槍ケ岳(西稜)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 2,091m
- 下り
- 2,074m
コースタイム
20日:BCから槍の肩-槍ヶ岳西稜(小槍)登攀-BC
21日:BC-横尾-徳沢-横尾-上高地
天候 | 19日:晴れ 20日:小雨時々降りやむ 21日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
お荷物になりながらも、なんとか槍ケ岳西稜を登攀。
おそろ楽しい経験でした。
19日:初日は、上高地から入山して、当初の予定では殺生小屋まで。
しかし、KZS_INA の足が途中で痙攣してしまい、登れなくなる。
メンバーにお許し頂いて槍沢幕営地をBCにしてもらう。
情けない。。。。。。。。
20日:登攀日だが、あまり天気が良くなかった。
ガスが出ており、小雨も降っていた。
BCから殺生小屋まで登って、天候回復待ちをする。。。。。。
午前9時過ぎに、やっと回復傾向が見えてきたので、槍ヶ岳西稜に向かう。
槍ヶ岳西稜へは、槍ヶ岳頂上への登山道から、浮き石だらけのルンゼを下っていく。
あたり一面、不安定な岩石で、慎重に下らないと危ない。
登山道から「そっちは道じゃないですよ。」と声もかかる。
「小槍に行きますので。」と答えてさらに下る。
ともあれ、夏の小槍へのアプローチは、半端じゃないほど不安定な岩斜面を下るところから始まる。
登山道から 200 m くらい下ったところだろうか?
小槍に向かって伸びている横断バンドに入ってトラバース。
小槍と大槍のコルに出て、登攀準備。
そこからワンピッチ、まずは小槍の「フランケ」にあたる部分を登ってみる。
しかしこのルート、岩が「ぐすぐす」で安定しておらず、無茶苦茶怖い。
ここをあきらめて、コルに戻ってカンテ沿いに登りなおすことにする。
カンテ沿いはカチッとした岩が続き、高度感はあるものの、IVくらいのグレードで気持ちよかった。
小槍登攀後は、コルに懸垂下降で戻って、今度は槍ケ岳に向かって縦走!
コルからワンピッチ目、ひ孫槍の登攀中、トップが大落石を誘発した。
次から次へと連鎖的に落石が続き、アプローチに使ったルンゼ側に雪崩打って崩落!
大音響が響き渡った。
アプローチの時、こんな落石が来たら絶対に避けきれない!
想像するだけで恐ろしかった。
あと、岩もろとも落ちたのではないか?
一番心配していたトップは、なんとか岩場に残っていた。
足場だけが崩れたようである。
ホッとする。やれやれ。。。。。。。。。
それでも、後で聞くと、足下にあったロープが1本切れたようで、冷や汗もの。
結構、危なかった。
その後は、孫槍を越え、小雨も再び降り出してきたものの、なんとか頂上まで登り切る。
コルから槍ヶ岳頂上までは、我々は7ピッチ。
グレードは、III〜IV−くらいなんだけど、
不安定な浮き石が多いので注意が必要。
西稜は、基本的にルートは良い!
アプローチの悪さには閉口したが。。。。。。
あと、最後の最後が槍ケ岳の一般道の5メートル西側を、ほぼ平行して登るのは今一かも。。。。。。
ま、槍ケ岳頂上に突き上げるのだから、しょうがないか。。。。。
参考になる資料:「岳人」2008年1月号 p.30-32
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