焼岳（新中ノ湯→上高地） 〜日本百名山63座目は活火山へ〜

2015年06月07日(日) [日帰り]

• GPS: 06:51
• 距離: 10.3km
• 登り: 893m
• 下り: 1,000m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:08
• 休憩: 1:32
• 合計: 6:40

5:15 新中の湯登山口
6:18 6:18 1972mピーク
6:38 6:38 広場
6:41 6:41 下堀沢出会
7:36 8:48 焼岳(北峰)
9:33 9:36 中尾峠
9:43 9:48 焼岳展望台
9:52 9:57 新中尾峠
9:57 9:57 焼岳小屋
10:10 10:17 長ハシゴ
10:50 10:50 峠沢梯子場
11:25 11:25 上高地焼岳登山口
11:32 11:32 西穂高岳登山口
11:39 11:39 ウェストン碑
11:47 11:47 上高地アルプス山荘
11:55 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

◆駐車場
中ノ湯温泉の先の11号カーブの駐車スペース
トイレなし（沢渡で済ませた）

※上高地からタクシーで戻った（3,800円）

コース状況／危険箇所等

・残雪はあるが夏道が出ているのでクランポンなしで大丈夫
・焼岳山頂直下の噴煙は結構すごい
・焼岳から焼岳小屋への下りは落石に注意
・焼岳小屋から上高地への下りにはハシゴ多数

写真

6/7 5:13

新中ノ湯登山口

6/7 5:42

苔1

6/7 5:52

苔2

6/7 6:22

苔3

6/7 6:25

樹林帯の残雪

6/7 6:34

ちょっとガスってる焼岳

6/7 6:44

6/7 6:49

噴煙すごい！

6/7 6:59

岩場の残雪、問題なし。

6/7 7:28

ここまで来ると「ゴォォォォ」って音が怖い。

6/7 7:30

焼岳南峰（進入禁止）

6/7 7:37

北峰へ！

6/7 7:40

焼岳（北峰）登頂の図

日本百名山63座目はガスってた…

6/7 7:46

ガスの中から噴気孔

6/7 7:47

山頂の隣の岩峰にも登頂

6/7 8:14

時々ガスが晴れて、頂上を見せる奥穂と前穂

6/7 8:34

標高2800mあたりにかかる雲は取れない…
頂上で40分ほど粘ったが、展望を諦めて焼岳小屋へ。

6/7 8:36

もうちょっとなんだけどね…

6/7 8:41

イワカガミ
たくさん咲いてた。

6/7 8:48

奥穂先輩、こんにちは！

6/7 8:52

6/7 8:59

寄せ植え

6/7 9:05

振り返って焼岳

6/7 9:21

イワカガミ群生

6/7 9:26

霞沢岳と大正池

6/7 9:26

100年前の6月6日、焼岳の噴火により生まれた大正池。

6/7 9:30

中尾温泉分岐

6/7 9:35

焼岳を背負って

6/7 9:39

苔4と霞沢岳

6/7 9:41

焼岳展望台より1

6/7 9:43

焼岳展望台より2

6/7 9:54

焼岳小屋は6月12日より営業

6/7 10:01

上高地へ下山

6/7 10:02

ツツジ咲いてる

6/7 10:09

ハシゴを下る

6/7 10:11

下から見ると結構長いハシゴだった

6/7 10:15

焼岳さん、またね。

6/7 10:15

霞沢岳もいつか登りたい

6/7 10:20

微妙な角度のハシゴ1

6/7 10:24

微妙な角度のハシゴ2

6/7 10:25

下の見える鉄柵道

6/7 10:28

このハシゴは予備か？

6/7 10:59

橋の上で仁王立ち

6/7 11:17

地上に戻った

6/7 11:20

霞沢岳は迫力あり

6/7 11:29

西穂の登山口

6/7 11:36

梓川を挟んで明神岳

6/7 11:38

梓川と霞沢岳

6/7 11:47

上高地バスターミナルに到着

6/7 18:36

焼岳バッチ

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

deportivo21

最近、日本のみならず世界各地で地震が発生している。先日発生したマレーシアでの地震では、キナバル登山で訪れていた日本人登山者が1名亡くなったらしい。火山も活発化しているようで、去年の御嶽山や、先月の口永良部島で発生した噴火が記憶に新しい。

