地蔵岳(赤城山)ほか
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 352m
- 下り
- 335m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
八丁峠9:25〜牛石峠10:15/10:45〜血の池11:50/12:35〜小沼13:05/13:17〜八丁峠13:30/13:45〜地蔵岳14:43/15:05〜八丁峠15:23
何度か雪が降ったようなので、スキー歩きに久し振りの赤城山に出かけることにした。
八丁峠の除雪終了点からステップテレマークスキーで車道に入る。意外に下り傾斜があり、軽いクラストの雪面を掃き下るとあっけなく軽井沢峠の標識のある広場に着いてしまった。ここからは登りになるがシール無しで十分だった。ほどなく道路の最高点と思しき所に出ると牛石峠の標識があった。少し先の法面から前橋、高崎市街や、その向こうに霞んでいる御荷鉾三山の稜線、さらに奥に雲を被っているが秩父らしい青い山影を眺めることができた。
あっけなさ過ぎて、もっと歩きたくなり、帰りは三途の川なる橋の先で右(東)に遊歩道に入る。緩やかなスキー向きの疎林で気分が良い。道標、テープは少ないが、何となく切り開きが分かるのと、沢を渡る小橋が目印になる。車道が左を走っているので不安はない。枝のクネクネした、見慣れない大木が目立つ。谷のどん詰まりのような地形が近づくと、血の池の雪原を見下ろす。池畔に滑り降り、カップ麺とコーヒータイム。前日の降雪で足跡などがないので気持ち良い。風もなく穏やかだ。
いよいよシールを付け、小沼と隔てる外輪尾根の側面に取りつく。夏道沿いに登るが、そこそこ斜度があり、久しぶりのラッセルに呼吸が苦しい。それでも楽しいと思えるくらいの時間で尾根上に出ると朝香峠なる標識があり、樹林を透かして小沼の白い雪原が見えた。北に少し尾根をたどった後、適当に沼に向かい真っすぐ歩き下って湖畔に出た。以前来た時は地吹雪が吹き荒れる酷寒だったが、今日は薄日の差す静かな大雪原だった。今季は氷上を歩く気がせず、岸を歩いて小沼の駐車場に上がり、わずかばかり車道を歩いて車に戻った。
予定より歩いたので地蔵岳に登るのも億劫になってしまったが、それでは怠けすぎなので頑張ることにした。靴を履き替えて再度出発。トレースはしっかり出来ていて歩きやすい。無雪期に来た時に、やたら急な丸太階段で疲れた記憶があったが、雪道ではあまり苦労は感じなかった。笹原から樹林に、次はアンテナを目標に灌木帯を登っていくと、白い眼のような小沼が見下ろせる。頂上は時間が遅いためか人もおらず、風も穏やかで落ち着いた雰囲気だった。眼下の大沼の紺色の湖面が印象的だ。雲が広がっている割には、日光白根から上州武尊、純白の谷川連峰が連なっているのがくっきりと見え嬉しい。平野の方は霞んで判然としない。懐かしい人達の記憶と結びついた山々をゆっくり眺め、頂上を後にする。下りはあっという間だった。小さな山行だったが、まずは久しぶりに冬靴を履いたことで良しとしよう。
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