大岳山 奥多摩駅〜鋸山〜御岳縦走 下りケーブルカー【3座目/200名山】

2024年03月17日(日) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,625m
• 下り: 1,124m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:28
• 休憩: 1:39
• 合計: 7:07

8:37 奥多摩駅
8:43 8:43 町営氷川有料駐車場
9:01 9:01 愛宕山
9:34 9:40 天聖神社奥宮
10:36 10:36 澤入（三等三角点）
10:41 10:41 天地山分岐
10:55 11:04 鋸山
11:42 11:42 トバノ岩山
12:13 13:01 大岳山
13:13 13:13 大嶽神社
13:16 13:16 大岳山荘跡
13:39 13:39 鍋割山分岐
13:42 13:48 芥場峠
14:04 14:09 綾広の滝
14:17 14:29 ロックガーデン
14:35 14:35 天狗岩
14:50 14:50 長尾平分岐
14:58 15:08 長尾平展望台
15:15 15:15 長尾平分岐
15:22 15:25 御岳山
15:38 15:38 御岳ビジターセンター
15:44 御岳山駅

天候

晴れ後曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

御岳登山鉄道滝本駅にバイクを停めた。1日500円。普通車は1,500円。
朝一の便でガラガラのバスに乗り御嶽駅に移動。滝本駅〜御嶽駅338円。
JR青海線で奥多摩駅に移動。御嶽駅〜奥多摩駅178円。
御岳登山ケーブルを下山は使用。御岳山駅〜滝本駅600円。

コース状況／危険箇所等

■奥多摩駅〜鋸山

奥多摩駅にすごくキレイなトイレ有。準備を済ませて出発。多摩川を渡ってすぐに登山口がある。ほぼいきなり登山道が始まるのが面白い。

愛宕神社に向かう途中に、うわぁ。と思える長い階段がある。ゆっくり登ろう。そこからは勾配はキツくないが、鋸山までほぼほぼずっと樹林帯の登りで、一瞬の岩場部から展望があった。途中に鎖場もあるが大した高さでも無いし、自信が無ければ巻道もある。3/17(日)時点では、標高1000mを超えると多少の雪が登山道に残っていたが、滑り止め無しで踏破出来た。鋸山も展望は開けないが、ベンチが4つくらいあるのでありがたい。途中にはベンチ等無し。

■鋸山〜大岳山

鋸山からは多少のアップダウンが続く稜線歩き。気持ちの良い明るい尾根だが、こちらも展望は殆ど開けない。

こちらも多少の雪が残っていたが、登りだったし踏み跡もしっかりしているので、滑り止めは使わずに登れた。

大岳山からはこの登山道唯一と言っていい展望が開ける。大菩薩嶺・丹沢の山が見えるらしいが、どれがどの山なのか全く分からなかった。山頂は広いが、この辺の山にしてはベンチは2個しか無かったし、テーブルも無かったのは残念。大休止するにはちょうど良い。

■大岳山〜ロックガーデン

山頂には雪は全く無かったが、大岳山荘に向かう下りに残雪があった。所々に雪が無い部分があったので、何とか滑り止め無しで降りれたが、おとなしく付けた方が良かっただろう。

芥場峠からの下りはガッツリ雪が残っており、北斜面ということもありついに軽アイゼンデビュー。大岳山荘で苦労したのが嘘のように、グリップするのは感動モノだった。10分の下山で無くなったので外したがこれ以降は大丈夫だった。

ロックガーデンは滝や沢が目を楽しませてくれる。今は殺風景だが、紅葉時期はとても素晴らしそうだ。ロックガーデンにトイレや東屋・テーブル/イスも完備されていた。

■ロックガーデン〜御岳山

ロックガーデンは結構下りてしまったので、登り返しを覚悟したが、勾配がかなり緩やかだったので、最後の登りだと思いガンガン歩けた。

長尾平分岐に茶屋あり。長尾平展望台からの眺めは中々良かったので、300m余計に歩くことになるが、アップダウンもそこまで無いので是非寄ってみよう。途中にトイレがあり、チップ制とかではなく無料だった。

長尾平分岐から最後は少し急な登り。御岳山山頂標識等は無かったが、立派な武蔵御嶽神社に参拝。御岳山からはずっと舗装路。階段をひたすら下ると、門前町っぽい土産物屋の並びを通る。自力下山の分岐を過ぎてしばらく歩くと、御岳登山ケーブルカー御岳山駅に到着。ここからの眺めも中々良かった。