我々が山に登っていることを知っている会社の同僚からは、活火山に登るのを止められたりする。しかし、以前から噴煙を上げている山々は多数あり、中にはロープウェイで火口近くまで行ける茶臼岳など観光地化している山もある。登山禁止の山でなければ、登りたい衝動を抑えるのは難しい。

今回、目指す頂上は焼岳。日本アルプス唯一の活火山（立山のみくりが池は山麓なので）だ。100年前の1915年6月6日の大爆発で流れた濁流が梓川を堰き止めて大正池を形成した。ということは、先日が大正池誕生100周年なのだが、世間は全く盛り上がる気配がなかった。

中ノ湯ルートは現在廃道状態なので、新中ノ湯ルートから頂上を目指す。苔生す樹林帯を抜けると噴煙を上げ続ける焼岳が目に飛び込んでくる。近づけくほどに聞こえてくる噴気孔の"ごぉぉぉぉぉ"という音は途切れることはなく、風向きによっては硫黄臭がすさまじい。北峰と南峰の間に立つと、眼下には火口湖の正賀池がある。すぐ近くの南峰は立入禁止のため、噴気孔の東側と巻くように北峰へ。




そして7時40分、焼岳北峰に登頂。残念ながらガスに覆われてしまい、展望は得られない。持参したドリップコーヒーを飲みながら晴れ間を待つが、時々、奥穂高岳と前穂高岳の頂上が見えるだけで、しばらく待っても稜線の雲が取れることはなかった。諦めて焼岳小屋方面に歩を進める。

焼岳からの下りは浮石が多く、石を落とさないように気を付けた。イワカガミの群生が展望を得られなかった我々を癒してくれる。東には霞沢岳と、その下には100歳を迎えたブルーの大正池が見える。中尾温泉分岐から少し登ったところにある展望台からは、さきほど登頂した焼岳が立派な姿を見せてくれた。

焼岳小屋から上高地へは、長いハシゴや微妙な角度のハシゴをいくつも下らねばならない。すれ違って登っていく登山者の中には、明らかに観光客の恰好をした外国人が多く見られた。ロングスカートの韓国人女性や、サンダルの西洋人などだ。怪我などしなければいいが。

上高地の散策路では、西穂高岳への登山口を見つけた。焼岳登山を計画するに当たり、上高地から西穂山荘にテント泊、焼岳に登って中ノ湯に下山するプランも考えていたが、天候と日程が合わずに見送った。西穂高岳はまだ登ったことがないので、近いうちに登りたいと思う。

上高地バスターミナルからタクシーで新中ノ湯登山口に戻って、今回の焼岳山行は完了。名残惜しいのは山頂からの景色があまり見られなかったこと。笠ヶ岳を間近で見たかった。

コメント

makoyan2150

こちらは、八ヶ岳
こんにちは、お二人さん。
自分は美濃戸〜赤岳・横岳・硫黄岳周回して来ました。

二人がゴールした頃は、横岳山頂だったようです。
八ヶ岳もガスること多く、穂高・槍と富士山がちらっと！
焼岳は見えませんでした。

ツクモグサ・ホテイラン・ウルップソウ・オヤマノエンドウ・イワカガミ他
色んな花が咲いていました。

deportivo21

Re: こちらは、八ヶ岳
makoyanさん、コメントありがとうございます。

晴れそうで晴れない北アルプス南部でしたが、活火山の焼岳を楽しめました。

開山祭の八ヶ岳は混んでいたようですね。ツクモグサ、久しぶりに見たくなりました。

ayamoekano

お二人さま、こんばんは！
焼岳は意外にもまだ未踏でしたかぁ！
登山者はやはり少ないのでしょうか...。

３年前の今頃、山友師匠達と乗鞍高原の民宿に泊まり、乗鞍岳へ登ろうとしましたが、バスが運休となり、急遽、焼岳に変更してもらい踏破しました。

３年前と今の噴煙状況の違いはあまり良く覚えていないので不明ですが、やはり噴煙は凄いですね！
tanyaさん、何故ゆえに橋の上での仁王立ちかな...（笑）

お疲れ様でした。

deportivo21

Re: お二人さま、こんばんは！
ayamoekanoさん、こんばんは。

新中ノ湯登山口は5時過ぎで20台ぐらいの駐車台数でした。それなりに天気の良い北アルプスにしては空いていると言えますね。来週は小屋の営業が始まるので、登山者が増えるのではないかと。

噴気孔はかなりの勢いでガス吹き上げていました。温泉卵は作れませんね（笑）