【前掛山】浅間山は噴火警戒レベル1
- GPS
- 11:31
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 11:28
天候 | 気持ちよく晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
Jバンドはきついし、浮石率高く、落石注意 Jバンドから仙人岳までは片側ガレの道 |
写真
感想
不謹慎かもしれない発言で恐縮ですが、
御嶽山と箱根山の件で得た教訓は
『「山は逃げない」という言葉はまやかしだ!』
ということデス
でも、だからといって体調不良なのに無理して登ってはイケマセン。
本気で滑落の心配をする事態になりますから・・・・。ハンセイ
という訳で、本日のお山は浅間山(前掛山)。
これ以上、立ち入り禁止地区が増える前に登りたい!
前日、雷電くるみの里で車中泊し、朝一で登山口に向かう。
5時30分過ぎの時点で駐車場の車は2割程度。
自分のすぐ後にツアーと思われるバスが着いた。
早朝は開いてないかと心配した高峰高原ビジターセンターのトイレもこの季節は開いていた。
登山口には登山ポストと、携帯の空メールでできる入山届があるので、
せっかくなので利用させてもらう。
ナニかあったら、緊急速報メールをくれるらしいです。
実は今日は、前日からすでに体調不良が予測できるようなバイオリズム。
コースタイムを大幅に超えても、ゆっくり行こうと決めていた。
行きに使った表コースは、歩きやすく、花盛りで気持ちの良いコース。
途中にシェルターがあるが
「こんなトコロまで噴石、飛んでくるのか?イヤーン (≧┰≦ )」
とか思ってたけど、翌日に行った鬼押し出しをみると
この位置には余裕で飛んでくるものと思われる。
トーミの頭からの草すべりは、手入れがされていて、滑ることなし。
湯ノ平分岐から火山館までは、往復でも15分程度なので
せっかくなのでトイレを借りに行く。
この山道中、唯一のトイレなのかも・・・・。
湯ノ平分岐から賽の河原分岐までは、これから始まるキビシイ登りへのウォーミングアップです。
森林限界を越えた?あたりから、傾斜がきついわ、日差しは痛いわ、
ついでに、プチ高山病は発症するわ、体調は地を這い始めるわで
なかなか言葉では表しきれないツラさでありました。
それでも頂上を踏みたい一心で、100歩あるいては立ち止まり・・・
を20セットくらい繰り返したら、どうにか立ち入り禁止看板まで着いた。
そこから本当の浅間山頂上は、まだまだ遠く、
自分の足では30分くらいかかるかな、と感じた。
当然、突発の事態に30分もかかってシェルターに戻っていたら、
確実に命はないので、良い子の自分は、これ以上、奥には進みません。
大人しく前掛山のピークに向かうが
地図上では、そこから前掛山は「楽勝♪」だと思っていたのに
これまた地味に傾斜がつらいのです。
しかし、遠くから車を飛ばして来ているのに、頂上踏まずに戻りょうかッ!
きついけど意地(と意地汚さ)だけで登った。
頂上についた時には、嬉しいより虚脱状態でありました。
立ち入り禁止看板でも思ったけど、
浅間山の火口、北側から
ゆら〜りと薄い噴煙っぽいものが立ち上っていった。
そして、風向きが火口からの風に変わると、途端に周囲に硫黄の匂いが濃くなった。
ホント、山の中で、ナニかが活発に活動している、と判らせてくれた。
頂上で立ち上がる根性がなく、しばし座り込んでいたら、団体様ご一行が現れた。
立ち入り禁止看板でザックをデポったらしく、皆さん空身で動きやすそうだった。
その後、下山を開始したのだが、
不調を自覚しているんだから、素直に元来た道を戻ればいいものを、
「せっかく遠くから来たんだから!!」
と、当初の予定通り、外輪山に向かう。
Jバンドや外輪山は、岩場が多く、でも稜線歩きで
今まで登っていた浅間山も、周囲の山々も見渡せて、
普段なら、とーっても楽しいコースなのだが
いかにせん、今日はそういう体調ではありませんでした。
Jバンド、登りきるまで落石にビクビクし、
登り切った後も、まだ続く岩場の道に、本気で滑落の心配をし、
いつもよりかなーり慎重に足を進めた。
それでもJバンドと蛇骨岳で電池切れを起こし、
「ちょっと休憩・・・ (*´Д`) 」
と座ったまま、数分意識を失う×3回
行動時間に余裕をみておいたので、もー疲労感に身を任せて
開き直って休んでました。
それが功を奏したのか、少し回復して、
その後は、粛々と歩いていけた。
ただ残念だったのは、帰りに選んだ中コース。
ずーっと下りで楽ができたけど、雪が、残雪が・・・。
グズグズで最後の最後に足回りが汚れて悲しかった。
先週のレコで「残雪あり」は知ってたけど
もう溶けてなくなっていることを期待したのに。(´Д`;)
そして、
朝、メールで登録した入山届が、この後、意外なサプライズをくれた。
「もうすぐ登山口に着くよね?でも、もー5時まわっちゃったよ、
日の入りが遅くなったとはいえ、ちょっと遅いよな〜」
と、思っていたら、突然のメール着信!
『まだ下山届が出てないけど、いったいどこにおるの?
下山届を出し忘れただけかな? 現状を知らせてちょ(意訳)』
5時になったら自動的に発信されるんだろうけど、
ありがたいやら恥ずかしいやら。
「入山中」「下山済み」 を選ぶのだが、
もうすぐ着くから「下山済」にしちゃおうかとも思ったけど
最後の最後でアクシデントがあったらマズイ、と
正直に「入山中」とレスしました。
もっとも、その10分後には本当に下山できたので、
「下山済」にしても良かったかなぁ (^^;
無事に駐車場にたどり着き、
ザックを車に積んだ直後、雨が降り出し、
「ぎりぎりセーフ」と、人徳とか日頃の行いとか
そんな言葉が頭をよぎりました(笑)
ヽ`、ヽ`、( ̄◇ ̄)Yヽ`、ヽ`
【おまけ】
下山後にもう一回、雷電くるみの里で車中泊し、翌日、鬼押出しに向かう。
「鬼押出し」はプリンスホテル運営の有料の「鬼押出し園」と
無料の「鬼押出し 浅間園」があるらしい。
自分が行ったのは、「鬼押出し 浅間園」
こちらの方が、地理上では浅間山に近いんだよね。(^Д^)
プリンスホテルは行ったことないけど、
「鬼押出し 浅間園」でも充分、浅間山と溶岩を堪能させてもらえました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する