写真

3/17 7:50

今回は奥多摩駅〜大岳山を縦走して御岳山まで行く計画を立てた。バイクを滝本駅の駐車場に停めてケーブル下バス停まで歩くが、この勾配も結構キツかった。

3/17 7:50

朝一便のバス。たくさんの登山客とすれ違ったが、朝一で駅に戻る変わり者は居なかった。乗客は私1人だった。

3/17 8:02

文明の利器は偉大。サクっと青梅線御嶽駅に到着。ダイヤの繋がりもよく、すぐに奥多摩駅行きの電車が来た。

3/17 8:37

トイレ等準備を済ませ、今日の登山開始地点奥多摩駅を出発。今日も良い天気で良い登山が出来そう。

3/17 8:42

多摩川を渡ってすぐに登山口。

3/17 8:42

ハイキングコースの案内。まず鋸山まで登り、大岳山から御岳山まで縦走する。長いコースになりそうだ。

3/17 8:51

適度な勾配をゆっくり登ると、思わず「うわぁ」と声が出てしまう階段が登場。ゆっくり登るしかない。

3/17 8:55

何とか登りきる。ゆっくり登ったおかげであまり息は切れなかった。

3/17 8:59

こんな山の中に立派な五重塔が。

3/17 8:59

思わぬ建造物に驚く。登山の無事を祈念する。

3/17 9:35

鋸山の登山道はひたすら樹林帯。石像部が少しだけ開けていた。

3/17 9:35

山の景色が良い。

3/17 9:37

ちょっとした梯子と鎖場が登場。

3/17 9:37

と言っても、大した角度ではないし、鎖を持つほどでもなかった。

3/17 9:43

こちらも鎖場の案内。巻けるみたいだが、折角なので鎖場方面に向かう。

3/17 9:44

まぁまぁの角度の鎖場だったが、大した高さではなかったのであっさりクリア。三点指示をしっかりすれば足の置き場も持つ岩もしっかりあるので、ストックを仕舞わずにクリアできた。

3/17 10:41

途中で1回休憩して、標高1000m近くになると登山道に雪が残っている部分もあった。土も踏み跡もたくさんあるので、そのまま進む。

3/17 10:51

鋸山に登頂！

だが、展望は全く無し。ベンチがあるので休憩したが、陽が射さなかったので少し寒かった。

3/17 11:13

ちょうど中間地点くらいの看板。御前山もその内登ってみたい。

3/17 11:28

樹林帯だが、雰囲気は明るいので楽しく歩ける。

3/17 11:57

流石に雪が増えてきた。ある場所ない場所が混在しているので、こちらもそのまま進みクリアできた。

3/17 12:12

山頂が近い雰囲気が出てきた。

3/17 12:14

大岳山に無事登頂！

3/17 12:14

ただ、この辺から雲が増えてきてしまった。

3/17 12:14

どれがどの山か全く分からないが良い眺め。

3/17 12:21

前も起きたが、何故か曇ってしまった。横で湯を沸かしているからだろうか。いつものメニューでランチ。カップラーメンのスープが身に染みる。身体が塩分を欲している証拠だろう。

3/17 13:00

大休止を済ませて出発。更に雲が増えてきた。朝はあんなに天気が良かったのに残念。

3/17 13:13

大岳山荘近くに社があった。この辺は雪が結構多かった。ここで滑り止めを付ければよかったな、と思った。何とかクリア出来たが、何度も滑って怖い思いをする。

3/17 13:48

芥場峠分岐からの下りはガッツリ雪が残っていた。ここでチェンスパを付けている人が居たので、流石に年貢の納め時と判断。軽アイゼン、と言ってもモンベルのコンパクトスノースパイクだが。

初めて装着するので戸惑う。念のために取説をダウンロードしておいたので、それを読んで付ける。思った以上にゴムを伸ばして付けるみたい。

3/17 13:58

あんな面積の小さな8本爪が役に立つのか？と疑心暗鬼だったが、あっさり撤回。全く違うグリップ感に感動モノ。軽アイゼンが無かったら、とても10分じゃ降りれなかっただろう。さっさと付ければよかった。

3/17 14:01

ここからは雪は殆ど無かった。ちょっとした橋の雰囲気が良い。

3/17 14:08

ちょっと回り道になるが、ロックガーデンに寄っていく。良い感じの登山道が繋がる。

3/17 14:10

綾広の滝、というらしい。

3/17 14:11

鳥居だったのかな？上が崩落してしまったか。

3/17 14:11

1/8SSで撮影してみる。沢を見ながら楽しく歩く。

3/17 14:17

トイレ・東屋・テーブルが完備されていたので小休止。

3/17 14:32

秋は凄い景色なのかな。御岳山の案内が出た。ロックガーデンは結構下っていたのでオイオイと思いながら歩いていたが、ここから登り返し。最後だと思うので気合を入れたが、勾配も緩くてガンガン歩けた。

