八ヶ岳冬期クライミング�‐�同心クラック

2024年03月16日(土) [日帰り]

• GPS: 11:22
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,559m
• 下り: 827m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:25
• 休憩: 5:36
• 合計: 11:01

5:25 美濃戸口
5:25 5:42 八ヶ岳山荘
6:27 6:28 やまのこ村
6:34 6:37 美濃戸
6:43 6:43 美濃戸山荘
7:22 7:26 堰堤広場
8:16 9:54 赤岳鉱泉
9:58 9:58 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
11:25 11:40 大同心
11:47 14:44 小同心
15:11 15:12 横岳
15:24 15:44 大同心
16:21 16:21 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
16:26 赤岳鉱泉

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口駐車場1日1台1,000円

コース状況／危険箇所等

2/24にも小同心クラックに行きましたが、その時に比べて全く違うコンディションでした。今回は岩場に雪や氷がほどんど着いておらず、グローブでしっかり握れる状態でしたので、安心して登攀することができました。アックスはほぼ不要で邪魔なくらいでした。ベルグラがないって楽だわ〜。ただし南岸低気圧が何度か通過したため、周囲の積雪は増加したようです。まだ八ヶ岳は冬ですね。

写真

3/16 8:10

赤岳鉱泉到着
太陽がまぶしいです。

3/16 8:11

今シーズンはお世話になる機会がなかなかないアイスキャンディ

3/16 9:49

初日は小同心クラックへ
まずは大同心沢に入ります。

3/16 9:54

大同心ルンゼとの分岐
本日この時点で大同心ルンゼ方面は踏み跡付いておらず。

3/16 10:53

大同心稜のアルバイト1時間ほどで森林限界へ
いつも通り大同心がデ〜ンとお出迎えです。

3/16 10:55

右を見れば赤岳（ほぼ隠れていますが）から阿弥陀岳の稜線

3/16 10:55

登ってきた大同心稜を振り返ります
積雪は2週間前より増えたようです。

3/16 11:26

本日の目的地、小同心
その背後には横岳も見えています。予定では横岳まで登って大同心稜から下る計画です。

3/16 11:28

大同心の基部への急登
普通の歩きルートですが、こう見ると結構な傾斜ですね。

3/16 12:16

小同心クラック取付より1ピッチ目
ほぼ雪がなく、無雪期と変わらない状態。無茶苦茶手が効きます。

3/16 12:18

1P目途中から上部を見上げる
風邪は少し弱くなったものの、コールが届かないと嫌なので1P目と2P目はそれぞれ2つにピッチを切って全5Pで登りました。

3/16 12:34

1P目を登るパートナー

3/16 12:36

2P目
傾斜が出てきますが、手も足もガバだしベルグラも無いし不安感無くガンガン行けます。

3/16 12:55

1P目の終了点
終了点のほとんどはハンガーボルトで整備されています。

3/16 12:55

2P目の終了点

3/16 13:06

2P目を登るパートナー

3/16 13:19

3P目は右に回り込んで小ハング手前まで
2P目と似たような感じです。傾斜はあってもガバも豊富。

3/16 13:31

3P目終了点

3/16 13:31

4P目
出だしが小ハング越え。あまり外側（左側）に飛び出さず、チムニーに入り込んで登ればさほど難しくないです。

3/16 13:43

3P目を登るパートナー

3/16 14:08

4P目後半を登るパートナー
4P目の終了点は1つ伸ばして草付手前のところで取りました。なのでこれが最終ピッチとなります。

3/16 14:09

4P目最後のバンドから草付までの階段状

3/16 14:10

4P目終了点

3/16 14:37

小同心の肩からの赤岳中岳阿弥陀岳

3/16 14:37

赤岳から横岳の稜線
明日行く予定の中山尾根はどこなんだろう？

3/16 14:37

横岳はもう目の前

3/16 14:42

横岳までは歩いて登ります
ちょっと悪いところもあるので、ロープを出すパーティーが多いです。

3/16 14:46

横岳への登りに取付いたところ

3/16 14:46

頂上直下が核心

3/16 14:48

リッジ状を登ったり

3/16 14:52

ルンゼ状を登ったり
基本自由に登ります。ルーファイの練習にぴったり。

3/16 15:00

だんだん険しくなってきました
後には小同心が見えます。

3/16 15:01

山頂到着

3/16 15:01

硫黄岳への稜線

3/16 15:01

赤岳方面

3/16 15:11

小同心振り返り

3/16 16:20

我が家に到着

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

感想

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　今回は赤岳山荘テント泊の1泊2日で2日間ともアルパインの本チャンルートに行くという欲張りプラン。2日間とも天気予報では暖かく、比較的天候も良いという情報でしたが、1日目赤岳鉱泉に着いてみると、天気はいいものの風が結構ある状態で、気温も思ったより低めだし、稜線近くの岩場に行って過酷な環境だと嫌だな〜ということで、初日は万全を期してまずは足慣らしを兼ねて、2週間前にも行っていて勝手と難易度がわかっている小同心クラックに行くことにしました。（結果的には2日目の方が天候に恵まれませんでしたが）
　小同心クラックはこの時期のアルパインルートでは一番人気なのか、前回は待ち時間3〜4時間の大盛況でしたが、今回も複数の先行パーティーが取付いており、我々の後からも1パーティーが取付いたようでしたが、今回は前のパーティーに追いつくことも、後ろのパーティーに追いつかれることもなく、マイペースで登攀できました。それだけコンディションが良かったということでしょう。心配されていた強風も、岩場に着くとむしろ弱くなったため、下山時は暑いくらいの陽気になりました。3月は晴れると太陽パワーが半端ないです。