました（涙）。

北見山地の最高峰である天塩岳、なかなかいいですね〜。この時期の表大雪は人・人・人でごった返していますが、この日、山中で出会った方は三連休の中日なのに8人（うちソロが6人）だけでした。あまり人気はなさそうなのに、コースは大変よく整備されており、クマザサ地帯も広く刈られているので風通しもよく、とても気持ちよかったです。

北見山地は、オホーツク海側と日本海側を分ける分水嶺となっていますが、地形図を見ると北見山地の南端に位置する天塩岳の南西斜面に降った雨や雪は、石狩川に流れ込む水系になりそうです。