3/17 14:50

長尾平分岐にある茶屋。周辺にテーブルがたくさんあった。

3/17 14:54

緊急時のヘリポートになっているらしく、山の中にしては広い敷地が広がる。

3/17 14:57

展望台っぽい雰囲気が出てきた。少し下るが大したことないので、是非寄ってみたい。

3/17 14:57

東京都心部だろう、大都会が広がる。景色を楽しみながら、ここでも小休止。

3/17 15:18

今度こそ最後の登り、御岳神社が見えてきた。

3/17 15:20

宝物殿。残念ながら開館していなかった。

3/17 15:20

誰かは分からないが銅像が建てられている。戦国武将？

3/17 15:21

ついに御岳山まで辿り着いた。まだ少し残っているが、登山の無事を感謝したい。

3/17 15:21

青空も何とか出ている。

3/17 15:22

旧本殿への門は閉じていた。見れないパターンかな？と思ったが、人が居たので反対側に回ったら入れた。

3/17 15:25

奥宮巡拝所と書いてある。

3/17 15:24

登ってきた大岳山かな。確かに前後の勾配が中々だったので多分合っている。

3/17 15:26

こちらも雪が結構残っていた。

3/17 15:31

ここからはひたすら舗装路。階段を降りていくと、一般観光客がゼエゼエ言いながら登っていた。一般人には結構キツイだろう。

3/17 15:32

門前町っぽい土産物屋が並んでいるのは観光地あるあるかな。

3/17 15:44

舗装路なのでちゃかちゃか歩くと、御岳登山ケーブル御岳山駅に到着。おつかれさまでした、の看板が嬉しい。途中に登山道もあったが、下りはつまらないし縦走しているので、おとなしく文明の利器に頼ろう。

3/17 15:44

ただの山じゃない、らしい。

3/17 15:44

観光地によくある顔抜きパネル群。

3/17 15:45

展望がよいところにはベンチがちゃんとあって嬉しい。ここで最後の片づけをした。

3/17 15:45

良い眺めも見納め。

3/17 15:49

時間が近付いたので改札口に向かう。Suicaが使える自販機があったので缶ジュースを飲む。たまらなくウマイ。

3/17 15:51

ケーブルカーの案内が始まった。

3/17 15:57

ケーブルカーからはあまり展望は広がらなかった。すれ違いの車両を何とか撮影。

3/17 16:03

流石文明の利器、あっさり滝本駅に下山。バイクにザックを括り付けて今日の登山も終了。お疲れ様でした。

撮影機器：

PowerShot G1 X Mark III CANON

感想

登山とバイク

大岳山：日本200名山3座目。花の100名山・日本100低山の1つで奥多摩三山。
御岳山：花の100名山・日本100低山の1つ。

今回は、2日連続のそれなりの縦走がどのくらい出来るか？を試すためにどこに行こうか探したところ、奥多摩駅からの大岳山縦走コースを選択した。事前に登山道の状況を調べたところ、滑り止めを使ったレコをいくつか見たので、ついに軽アイゼンデビューか、大丈夫かな？と不安だった。前日まで行こうかどうか迷ったが、何とかなるだろう。と思い決行した。

大岳山までは滑り止め無しで行けてしまったので、前日の高温で溶けたのかな？と安心していたが、ガッツリ残雪があって無理矢理行った場所で結構滑ったから、ついにデビューした。感想はやはり凄い。全然グリップ感が違うので、やはり使うべきものは使うべき、という当たり前のことを再認識した。

登山の感想としては、前日の金時山縦走と比べると、ひたすら樹林帯歩きだったので正直イマイチな感想。展望が良かったのは大岳山くらいだった。御岳山周辺は観光地として整備されているので展望が広がったが、途中の稜線からの景色を期待していただけにちょっとだけ残念。それでも御岳神社の神々しい雰囲気とかは楽しめたかな。

それ以上に、2日で30kmオーバー。累積標高3,000m弱を歩ききって、膝の痛みとかも殆ど無いのは非常に嬉しいところ。翌日何か出るかもしれないが、多分大丈夫なのかな、と思う。今回はテント泊ザックではないのが少し気掛かりだが、これでアルプスへの道が開けたような気がした。

後は岩場や鎖場にもう少し慣れたいところ。この近辺の乾徳山とかにもアルプスに行く前に是非行ってみたい、と思った。日常のトレーニングも、もちろん続けていこう。