三岩岳・窓明山
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- GPS
- 18:43
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,525m
- 下り
- 1,526m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 7:26
- 山行
- 9:32
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:56
天候 | 1日目:快晴、2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じて3月頭の降雪の影響が残っており、深雪箇所が多い印象。 自分等のカメ足を差し引いても随分時間がかかる。 特に登山口から稜線(鉄塔あり)までの急登は登りづらい。 昨年4月頭に登った際は、登山口からしばらくは雪無しだったが、今年は登山口からベッタリ。 その他、気付き事項のみ以下に列記します。 <登山口→三岩岳避難小屋> 中盤は緩斜面もあり比較的歩きやすい。 小屋手前の標高差400mは斜度があがるが取り付きよりは斜度が緩く感じた。 また、取り付きでは融けていた雪も標高1,500以上では多少圧接されていたのもある。 避難小屋は2Fの入口下まで雪なので入ることは問題無く可能。 (但し、我々は持参したテントを付近に張った。) <避難小屋↔三岩岳→窓明山> 小屋から上は気温が上がらないのか粉雪のままで早朝でも踏み抜き多数。 三岩岳からはグルリほぼ360度大絶景。 小屋から窓明山への稜線に取り付くが、最初の下りは足場が脆く、ここを逆コースで登るのは大変と思った。 稜線自体は雪庇を歩ける区間もあるが、クラックが走っていたり下が抉れている様子も見られるので、大半は樹林帯を歩いた。 窓明山からも絶景。多少ガスってきたが眺望がまだ楽しめた。 <窓明山→下山口> 山頂から少し南に戻って下り始めるが、下りも長い。 標高1580m前後は急降下となっており、ワカンに雪団子の下駄が取れずに滑りそうになる。要注意。 家向山への登り返し100mが意外とキツイ。 そこからしばらくは比較的スピードアップ可能。 最後も急降下で下山口に。 |
その他周辺情報 | 小豆温泉・窓明の湯。 登山口から数分。600円/人。 内湯だけだが施設も綺麗でゆったり。特に雪山で冷えた体には最高だった。 https://madoake-aizu.com/ |
写真
感想
山の会のメンバー3人の予定でしたが、直前に1人体調不良でキャンセルのため2人で行ってきました。
この山域は昨年0041さんにご案内頂き、反対周りを日帰りで歩きました。
今年は2月は暖冬で雪が少なかったのに、3月に入って降ったみたいで、新雪の深雪で超時間がかかりました。
国体登山口から三岩岳を目指しますが、最初の鉄塔までの急登が一番の核心。
ツボ足では乗っけから膝まで沈むので、ワカンを履いてスタートしますが、それでも踏み抜きます。踏跡の殆ど無いトラバース斜面なので谷足の雪がズリズリ滑って、下の谷底が気になります。
やっとの思いで稜線(鉄塔)に上がります。
ここからは緩斜面で気が楽になりますが、急登箇所も何箇所かあります。
標高1,300m付近で緩斜面になったあと、標高差400mはそこそこ急登です。
踏み抜きと深雪、それにテン泊の重荷もあって亀足。
最後は緩斜面を100m程登って避難小屋に到着。
スノーシューで下ってきた方に「小屋は入れそうでした」と聞いて安心していたのですが、現地で見てみると、入れるは入れるものの、入った向こうは1Fまで落ちる位置になっていて、入口が狭く片足づつしか入らないうえ、欄干に足を乗せるのも斜め45度位なので、設置された揺らつくハシゴに全体重を預けるしかありません。相方が何度かトライして、これは危ない!夜間にトイレの度に出入りしてたら、寝ぼけ眼で落ちてしまう!、というので周辺でテン泊しました。
テント張る手間はあったものの明るい中で夕食が作れました。
この日会ったのは、スキーで追い抜いていった2人組、2パーティーと、小屋の周囲でテン泊予定とおっしゃっていた男女2人組だけでした。
さて、翌朝。
三岩岳まで昨日のスノーシューのトレースしかありません。
とりあえずGPSみながら軌道修正しつつ山頂に到着!
360度の絶景です。
昨年0041さんと見た絶景が蘇ります。
会津駒までの稜線がアップダウンはあるものの歩いてみたくなりました。
さて、周囲を堪能したら下山にかかります。
昨日抜かされたお二人が登ってきます。
避難小屋の少し東の絶景ポイントにテン泊されたようですが、今日は会津駒まで歩かれるそうです。素晴らしい。
テント撤収し、相棒に行くか?と聞いたら、即「勿論」と返ってきます。
では、窓明山への稜線に向かいます。
最初100m強の急降下です。
下る分には足元が崩れても大丈夫。
まめうだ湿原の手前で2人組と交差。
聞くと、窓明山の山頂にテン泊して、今日は三岩岳に登って、そのまま下山だそうです。
2人の付けてくれた踏跡を追って窓明山に進みます。雪庇は所々クラックが見えるので、半分以上は樹林帯に逃げました。
比較的緩斜面の登りで窓明山に到着。
こちらも多少ガスってはきたものの、周囲の絶景を楽しみます。
歩いてきた三岩岳からの稜線もクッキリ。
さて、下山。
標高1,500m付近の急降下は慎重に。
孤高のブナ?な昨年より雪に埋まっています。
家向山への登り返し100mが疲れた足に厳しい。
家向山からしばらくは急降下なので標高を下げやすいし、この区間は踏跡も多数あり歩きやすいです。
最後の300m程度は急降下なので慎重に。
深雪で時間は掛かったけど、いい雪山歩きができました。
南会津の山々は奥深くて歩く人が少なくて静かでよいですね。
周囲は山だらけなのにあらためて感動しました。
コメント
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「南会津の山々は奥深くて歩く人が少なくて静かでよい」まったく同感です。
お疲れ様でした。
私等もあれからお二人のトレースを辿らせてもらいました。
南会津山々、いいですね〜!
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